舞台『刀剣乱舞』とミュージカル『刀剣乱舞』が初コラボレーションを果たした「刀剣乱舞2.5Dカフェ」が、2016年12月に東京・表参道に登場した。舞台・ミュージカルの「刀剣乱舞」の世界を体感できるこの空間に、連日、多くの審神者たちが足を運んでいる。一体、どんなカフェなのか?マスコミ向けに開催された内覧会の様子をレポートする。
カフェの場所は、JR原宿駅から徒歩5分程度(東京メトロ千代田線・副都心線 明治神宮前駅7番出口が一番近い)。ラフォーレ原宿などがある交差点から、小道に少し入ったところにある。店舗正面には、ミュージカル『刀剣乱舞』の「阿津賀志山異聞」と「幕末天狼傳」のメインビジュアルが大きく掲げられている。竹でデザインされた壁面や入り口にかかった暖簾など、カフェというより茶寮といった佇まいだ。
このカフェは、1階が物販・体験エリア、2階がカフェエリアとなっている。暖簾をくぐり、店内に足を踏み入れると、さっそく壁や床一面に「刀剣男士紋」が・・・。物販エリアでは“刀ステ”“刀ミュ”それぞれの公演のグッズを販売(品切れになっているものも後日入荷するとのこと)。中でも、舞台とミュージカルに登場した刀剣男士23振りそれぞれの2.5Dカフェオリジナル歯ブラシは、ここでしか買えないグッズとなっている。
まず、体験エリアでは「THE BEAUTY PHOTOGRAPHER」で、本丸を背景に写真を撮ることができる。“究極の自撮りスタジオ写真機”と銘打たれているだけあって、その仕上がりは圧倒的!ぜひ、来店の記念に体験してみてほしい。店内には「THE BEAUTY PHOTOGRAPHER」で撮ったスタッフの写真も掲示されているので参考に。お気に入りのスタッフと一緒に撮ることもできるそうなので、ぜひ声をかけてみよう(スタッフさんも「刀剣乱舞」好きなので話が盛り上がりそうだ)。
もう一つ体験できるのが、PS VRソフト「舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺」だ。VRは、機械を装着すればいつでも最前列に連れていってくれる。臨場感たっぷりのVRは、ゲーム界だけでなく、舞台の映像の視聴環境にも革命をもたらしそうである。
階段を上がった先、2階のカフェスペースには、お座敷に丸テーブルがずらり。ここでは、お弁当やオリジナルドリンク&デザートを楽しむことができる(幕内弁当と飲み物一杯は入店予約チケットとセットになっている)。幕内弁当には、肉(赤)と魚(青)があり、好きな方を選ぶことができる。
ちなみに、カフェメニュー・幕内弁当はフードナビゲーターの岡野延弘氏が監修している。女性にちょうどいいサイズ感ながらぎゅっとつまった中身は、さっぱりとして上品な味わい。包み紙が着物を模しているなど、細部のこだわりも嬉しいところだ。
ドリンクは、それぞれの刀剣男士をイメージしたものになっており、選ぶのに迷ってしまう。取材時は、舞台『刀剣乱舞』から三日月宗近と山姥切国広、ミュージカル『刀剣乱舞』から加州清光と大和守安定をチョイス。見た目だけでなく、それぞれの個性も“味”で表現されていた。
デザートには、ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」でおなじみの三色団子なども。今回は満腹になってしまったためデザートは見送ったが、メニューに「四色おはぎ」もあったので、ぜひ次回来店時は“刀ステ”の軍議シーンでおなじみの「おはぎの宴」を開きたいと思った。なお、ドリンクとデザートを注文すると、1品ごとに刀剣男士のビジュアルが描かれたコースターがランダムでプレゼントされる。誰が顕現するかは、その時のお楽しみ。
また、現在のカフェエリアには2016年11月に行なわれた嚴島神社 世界遺産登録20周年記念奉納行事 ミュージカル『刀剣乱舞』 in 嚴島神社で着用された三日月宗近、加州清光、堀川国広の衣裳が展示されている。さらに、秋葉原にある「刀剣茶寮-Ura Akihabara-」とのコラボレーション企画として1月31日(火)まで江戸時代の作刀「打刀 大和守安定」も展示中だ。
友人同士でトークに花を咲かせるのもよし、一人静かに楽しかった公演の記憶に想いを馳せるのもよし。2月からはお弁当のメニューがリニューアルされるとのことなので、一度足を運んだ方もまた味わいに足を運んでほしい。
「刀剣乱舞2.5Dカフェ」は、2017年夏まで開催予定。予約チケットはイープラスにて販売中、当日の空席状況やグッズの入荷情報などの最新情報は、随時公式Twitterにて更新されているので、合わせてチェックしよう。
(C)舞台『刀剣乱舞』製作委員会 (C)ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会
(C)刀剣乱舞2.5Dカフェ製作委員会
(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)