超!脱獄歌劇『ナンバカ』開幕!!赤澤燈「真面目にバカをやっています!」

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2017年9月14日(木)に東京・Zeppブルーシアター六本木にて超!脱獄歌劇『ナンバカ』が開幕した。スマートコミック&ノベルサービス「comico」にて連載されている双又翔の人気漫画を原作とし、2016年10月のアニメ化を経て舞台化された本作。初日前には、公開ゲネプロと囲み会見が行われ、出演者より赤澤燈、北園涼、汐崎アイル、安川純平、郷本直也、脚本・演出を手掛けた川尻恵太が登壇した。

超!脱獄歌劇『ナンバカ』舞台写真_2

赤澤、北園、汐崎、安川が演じるのは、難攻不落の巨大刑務所「南波刑務所」の13舎13房に集う4人の囚人。会見では、まずジューゴ役の赤澤が「おはようございまーすっ!」と大きな声で切り出した。作品の持つハイテンションさを挨拶で表現しつつ、「この作品は、バカが走りっぱなしの、疾走感のある2時間になっています。作品だけでなく、キャストも“良いバカ”揃いで(笑)。稽古場からずっと明るく、雰囲気の良い現場でした。その雰囲気そのままに、一体感を皆様にお届けできればなと思っております」と意気込んだ。

超!脱獄歌劇『ナンバカ』舞台写真_3

ウノ役の北園は「お客様に観ていただいた時のリアクションが楽しみ」と言い、この“ナンゲキ”の撮影や稽古を通じて共演者たちと触れ合う中で「舞台上以外のところでも『ナンバカ』っぽさ、13舎っぽさを感じて、それもまた楽しかったです」と振り返った。さらに「13舎以外の人たちも、真面目な人は一人もいなかったんじゃないかな(笑)」ともらすと、赤澤から「真面目にバカをやっています(笑)!」とすかさずツッコミが入った。

超!脱獄歌劇『ナンバカ』舞台写真_4

アニメ版でもロック役の声優を務めている汐崎は、舞台版のキャストについてもアニメと同様「13舎の関係性や空気が出来ております。劇場に入って、皆のボルテージがすごく上がっていますので、最後まで皆で楽しんで、駆け抜けたいと思います!」とアピール。

超!脱獄歌劇『ナンバカ』舞台写真_5

そして、「この作品は、漫画があって、アニメがあって、舞台になっています。だからこそ、舞台でしか見られない、漫画には描かれていないような部分を楽しんでもらえたら」と見どころを挙げたニコ役の安川。「良い“バカ代表”として、本気で最後までバカをやっていきたいと思います!」と宣言した。

超!脱獄歌劇『ナンバカ』舞台写真_6

最強の看守として、4人の前に立ちはだかる双六一役の郷本は「この作品が元々すごく好きで、この役をやらせていただけることを嬉しく思っています。毎公演、楽しみたい気持ちでいっぱいです!」と開幕を心待ちにしている様子を見せた。しかし、そんな郷本には弱点があることが発覚!「実は、カラーコンタクトをどうしても自分で目に入れられなくて・・・メイクさんに入れてもらっていることだけが心配なので、何とか千秋楽までに入れられるようになりたいと思っています」と目標を掲げていたが、果たして・・・?

超!脱獄歌劇『ナンバカ』舞台写真_11

今回の脚本について「普段の1.5倍ぐらいの長さのものを書いた」と言う川尻。しかし、「稽古をしてみると、いつもより短くなりまして・・・ということは、単純に考えて普通の1.5倍の速度で芝居をしているんです(笑)」と、その“疾走感”の種を明かした。また、タイトルに“超!脱獄歌劇”とあるように「歌、踊り、殺陣、映像、客席を使ったパフォーマンスなど、なんでも入っている幕の内弁当みたいな作品になっています。刑務所のお話ですが、こんな刑務所なら遊びに行きたくなるんじゃないかなと(笑)。楽しんでいただければと思います」と、笑顔で語っていた。

超!脱獄歌劇『ナンバカ』舞台写真_7

舞台では、原作の持つ“ド派手さ”も、キャラクターたちのハイテンションぶりも、そのまま再現。最高のセキュリティと警備網を持つ難攻不落の巨大刑務所「南波刑務所」で、13舎13房に収監されているジューゴ、ウノ、ロック、ニコは、連日脱獄を試みながら、刑務所生活を楽しんでいる。

超!脱獄歌劇『ナンバカ』舞台写真_9

13房舎の主任看守部長・双六一をはじめ、副主任看守の五代大和(稲垣成弥)、下っ端看守の七夕星太郎(奥山敬人)らが4人を厳しく取り締まるも、何かと振り回される日々。そんな南波刑務所は、「新年大会」を間近に控えていた。新年大会とは、囚人と看守が協力し合う、刑務所の一大イベント。そこへ、一通の手紙が届けられる。

「看守長の百式百子は預かった―」
看守長のいない中、波乱の新年大会が幕を開ける!

超!脱獄歌劇『ナンバカ』舞台写真_13

超!脱獄歌劇『ナンバカ』舞台写真_10

13舎の面々の他にも、双六一の弟・双六仁志(野見山拳太)や、三葉キジ(Kimeru)、四桜犬士郎(内海大輔・FIZZYPOP)、悟空猿門役(橋本汰斗・FIZZYPOP)、一声三鶴(高木俊)ら最強の看守たち、囚人の九十九(内海啓貴)、ムサシ(宮元英光)、リャン(星乃勇太)ら囚人も加わり、どこを切っても、ハイスピード!ハイテンション!

超!脱獄歌劇『ナンバカ』舞台写真_8

超!脱獄歌劇『ナンバカ』舞台写真_12

また、公演後(日にち限定)で、舞台キャストとアニメキャストが夢の共演を果たすアフタートーク「ナンゲキキャストとナンバカ声優の面会室」や、囚人、看守たちがお見送りをする「脱獄ルート(!?)へのご案内」なども開催。詳細は、公式HPにてご確認を。

超!脱獄歌劇『ナンバカ』舞台写真_14

超!脱獄歌劇『ナンバカ』舞台写真_15

客席をも巻き込んで、彼らはどこへ向かうのか?!極彩色のノンストップ・エンターテインメントを、ぜひ劇場で体感してほしい。

超!脱獄歌劇『ナンバカ』は、9月14日(木)から9月24日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。

なお、本作のDVD(6,500円+税)が12月20日(水)に発売されることも決定した。DVDには本編のほか、稽古場風景や、初日&千秋楽の密着ドキュメントが特典として付くとのこと。

超!脱獄歌劇『ナンバカ』囲み会見

※高木俊の「高」は「はしごだか」が正式表記

(C)超!脱獄歌劇「ナンバカ」製作委員会 2017

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