『フォーエバー・フレンズ』や『ジプシー』などの作品に主演し、映画だけでなく舞台でも活躍する歌手ベット・ミドラー。彼女がリバイバルミュージカル『ハロー・ドーリー!』で、ブロードウェイへカムバックすることが明らかとなったと米BROADWAY.COMが報じた。
1964年にブロードウェイで初演された本作は、今までに2回リバイバル上演され、今回、舞台で甦るのは3度目となる。1969年には、バーブラ・ストライサンド主演で映画化もされた。ソーントン・ワイルダー原作「結婚仲買人」を下敷きとした本作の主人公は、世話好きな未亡人のドーリー夫人。妻を亡くした工場主ホラスの再婚相手を探してあげているうちに、彼女は彼を好きになってしまう…。そんな中年男女二人の恋愛模様が、コミカルに綴られる作品だ。
今までにベットは、『屋根の上のバイオリン弾き』や『Priscilla Queen of the Desert』といった作品でブロードウェイの舞台を踏み、1974年にはトニー賞特別賞を受賞している。ここ数年で製作が噂されていた『ハロー・ドーリー!』のリバイバル版へ、パティ・ルポーン(『Glee』)やクリスティン・チェノウェス(『Glee』)、クイーン・ラティファ(『バレンタインデー』)らが主演することを望んでいたそうだ。
ベットが主演し、4度トニー賞演出賞に輝いたジェリー・ザックスが演出を手がけるリバイバル版は、2017年3月13日(月)よりプレビュー公演が始まり、本公演は4月20日(土)から開幕。公演会場やベット以外のキャストは、決まり次第、追って発表される予定だ。