1986年に第1作が誕生して以降、大ヒットを記録し続けているテレビゲーム「ドラゴンクエスト」。誕生から30周年を迎えた2016年、ついにこの壮大な冒険の物語が、日本初のオリジナルアリーナショーとして展開される。1月20日(水)には、東京都内で『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』の制作発表が行われ、演出を手掛ける金谷かほり、ステージデザインを担当するレイ・ウィンクラー、ゲームデザイナーの堀井雄二がその概要を語った。
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今回のアリーナショーは、「ドラゴンクエスト3」の物語をベースに、音楽、映像、アクション、アートパフォーマンスなど、あらゆるエンターテインメントの要素をふんだんに盛り込んだ“スペクタクルライブステージ”。主人公の「勇者」のほか、ヤンガス、アリーナ、テリー、パノンといった人気キャラクターが登場し、ステージを盛り上げる。
(左から)レイ・ウィンクラー、金谷かほり、堀井雄二
「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親である堀井は、「話を聞いた時はどうなるんだろうと思っていたけれど、今は早く見たい」と期待を寄せる。そして「小さいお友達は、自分が勇者なんだと実感できるし、大きいお友達はあの頃僕は勇者だったんだと思い出してもらいたい」と、ステージへの思いを語った。
一方、これまで数々のテーマパークショーやB’zのドームツアーを手がけてきた金谷は、「テーマは“名前”です」と宣言。「ゲームをやる時に、勇者に名前をつけて、その勇者が活躍していくあの体験をします。夢、希望、未来を託して付けた名前であるという点をテーマにしました」と説明した。そして、「このゲームをライブでやることの意味が前に出るようなショーにしたい」と意気込んだ。
ステージ デザイン: ストゥフィッシュ エンターテインメント アーキテクツ
※デザイン・コンセプトのイメージ画のため、実際の舞台とは異なる可能性があります。
また、ロンドン五輪開幕式やマドンナ、レディ・ガガのライブなどのステージデザインを担ってきたウィンクラーは、「会場のあちこちでアクションが行われ、大好きなキャラクターが目の前で戦っているという、複雑に入り組んだステージセットを考えている」とその構想を明かした。
なおこの日の会見では、本作の主人公となる「勇者」と、会場を盛り上げるトルネコ役を、オーディションで決定することも、発表された。会見には、ドランクドラゴンの塚地武雅、クマムシも記者として訪れおり、質疑応答で塚地が「勇者をやらせていただけないでしょうか!」と直談判する一幕も。
堀井は「皆さん、勇者は自分だと思っているんで、皆さんが感情移入できる、好人物がいいと思う」と主人公に対して要望。金谷は「イメージに近い方がいいと思っていますが、オーディションに来ていただいて、『ビジュアルは違うけど勇者じゃない?』って方がいると思う。心意気ややる気、どれだけ愛しているかというのもポイントになる」と説明して、多くの応募を呼びかけた。
『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』は、2016年7月22日(金)から7月31日(日)までさいたまスーパーアリーナ、8月5日(金)から8月7日(日)までマリンメッセ福岡、8月12日(金)から8月14日(日)まで名古屋 日本ガイシホール、8月18日(木)から8月22日(月)まで大阪城ホール、8月26日(金)から8月31日(水)まで横浜アリーナにて上演される。
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