2015年11月1日(日)より、とある日本発のオリジナルコンテンツが、演劇大国として知られるロシアでの6ヶ月以上に及ぶロングラン上演の開幕を迎える。この、日本の演劇業界としては史上初ともいえる公演を行うコンテンツというのが、知る人ぞ知るノンバーバル・パフォーマンス『ギア-GEAR-』だ。
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現在、京都・ART COMPLEX 1928という、たった100席限定の劇場で上演中の『ギア-GEAR-』は、小劇場では異例中の異例のロングラン4年目で、今年6月には1000回公演を突破。言葉を使わないノンバーバルという手法で、国内のみならず海外観光客からも人気を博している。その人気ぶりは、世界最大級の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」(TripAdvisor®)が発表した、外国人が選ぶ「行ってよかった日本の観光スポット2015」で、劇場では唯一のトップ20入りを果たしたことからも十分にうかがうことができる。
ストーリーは、おもちゃの「ドール」が人間型ロボット「ロボロイド」とふれ合い、あるきっかけによって人間の心を持つようになるという内容だが、世界レベルのパフォーマーが、マイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリングを使い、アクション、表情、ダンス、音楽、映像などで、言葉を使わず五感を刺激することによってこれを表現。
本物の工場に迷い込んだようなリアルな舞台セット、飛ばされそうな強風が吹き荒れる演出、また今話題のプロジェクションマッピングや、フルカラーLED搭載の光るドレス、そして『ギア-GEAR-』専用にカスタマイズされた最大1600万色を自在に操ることのできるレーザービームといった最新の技術との複合により、新たな感動を観客に与えている。
そんな本作が、今度はロシア現地スタッフの手により、現地キャストでロングラン上演される。キャストは9ボールを操るジャグラーなど、総勢150名の中からオーディションで選ばれたスゴ技のパフォーマー揃い。おそらく日本演劇史上初となるロングランコンテンツの海外輸出となり、今後ますます国内外から注目を浴びることは間違いないだろう。
『ギア-GEAR-』ロシア公演および京都公演の概要は以下のとおり。
『ギア-GEAR-』 ロシア公演概要
公演タイトル:GEAR.Механическое сердце
(GEAR.Mechanical Heart)
日時:2015年11月1日(日)よりスタート(各日1~2回公演。曜日により異なる)
会場:アレサンドフスキー コンサートホール
(Alesandovsky Concert Hall)
『ギア-GEAR-』京都公演概要
公演日時:第2・4水曜日、毎週金曜日・土曜日・日曜日・祝日(各2回公演)
(水曜日・金曜日 14時/19時、土曜日・日曜日・祝日 12時/17時)
会場:ギア専用劇場(ART COMPLEX 1928)