スペースクラフト所属の若手俳優によるファン感謝イベント「Men’s Crew!」第2回が2017年3月20日(月・祝)に東京・浅草六区ゆめまち劇場にて開催された。今回は、多くの舞台で活躍するほか『真田丸』で大河ドラマ初出演を果たした大山真志をはじめ、第1回に続いての参加となる奥村秀人、永松文太、前川優希、堀田怜央、石井祐輝、声優部研修生から五十嵐巧巳、三上丈、杉浦隼永、名富航平、阿部渉、そしてイベント初参加となる佐藤信長という総勢12名が登場。
イベントは、フレッシュなダンスと笑顔で幕を開けた。MCは前回に続き永松と前川が担当。二人は、緊張のあまり声が裏返るハプニングがあったものの「ハッピーホワイトデー!」「イエーイ!」のコール&レスポンスにホッとした様子。さらに、メンバー登場時にメインゲストの大山が、ステージを横切りそのまま去ろうとするのを慌てて引き止める姿に場内は大爆笑となった。笑いを通じ、後輩たちの緊張感を解く手腕はイベント慣れしている大山ならでは。
トークコーナーのはじまりは、タイトルに『~ホワイトデースペシャル~』とあるように「思い出のホワイトデー」から。ホワイトデーにまつわる胸キュン・エピソードが語られるのかと思いきや・・・「バレンタインのお返しに他の人とかぶらないようにとハンカチを贈ったら、まさかの3人かぶり」という堀田、「違うクラスの女子を呼び出すことができず、お返しを渡せなかった」という奥村、「お菓子作りが得意な母親がガチで作ったスイーツに、クオリティが高すぎて女の子がショックを受けていた」という永松など、バレンタインに続き残念エピソード満載のメンバー。
これを聞いた大山は「イベントなんか気にせず、好きならいつだって告白すればいい!」と、男前なコメントでファンのハートをガッチリつかみ、コーナーを締めくくった。
前回も好評だった「写メって喋って」コーナーでは、大山が今読んでいるアメコミ「Watchmen(ウォッチメン)」の表紙、舞台共演者と行ったディズニーランドの写真、癒しの存在の愛犬という3枚の写真が披露された。さらに、昨年の誕生日イベントで上映されたドラマの撮影時に撮影された1枚も披露され、「今日は特別にドラマのダイジェストを皆さんに見ていただきます!」と紹介。名作刑事ドラマをリスペクトしたシーンや、CGを使った“W真志”夢の共演に、観客はもちろんメンバーも手を叩いて大喜び。
続く「みんなで決めようキャッチフレーズ」のコーナーは、各自にピッタリのキャッチフレーズを新聞の見出しから探そうというもの。「安心の日本製、奥村秀人」「見どころ満載、堀田怜央」「ポイント2倍、石井祐輝」などの名言(迷言?)が次々と飛び出し、各自のキャラクターの一端をうかがい知ることができたのではないだろうか。このコーナーでMVPに輝いた堀田には「客席に向かって愛の告白」という、ご褒美とは名ばかりの罰ゲームが用意されていたが、メッセージの後に投げキスをするという予想外の強心臓ぶりを見せ、メンバーから「やるなぁ!」との声が挙がった。
ほかにも、声優部研修生による「なりきりキャラクター」コーナーでは、正義のヒーローやアイドルになりきってアフレコをする後輩たちから、“ドSっぷり”を発揮した奥村が新たな魅力を引き出す一幕もあり、いじり倒されても果敢に挑んでいく研修生たちに大きな拍手が送られた。
永松、前川、堀田、石井によるメンクル・ミニライブでは「Just Loving You」「WONDERLAND」の新曲2曲でパワフルな歌とダンスが披露され、会場はヒートアップ。一方大山のスペシャルライブでは、軽快なポップナンバーからバラードまで、バラエティ溢れる楽曲が歌い上げられ、観客は皆うっとりと聞き入っていた。
「楽しい時間はあっという間、次がラストナンバーです。僕たちスペースクラフトMen’s Crew!のテーマ曲『SMILE and SMILE』!」ラストでは、歌いながら花道に飛び出し、明るくなったフロアを見渡しながら、会場に力いっぱい手を振るメンバー。キラキラと紙吹雪が舞う中、大盛り上がりでイベントは幕を閉じた。
イベント終了後、大山は「同じ事務所のメンバーとイベントをする機会は、実はなかなかないことなので、こういうイベントができることは嬉しいですね!」と言いつつ、ただ、イベント経験がないメンバーばかりなので、『MC大丈夫かな』『盛り上がるトークができているかな』って、僕は最初から最後までハラハラしっぱなしでした(苦笑)」と先輩の顔を覗かせた。
「せっかく大勢の人にアピールできるチャンスをいただいているのだから、もっと自分を出していかないと!今後も長く続くイベントを目標に、がんばってほしいですね」と、後輩にエールを送っていた。
回を重ねるごとに、フレッシュさの中に個性を見せ始めるスペースクラフトMen’s Crewのメンバーたち。今後も、彼らのさらなる“成長”と“挑戦”を見守りたい。