シリーズ第10弾となる舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~スタートライン~。2017年2月25日(土)・2月26日(日)にオリックス劇場で行われた大阪公演を終え、東京公演の開幕を目前に控える中、2月28日(火)に東京・TOKYO SEASIDE FESTIVALにて東京公演直前SPイベントが行われた。このイベントには、主人公・小野田坂道役の醍醐虎太朗をはじめ、百瀬朔、和田雅成、江口祐貴、田川大樹、植田慎一郎、河原田巧也、東啓介、秋元龍太朗、谷水力、兼崎健太郎、林野健志、天羽尚吾の計13名が参加し、トークを繰り広げた。
キャラクターメイクでのイベント登壇は珍しいということで、キャストたちは、まずキャラクターの決め台詞で集まったファンへ挨拶。トップバッターを務めた醍醐は「今日は、寒い中お集まりいただき、本当にありがとうございます・・・『ヒメッ!』」と初々しい笑顔で坂道らしく決め、今泉俊輔役の和田は「総北のエースは・・・俺です!」、鳴子章吉役の百瀬は「ワイやで!」と、それぞれ個性を全開で会場を盛り上げた。
続いて、白熱した大阪公演の模様が撮って出しのVTRで紹介された。「僕たちも初めて観る」と、ファンと共に食い入るように画面に見入る一同。今回新キャストが多数参加している総北について、箱学を率いる主将・泉田塔一郎役の河原田は「若いメンバーが多いので、身体がメチャメチャ強いです。そして、とにかく元気」と評した。また、黒田雪成役の秋元が「ライディングの練習をすごくたくさんやっていましたね。特にまーしー(和田)はどんどん自分のものにしていってました」と称えると、和田は「龍ちゃん好き!」と大喜び。
そして総北から見た箱学の印象について、和田は「技術面はもちろんなんですが、気持ちの面でも強くて」、醍醐も「後ろ姿がかっこいいんです!」と、口々にその背中を語った。また、百瀬は「僕はたーくん(河原田)に必死に食らいついていくんですが、万全の状態で回していくので本当にすごい」と、今回のキャストの中で最も長い経験を持つ河原田の走りに衝撃を受けた様子を熱弁。
また、前作に続き段竹龍包役を演じる植田は、新しい相方となった鏑木一差役の江口について「えぐっちゃんの走りを見て、もっとサポートしたいと思いましたし、好きになりました」と明かした。「いつも嫌いとか言ってくるのに(笑)!」と嬉しそうな江口だったが、植田はその理由について「褒めると調子に乗るから」とバッサリ。さらに和田が「コイツ、2褒めると15ぐらい褒められた感じになるんですよ!演出の(西田)シャトナーさんにもそれでめっちゃ怒られてた(笑)」と暴露し、会場は大爆笑となった。
総北だけでなく、京伏も御堂筋翔役に林野を新キャストとして迎えている。林野について「優しい」という岸神小鞠役の天羽に対し、林野は「イイ感じです」と答えつつ、大阪公演で天羽が林野と自分のユニフォームを取り違えてしまったうっかりエピソードを披露。慌てる天羽だったが、林野が「謝る姿がかわいい」とコメントすると、周囲からは「仲良しか!」というツッコミが飛び交った。
さらに、今回の“ペダステ”では「ヒメのくるくる片思い」という新曲が登場している。そこで、公式HPで公開されている振付動画を、会場の大画面で観ることに。この動画に登場している醍醐、和田、百瀬の3人は、動画が流れ始めると「恥ずかしい!」「本人おるのに、これ流す必要ある?!」と大慌て。
動画を見ながら、和田の“あること”に箱学メンバーが気がついた。「歌のところは分かるけど、なんでタタタタン!とか手拍子のところまで口ずさんでるの(笑)?」その指摘とおり、映像の中には歌でないところも終始口ずさんでいる和田の姿が・・・。「口ずさむな俺ー!!」と叫ぶ和田の姿に、会場は再び大爆笑に包まれた。映像が流れたからには、ぜひ踊ってほしい!と、最後は全員で“ヒメくる”ダンスを披露し、会場はさらに大盛り上がり。
最後に、東京公演に向け「残る東京公演、僕たちとスタッフさんとお客様で、一丸となってがんばっていきたいと思います!」という醍醐をはじめ、それぞれが意気込みを語り、イベントを締めくくった。
会場には1,000人を超えるファンが駆けつけ、プレゼント抽選会やチケット購入者を対象としたハイタッチ会も行われるなど、大いに盛り上がった東京公演直前スペシャルイベント。さらなる弾みをつけた“ペダステ”カンパニーは、再びスタートを切る。
舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~スタートライン~東京公演は、3月4日(土)から3月12日(日)まで東京・TOKYO DOME CITY HALLにて上演される。大千秋楽公演となる3月12日(日)17:00公演では、映像配信サービス「GYAO!」の特設ページ「ニゴステ(2.5次元ステージ)」での独占LIVE配信も決定。
【GYAO!特設サイト「ニゴステ」】http://gyao.yahoo.co.jp/special/25stage/
(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル03製作委員会
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(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)