宅間孝行が演劇の“LIVE”な楽しさを追求し、劇場空間をプロデュースするプロジェクト「タクフェス」の第5弾となる『ひみつ』の東京公演が、2017年10月31日(火)にサンシャイン劇場で開幕する。本作は、宅間が約4年ぶりに書き下ろした新作。東京公演の開幕前には、公開ゲネプロと囲み会見が行われ、宅間のほか、出演者より戸田恵子、松本利夫(EXILE)、福田沙紀が登壇した。
本作は、全国10都市を回ることになっており、すでに鹿児島、石川、富山、新潟で公演を終えている。戸田は、これまでの公演を振り返り「小屋が違ういますが、どこでも熱く観ていただけたというのは変わらないです。ご当地ネタも盛り込まれていたりして、東京はないんだけど・・・(笑)。そこもお楽しみに!」と語った。また、続けて「旅が始まっているのでとてもいい雰囲気」と戸田。ちなみに、カンパニーでは、“人狼ゲーム”が流行っているのだという。
福田は「精神的にも追いつめられるのは、どの公演も同じで。毎回、新鮮に受け止めながら舞台上で届けていきたいと思います。最初に台本を読んだ時の衝撃を大切に、カンパニーの皆さんと作り上げていきたいです」と意気込んだ。
稽古場では、宅間は「炊き出しをしたりしました。戸田さんが毎日差し入れをしてくれて。すごい量のポテトサラダ!それから、だし巻き卵がとてもきれいなんですよ」と、恒例行事のようになっている“同じ釜の飯”エピソードを披露。また、松本は共演者の中で山崎静代(南海キャンディーズ)と一番飲んだと言い、「しずちゃんは、一番乙女だと思うんですよね」と明かした。
東京公演に向け、宅間は「新作は不安ですが、ここまでの4公演、非常に喜んでもらえている手応えがあります。ぜひ、他の皆様の評判を参考にしてください。検索してください(笑)!」と呼びかけた。
【あらすじ】
ある秋の日。とある田舎町にある別荘に連れてこられた山之内夢は、車椅子に乗る年老いた一人の女性と出会う。そして突然、名前を名乗ることも出来なくなったその女性こそが、自分を産んだ母親なのだと告げられる。
彼女の名前は、本橋渚(戸田)。本橋家には3人の姉弟がいた。姉の渚と弟の五郎(宅間)は「虹色渚ゴロー」という漫才師として大活躍をしていた。マネージャーでもある末弟の八郎(松本)に支えられ、人気絶頂だったこの姉弟に、運命を一変させる、ある出来事が起きる。なぜ渚は夢と25年間別々に生きる道を選んだのか、そして本橋家の「ひみつ」とは―。
このほかの出演は、武田航平、赤澤燈、岡本あずさ、山崎静代(南海キャンディーズ)、東風万智子、越村友一、益田恵梨菜、三谷翔太/松本純青(Wキャスト)、ベンガル。宅間が4年ぶりに作り上げた涙に溢れた純愛物語を、お楽しみに。
宅間孝行プロジェクト タクフェス第5弾『ひみつ』東京公演は、10月31日(火)から11月12日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。東京公演後は、栃木、山口、愛知、北海道、大阪を巡演する。公演の全日程は、以下のとおり。
【鹿児島公演】2017年10月19日(木) 鹿児島市民文化ホール 第2ホール(終了)
【石川公演】2017年10月24日(火) 北國新聞赤羽ホール(終了)
【富山公演】2017年10月26日(木) 富山県教育文化会館(終了)
【新潟公演】2017年10月28日(土) りゅーとぴあ・劇場(終了)
【東京公演】2017年10月31日(火)~11月12日(日) サンシャイン劇場
【栃木公演】2017年11月16日(木) 足利市民プラザ・文化ホール
【山口公演】2017年11月19日(日) 周南市文化会館
【愛知公演】2017年11月24日(金)~11月26日(日) 刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
【北海道公演】2017年12月1日(金)~12月2日(土) 道新ホール
【大阪公演】2017年12月6日(水)~12月10日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
(写真/鹿児島公演よりオフィシャル提供)