小説・コミック・舞台・映画・テレビドラマとメディアミックス展開されている「メサイア・プロジェクト」は、“サクラ”と呼ばれる男性スパイ同士の究極の友情と、美しく激しいアクションで描くエンターテインメント作品として、多くの女性から熱い支持を受けてきた。その新シリーズの幕開けとなる舞台『メサイア-暁乃刻-』が2017年2月に上演されることを記念し、イベント『メサイア-宵宮乃刻-』が2016年9月17日(土)に東京・ニッショーホールで開催された。今回はその第3部の模様をレポート。
イベントは舞台『メサイア-暁乃刻-』のプロローグ上演から開始。赤澤燈(白崎護役)、井澤勇貴(有賀涼役)、小谷嘉一(黒子役)とシリーズお馴染みの出演陣に、新キャストの長江崚行(御池万夜役)、山沖勇輝(柚木小太郎役)、伊藤孝太郎(周・グエン・衝吾役)が登場。特別に、それぞれのキャラクター紹介と、アクションを展開し、いち早く新シリーズの世界観を体感できる内容が披露された。
プロローグ上演が終了すると、キャストが登壇。各自の見どころ紹介や、ファンからの質問に回答するトークショーを実施した。「自分のキャラクターの好きなところは?」という質問に、井澤は「僕の美学というか、男として、弱みとか努力とか苦しい顔を一切見せないのがカッコいい人物像だと思っています。まさに有賀がそういう役なので、(自分も)そうなりたいなと思っています」と語ると、赤澤が「美学だなんて、やっぱり世界の井澤さんは違うな~(笑)」とツッコみ、会場の笑いを誘った。
そんな中、長江が人に気を使っているという話になると、赤澤から、長江は楽屋で自身のボケにツッコむ橋本真一(小暮洵役)に、「ツッコミが長い!」とダメ出ししているという暴露話が飛び出した。すると、第3部には出演予定の無かった橋本が、突然乱入!思わぬサプライズに観客からは大きな拍手が沸き起こった。トークショーでは、新キャストで緊張気味の長江、山沖、伊藤の魅力を引き出す赤澤と井澤のやり取りに、集まった多くの女性ファンは大いに盛り上がった。
続いて、2017年夏頃に公開予定の映画『メサイア外伝』の告知映像が公開され、スペシャルゲストとしてこの映画版でW主演を務める玉城裕規、中村龍介が登場した。W主演について、中村が「玉ちゃんに頼っています」と語ると、玉城も「龍ちゃんに頼っています」と即答。それに対し、中村がさらに「頼り合って、足を引っ張り合ってます(笑)」と重ね、玉城も「だから現場はグダグダです(笑)」と冗談を交える余裕のコメント。
そんなパワフルなトークを展開する玉城と中村に対して、長江から「初めて会ったんですけど、すげーおもしろい人たちですね(笑)」という一言が飛び出し、会場は大爆笑。
そんな笑いを交えつつ、中村は「舞台『メサイア-暁乃刻-』と時系列的に繋がっているので、舞台と映画を両方観ることで、より両作品への理解を深められると思います。中原裕也さん演じる一嶋係長が帰ってきたり、村田充さんがどうなるのかとか・・・キャストも豪華です」と映画版の魅力を語った。
イベントの最後には、途中で登場した橋本に加え、安里勇哉(Dr.TEN役)も登壇し、キャスト勢揃いでフォトセッションを実施。プロローグ上演やトークショーと盛りだくさんのイベント内容に、会場に集まったファンは大満足の様子だった。
舞台『メサイア-暁乃刻-』は、2017年2月11日(土)から2月19日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて、2月25日(土)・2月26日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。
映画『メサイア外伝』(仮)は2017年夏頃公開予定。
(C)2016 MESSIAH PROJECT
(取材・文・撮影/櫻井宏充)