2017年1月よりドラマ化、2017年5月には舞台化されることが決定し注目を集めている『男水!(だんすい!)』。2016年11月13日(日)には、キックオフイベント「男水!プロジェクト壮行会」が東京都内で行われ、メインキャストを務める松田凌、宮崎秋人、安西慎太郎、赤澤燈、佐藤永典、小澤廉、黒羽麻璃央、池岡亮介、廣瀬智紀が登壇した。
原作は、web少女コミックマガジン「花LaLaONLINE」(白泉社)で連載中の木内たつやによる人気漫画で、男子高校生による競泳を題材とした熱血青春ドラマが描かれる。この日、抽選で選ばれた1500人のファンを前に、キャストたちは劇中の衣装姿で登場した。
東ヶ丘高校競泳部のメンバーである松田、宮崎、赤澤、佐藤は黒地に赤と白のラインが入ったジャージ、龍峰高校競泳部のメンバーである安西、小澤、黒羽、池岡は、白と紺地のジャージに黒のTシャツという出で立ち。
東ヶ丘高校の面々は基本ジャージの下に白いTシャツを着用しているが、赤澤だけはピンク色。赤澤曰く、自身の演じる役が“男前のハートを持ったオネエの競泳部員”という「紅一点のヒロインだから」とのこと。さらに「清く正しいオネエを目指し、マネージャーをやらせていただきます!(オネエだけど)男らしいところもあるので、そこが見どころです」と説明すると、松田から「オネージャーだ!」と巧みなツッコミが入った。
東ヶ丘高校のコーチ・川崎亮也を演じる廣瀬だけは、ジャージではなくライダースという姿だったが、廣瀬は「これが衣装なんです。(原作とは変えて)ドラマでは革ジャンにしてみようということになりました。裏地が赤チェックなんですよ(笑)。これを着て撮影をしています」とニッコリ。「今まで生徒役が多かったんですが、今回、同世代の皆さんと一線を画したコーチ役ということで自分の中でもチャレンジです」と意気込んだ。
本作の主演を務める松田は「主役級の魅力あるキャラがたくさんいるので、いろんな目線で観て、群像劇として捉えてもらえると嬉しいです」と見どころを明かす。そして「スマートなことがかっこいいと言われる時代ですが、泥くさくて、熱いのもいいんじゃないかと思うんです。このキャスト、そしてスタッフさんたちと力を結集して、皆の代表作になるよう、絆を深めながら闘っていきたい。新しい青春を見届けてください!」と、集まったファンに熱い胸の内を吐露。
その思いに呼応するかのように、キャストたちも熱い意気込みを語る。安西は「一人でも多くの方に『男水!』という作品を好きになってもらえるようにがんばりたいと思います」、黒羽は「2017年の1発目となるので、いいスタートを切れるよう切磋琢磨していきたいですし、どんなものが生まれるか(今から)ドキドキしています」、小澤は「僕が意識しているのは、自分の出せる力を全部出して、抱き合って泣けるほどの達成感を持とうということ。終わった時に、抱き合いたいです(笑)!」、池岡は「皆さんを巻き込んで、一緒に大きくなっていけたらいいなと思います。舞台で培ってきた力を見せようと思います」、佐藤は「チームワークを高めて熱いものを届けられたら」、宮崎は「この作品にかなりかけています。舞台もドラマも成功するよう、チームワークを高めていきたいと思います!」と、力強く宣言した。
現在、ドラマの撮影がすでに始まっているという。水泳を猛特訓したそうで、小澤から「上手すぎる」と言われた池岡や、松田から「バタフライがすごい!」と絶賛された宮崎など、その泳ぎや肉体作りにも注目だ。また、ドラマで描かれる本作が、舞台でどのような発展を遂げるのかにも期待したい。
TVドラマ『男水!』は2017年1月より日本テレビ系にて放送開始、舞台版『男水!』は2017年5月に上演される。
(取材・文・撮影/嶋田真己)
(C)男水!製作委員会