2003年に映画『ラスト サムライ』でハリウッドデビューを飾り、以来『バットマン ビギンズ』や『インセプション』といった話題作に出演し、ハリウッドで大活躍している渡辺謙。日本を代表する名優の彼が、ミュージカル『王様と私』の王様役で、再びブロードウェイにカムバックすることが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。
渡辺謙主演『王様と私』が第58回グラミー賞最優秀劇場ミュージカル・アルバムにノミネート!
2015年3月より本作に主演していた渡辺は、同年7月に出演契約を終えた後、王様役を降板。第69回トニー賞ではミュージカル部門主演男優賞に、日本人として初ノミネートされる快挙を果たした。
1944年に発表されたマーガレット・ランドンによる「アンナとシャム王」を原作とした『王様と私』は、19世紀に、タイ王国のモンクット王の教育係として雇われた、イギリス婦人アンナ・レオノーウェンズと王の交流が描かれる作品。1951年にブロードウェイで初演されて以来、4回リバイバル版が上演されている。
渡辺は、2015年9月から王様役で出演していたホーン・リー(『ブラックリスト』)の後任として、3月1日(火)から登板し4月17日(日)に降板する予定。その後、舞台俳優ホセ・イラナが、4月19日(火)より王様役を引き継ぐこととなっている。『王様と私』は、現在、ニューヨーク・リンカーン・センター内のヴィヴィアン・バーモント・シアターにて絶賛上演中。