2017年3月から4月にかけて東京・大阪で上演される『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE～さよなら絶望学園～2017』の制作発表会見が、先日都内にて行われた。会見には、主演の横浜流星、ダンス・ヴォーカル・ユニット「フェアリーズ」の伊藤萌々香、植田圭輔、伊波杏樹、いしだ壱成、鈴木拡樹、神田沙也加ら総勢17名のキャストと、振付を担当する「ENcounter ENgravers」のAKIHITO、脚本・演出の山本タクが登壇した。
本作は、人気ゲーム「ダンガンロンパ」の舞台化作品で、2015年に上演された『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE～さよなら絶望学園～』の再演となる。会見では、まず主人公であり“超高校生級の？？？”日向創役を再び演じる横浜流星が「この作品を再演できることを心から幸せに思っています」挨拶。そして「日向は、僕と一緒で皆に支えられつつ勇気を持って前に進んでいくキャラクター。今回も皆で力を合わせ、初演よりもさらにパワーアップしたものをお届けできるようにがんばります」と、頼もしい語気で本作の展望を語った。
“超高校生級のゲーマー”七海千秋役を演じる伊藤は今回が初参加。原作ファンでもあるという伊藤は「七海は特に大好きなキャラクターです。猫耳のフードやあの不思議なしゃべりのトーン、もうすべてがかわいくて･･･。そんな七海役を演じさせていただけるのが、とても嬉しいです！」と喜びと興奮を露わにした。
“超高校生級の極道”九頭龍冬彦役を演じる植田は、登壇した自身の服装を指して「皆さん、今日はすごくドレッシー。僕だけ“原宿で買い物を楽しんできた大学生”みたいな格好で･･･非常に後悔しております（笑）」と冗談を飛ばし、会場の笑いを誘いつつ「ただ、作品には精一杯取り組んでいきますので、よろしくお願いします！」と気合いをみなぎらせた。
“超高校生級の軽音楽部”澤田唯吹役を続投する伊波は「初演から引き続き、唯吹役として『ダンガンロンパ』の世界を生きられるのがとても嬉しいです。夏にはアニメの放映もありましたので、気持ちも新たに素敵なものをお届けできるようにがんばります」と語ると、同じく“超高校生級のメカニック”左右田和一役を続投するいしだも「初心に立ち返ってカンパニーの皆さんと一緒に、素晴らしい作品をお届けできるようにがんばります」と、新たな気持ちで取り組むことをアピール。
前作でも“超高校生級の幸運”狛枝凪斗役として存在感を示した鈴木は「まさに“ダンガン”のように論破していく、その駆け引きが舞台版の醍醐味」と本作の魅力を明かした上で「狛枝凪斗くんに寄り添う形でがんばっていきたい」と笑顔をこぼした。
映像での特別出演となる神田は「（映像出演を含め）最初に舞台化からずっと参加させてもらっているので、何気に皆勤賞なんです（笑）」と茶目っ気たっぷりに切り出し、「台詞を何回分析してみても、毎回発見があって新鮮な気持ちで向き合える作品です」とシリーズに感じる魅力を明かす。そして「アニメの放送が終わってしまい“ロス感”が続いているのですが、来年の舞台でまた満たされるように、全身全霊を懸けて関わらせていただきます！」と、強い“ダンガンロンパ愛”を持つ神田らしい意気込みを見せた。
最後に、脚本・演出を手掛ける山本が「今作は“新作”と言っても過言ではありません。よりブラシュアップをした、新しい『スーパーダンガンロンパ』をお届けしたいと思います。記憶をなくした人間がどう生きていくのか、どのように最後を迎えるのか、そこを脚本・演出で深め、“超”がつく素晴らしいキャストと共にお届けします」と熱意のこもったコメントで会見を締めくくった。
この他、会見には井上正大、高橋ユウ、おにぎり（ニューロマンス）、高野祐衣、中田クルミ、西洋亮、濱頭優、蜂谷晏海、山口真季が登壇。モノクマ、モノミも登場した。
なお最後に、伊藤演じる「七海千秋」のキャラクタービジュアルがサプライズで公開された。それを見た伊藤は「やっと心臓が落ち着いてきたのに、またバクバクしはじめました（笑）」と動揺しながらも「嬉しすぎて、自撮りしまくったんです･･･」と照れ笑い。横浜からも「とってもカワイイと思う」と称賛されていた。キャラクタービジュアルは、これから毎週金曜日17：00に公式ホームページで順次公開されるとのこと。
舞台『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE～さよなら絶望学園～2017』は2017年3月16日（木）から3月26日（日）まで東京・Zeppブルーシアター六本木、3月30日（木）から4月2日（日）まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。
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