2016年2月16日(火)に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて喜矢武豊(ゴールデンボンバー)主演『GOKU』が開幕した。本作は、手塚治虫の「ぼくの孫悟空」を原作とし、新たに作り出した舞台。初日に先駆け公開ゲネプロが行われ、主演の喜矢武に加え、月船さらら、みのすけ、土屋佑壱、佐々木喜英、大沢逸美、西岡徳馬が囲み取材に応じた。
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2015年3月に上演された『ふしぎ遊戯』に続き、二度目の舞台出演となる喜矢武が今回演じるのは“孫悟空”。「今年は申年なのでね、験担ぎに観に来てほしいですね。僕も猿になりきろうと、1ヶ月ぐらい日光猿軍団に入団しまして・・・んなわけないっ!」と、喜矢武らしいジョークも混ぜつつ、「個性の強い方が集まっていて、稽古場からアドリブがすごくて(笑)。でも、それがいい個性になっていって、それぞれのキャラが仕上がったと思います」と自信を見せた。
三蔵役の月船からは「ゴールデンボンバーの喜矢武さんだからこその作品になっていて、今までとはまた違う西遊記、孫悟空が見れると思います」と褒め、猪八戒役のみのすけは「運動神経がいいし、器用。ライブに慣れているから、その場にすぐ反応できる」と称えた。照れた喜矢武が「台詞ウッキッキーしかないんですけど」とボケると、沙悟浄役の土屋から「そんなわけないでしょ!」とツッコミが入るなど、抜群のチームワークを見せる三蔵一行。
三蔵一行の前に立ちはだかる牛魔王役の西岡は「敵役というのは、大きくなればなるほど芝居がおもしろくなる。女に弱いところは・・・自分のキャラクターとはまったくかけ離れているので難しいなと(笑)」とトボけた。また、紅孩児役の佐々木は「立ち回りやかっこいい映像を使った演出などがたくさんあるので、楽しんでほしいと思います」と真面目に語り、羅刹女役の大沢は「(佐々木演じる紅孩児は)美しく出来のいい息子。今回“家族”がテーマでもあって、妖怪でありながらもその家族の姿を私たちで描いているんじゃないかなと思います」と西岡と佐々木に笑顔を向けた。
最後に、喜矢武は「最初、孫悟空ってなんだろうとすごく考えたんですけど、途中からこのキャラはゴールデンボンバーの喜矢武でいいんじゃないのかって。普段のライブみたいに、楽しんでやっています。何も知らない孫悟空が、“愛”を知って変わっていく姿を見てください」と締めくくった。
花果山の石から生まれた悟空は天界で大暴れしたため、釈迦如来によって岩山に閉じ込められる。500年後、三蔵法師に封印を解かれた悟空は、三蔵とともに天竺を目指すことに。旅の途中で出会った猪八戒、沙悟浄も仲間に加わり、一行はさらに西へ進む。そんな彼らの前に“妖怪の長”牛魔王をはじめとする強敵たちが立ちはだかる―。
ユニークなキャラクターたちが所狭しと大暴れ!舞台美術と映像演出が入り混じる摩訶不思議な世界が、舞台上に展開する。誰もが知る『西遊記』のストーリーを分かりやすくなぞりながら、子どもから大人まで楽しめる仕上がりになっている。ぶつかり、戦い、時に共感し・・・。旅の行く末で、悟空が知った「家族」とは?「愛」とは?本当の「強さ」とは?
申年の始まりにふさわしい、奇想天外エンターテインメント!『GOKU』は、2016年2月16日(火)から2月28日(日)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演。
※「GOKU」は「U」の正式表記は上部にサーカムフレックス付き