2018年1月10日(水)に東京・博品館劇場にて開幕する『イケメン革命◆アリスと恋の魔法 THE STAGE Episode 黒のエース フェンリル=ゴッドスピード』。本作は、累計会員数1,700万人を誇る女性向け恋愛ゲーム「イケメンシリーズ」の人気タイトルを原作とした舞台化作品。今回は、タイトルにもあるように、フェンリル=ゴッドスピードに焦点を当てたストーリーとなっている。本番迫る稽古場の様子を取材した。
(以下、物語の冒頭部分に触れています)
原作は、シリーズ初の本格恋愛ファンタジー。「不思議の国のアリス」の世界観をベースに、敵対する“赤の軍”と“黒の軍”の抗争を盛り込んだドラマティックな物語が展開する。白ウサギに似た紳士を追いかけたアリスは、見知らぬ世界に迷い込んでしまう。そこは、魔法が発達したもう一つの世界「クレイドル」だった。クレイドルの人々は、アリスのいた世界のことを「科学の国」と呼んでおり、満月の夜にだけ、二つの世界をつなぐトンネルが開くという。
稽古では、アリスが白ウサギに似た紳士・・・ブラン=ラパンを追いかけてクレイドルに迷い込み、フェンリルと出会うシーンまでが公開された。稽古が始まる前は、皆、念入りに身体を動かし、歌の確認などが行われている。本作、思った以上に歌が登場するよう。ブラン役の室龍規が、アリスと共に観客も本作の世界観に引き込んでいくようだ。
アリス役は竹内夢。竹内の持つ透明感は、この不思議の国が持つ世界観にぴったり。ブランの落とした懐中時計を届けるため、アリスがその背を追いかけることがすべての始まりとなるわけだが、このシーンも入念に繰り返し、タイミングが合うように図っていた。タイミングが合わず、うっかり竹内が懐中時計を踏んでしまい室がツッコむ一幕も。
アリスが二つの世界をつなぐトンネルに落ちるシーンでは、竹内がかなり高さのある舞台装置から飛び降りることになるため、しっかりと安全確認。「きゃ~!」と声を上げながらも勇敢なジャンプを見せる竹内に、「大丈夫、絶対受け止めるから」と受け止めるメンバーが声を掛ける。
不思議の国に迷い込んだアリスがまず出会うのは、黒の軍だった。「黒の軍」“若きキング”レイ=ブラックウェル役は堂本翔平、シリウス=オズワルド役は橋本真一、ルカ=クレメンス役は大海将一郎、セス=ハイド役は松本ひなた(Candy Boy)が演じる。
そこへ「赤の軍」ヨナ=クレメンス役の前内孝文、エドガー=ブライト役の前田大翔(Candy Boy)、ゼロ役の薫太、カイル=アッシュ役の田中彪、そして、“絶対的キング”ランスロット=キングスレー役の塩川渉が現れる。彼らは、アリスを手に入れようとしている様子。敵対する二つの軍はぶつかり合うことに・・・。
そこへ、ついに“黒のエース”フェンリルが登場!宮城がかっこよく登場するシーンなのだが、建物の構造と舞台装置の高さの関係で、隙間をはうように登場せねばならず、緊迫したシーンなのに稽古場には思わず笑いが満ちる。本人も笑ってしまっていたが、二丁の拳銃を構えた宮城の姿は、非常にキマっていた。ガンアクションほかにも休憩中にアクロバティックな動きを繰り返し練習していた宮城。本番で、どんな華麗な銃さばきを見せてくれるのか、楽しみだ。
赤の軍と黒の軍、どちらにも属さないオリヴァー=ナイト(古賀瑠)、ハール=シルバー(久保田幸貴・JBアナザーズ)、ロキ=ジェネッタ(服部武雄)らの動きも含め、物語はどこへ向かうのか。そして、フェンリルとアリスがどのようにして恋に落ちていくのか・・・。物語の幕開けは、もうすぐだ。
『イケメン革命◆アリスと恋の魔法 THE STAGE Episode 黒のエース フェンリル=ゴッドスピード』は、2018年1月10日(水)から1月14日(日)東京・博品館劇場にて上演される。
【公演HP】http://legendstage.co.jp/ikemen-kakumei/
【原作HP】http://ikemen.cybird.ne.jp/of/title/kakumei/original/
(C)CYBIRD (C)2017 イケメン革命THE STAGE 製作委員会