1987年に初演され、2010年にはリバイバルとして復活した舞台『フェンス』が映画化されることとなり、映画『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』でアカデミー賞助演女優賞に輝いた、ヴィオラ・デイヴィスが主演することが明らかとなった。米BROADWAY.COMが報じている。
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オーガスト・ウィルソンによる同名小説を下敷とした本作の主人公は、アフリカ系アメリカ人のトロイ・マクソン。ピッツバーグで清掃員として働く彼は、かつて野球選手になることを夢見ていたが、メジャーリーグが黒人選手を受け入れるようになった頃には、すでに彼は歳を取り過ぎていた。清掃員の仕事も、アフリカ系であるがゆえに溶け込めないでいたトロイは、フットボール選手の奨学金で進学したいと望む息子コーリーとの問題も抱え、妻ローズとの関係もギクシャクしていた…。アフリカ系として20世紀のアメリカに生きるとはどんなことを意味するのか、3世代にわたるアフリカ系アメリカ人の生と死、愛と葛藤を鮮烈に描いた作品だ。
ヴィオラは、2010年のリバイバル版に出演したローズ役の演技でトニー賞演劇部門主演女優賞を受賞し、トロイ役を演じたデンゼル・ワシントン(『フィラデルフィア』)と共演。そして、映画版でもヴィオラはローズ役でカムバックし、デンゼルがメガホンを取ることが決定している。
ヴィオラが被疑者側弁護学を教えるアナリース・キーティング教授役で主演するリーガル・サスペンスドラマ『殺人を無罪にする方法』は、Dlifeにて、9月7日(月)2:50より毎日2エピソードずつの放送でスタート。