映画『ラン・オールナイト』『めぐりあう時間たち』などのアクションやヒューマンドラマといった、ジャンルを問わない作品で活躍するベテラン俳優エド・ハリス。そんな彼が、実生活の妻で女優のエイミー・マディガン(『グレイズ・アナトミー』)と、サム・シェパードの戯曲を舞台化した『埋められた子供』で共演することがわかった。
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サム・シェパードとは、俳優でありアメリカを代表する劇作家の一人。『TRUE WEST』(2004年版:松岡昌宏・大野智/2013年版:内野聖陽・音尾琢真ほか出演)『フール・フォア・ラブ』(1986年版:根津甚八・松居和代/2007年版:香川照之・寺島しのぶほか出演)など日本版でも上演された作品を手掛けている。今回エドらが出演する『埋められた子供』では、印刷報道や文学・作曲に与えられる米国で最も権威のあるピューリッツァー賞を受賞している。
米BROADWAY.COMによると、1996年にブロードウェイで上演された『埋められた子供』のリバイバル公演となる本作は、スコット・エリオットの演出でよみがえるとのこと。ストーリーの舞台は1978年のイリノイ州。飲んだくれの夫ドッジと現実逃避から妄想の中で生きる妻ハリー、三人の息子たちが織り成す複雑な家族関係が徐々に明るみになり、近親相姦と殺人という一家の暗い過去が暴かれていく様子が描かれる。ドッジ役に扮するのがエドで、エイミーはハリー役を演じ、二人は舞台でも夫婦を演じることとなる。
二人が同じ舞台を踏むのは今回が初めてではなく、2013年に演劇『The Jacksonian』でも共演。エドは、映画『アポロ13』の演技でアカデミー賞助演男優賞に、エイミーは、『燃えてふたたび』で同賞助演女優賞にノミネートされた経歴を持っている。2016年2月からプレビュー公演が始まる『埋められた子供』は、アリス・グリフィン・ジュエルボックス・シアターにて上演される予定。