舞台『DIABOLIK LOVERS』が、2015年8月26日(水)より東京・六行会ホールにて開幕した。初日開幕前には、ゲネプロが公開され、終了後の囲み取材には、山崎大輝、橋本祥平、井深勝彦、安里勇哉(TOKYO流星群)、高﨑俊吾、土井一海、高宗歩未、雨宮優、末原拓篤(おぼんろ)が登壇した。
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通称“ディアラヴァ”と呼ばれる本作は、ゲームを原作とし2013年にはアニメ化、2015年秋には第二期の放送も予定されるなど多メディア展開する人気作。物語に出てくる男性陣はすべて、ヴァンパイアかつドS! 役作りに関して、“俺様系ドS”アヤト役・山崎は、自身の役について「乱暴なところもあるんですけど、根は愛されたい願望が強いヤツ。本心に潜む部分も表現していけたら」と語った。
“ヤンデレ系ドS”カナト役・橋本は「よく言えば感情豊か、逆に言えば情緒不安定なんですけど、その中にも母様を求める寂しさや様々な感情が入っていることを意識して表現できたらと思います」
“粘着系ドS”ライト役・井深は「僕は“さらさらドM”なので(笑)最初は恥じらいや躊躇もあったんですけど、やっぱり原作のファンの方々は粘着質ドSが見たいだろう!と信じて、そこを見どころにしたいなって思っています」と役作りの苦労を覗かせた。
“暴愛系ドS”スバル役・土井は「ゲームをやって、声優さんの声に近づけるようにやってきたので、それが伝わるといいなあ…」
“慇懃無礼な執事系ドS”レイジ役・高﨑は「見た目から受ける印象というのはすごく大きいと思うので。立ち振る舞いの綺麗さなどは稽古中からずっと意識してやってきました」
“無気力系ドS”シュウ役・安里は「シュウのめんどくさがりぶりをどこまで出すかという、見せ方の加減が難しかった」と稽古を振り返った。
6兄弟の伯父であるリヒター役・末原は「長い原作を80分の中にきゅっと縮めてはいるのですが、生身の我々が舞台の上で呼吸をし目線を交わすことで(時間以上に)舞台でしかないメッセージ性が出せていると思う」と作品を分析。アヤト、カナト、ライトの母コーデリア役・雨宮は「息子たちに負けないくらい、私の役もドS。彼女の中にある欲望や執念の深さを大切に演じたい」と意気込みを見せた。
本作唯一の人間である小森ユイ役・高宗は、ヴァンパイアたちからこぞってその血を求められるが、「この作品はお客様が主人公なので、いかにお客様と近い距離で演じ共感してもらえるかというところを意識してやってきました。本当に楽しい作品になっていますので、おすすめです!」と笑顔。共演者たちからは「血を吸われまくるのにおすすめって、すごい!」と笑いが起こった。
作品の見どころについては、橋本が「性格バラバラの6人兄弟、噛み方やドS感にそれぞれの個性や良さが出ているので、注目して観て頂けたら嬉しいなと思います」とアピール。最後は、山崎が「作品そのもの、それぞれのキャストの新たな魅力を感じてもらえたらいいなと思っております。皆様、是非よろしくお願いいたします」と締めくくった。
6人6様のドSぶり!キャラクターごとに見どころがあり、原作やアニメにあったドキドキのシーンも再現されている。舞台という表現で、“ディアラヴァ”の新たな世界が広がるだろう。舞台『DIABOLIK LOVERS』は、2015年8月26日(水)から8月30日(日)まで東京・六行会ホールにて上演中。
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(C)舞台「DIABOLIK LOVERS」製作委員会