2015年5月8日(金)、東京・新宿村スタジオにて、GQ2015『GABBY』の囲み取材と公開ゲネプロが行われた。GQは国内外のコンクールで数々の賞を受賞した実力派ダンサーによるダンスエンターテインメント。『GABBY』は4年ぶりの新作となる。そうそうたる出演者のうち、前回公演に続いての出演となる吉本真悟、蔡暁強、JOEY BENI、初参戦の辻本知彦、西岡憲吾、清水健太の6名が会見に登場し、公演に向けての意気込みを語った。
関連記事:『GABBY』の公演記事はこちらでご紹介しています!
男性日本人ダンサーとして初めてシルク・ド・ソレイユに出演した辻本は「GQはオリンピックでいうところの金メダリストが集まった感じ。二度はないオールスターです」と並ぶ顔触れを見渡しながらコメント。また、日本人で初めてパリ・オペラ座バレエ学校に留学し、コンクールで金賞を受賞するなどバレエ界でその名をとどろかせた吉本は「ストリートやコンテンポラリーなど、バレエとは違ったジャンルのダンサーと一つのステージを作っている中で思うのは、みんな根底にあるものは同じということ。熱さや完成に向ける強い気持ち。ジャンルは違えど芯となる部分は一緒なので、嬉しいです」と喜びを語った。
「稽古からもう本番なんですよ。とにかく誰もがすごい。こんな素晴らしい共演、客席から観られないのが残念だなと出演者でありながら思ってしまうほどです」と口にする最年少のJOEYに対して、アメリカを中心に世界で活躍するバレエダンサーの清水が「日本で公演できること自体がすごいと思う。主役級の人たちを一気に観ることができるから、とにかくお得ですよね」と話すと、演者一同笑いながら頷くといった場面もあり、和やかなムードの中にも強者たちの大きな意気込みと団結力を感じた。
その後行われた公開稽古では、全員集結のシーンも公開。全員が主役のダンサーたちが躍動し飛び交う様は、稽古でありながらも、何処に視点を置いて良いのか戸惑うほどの迫力だった。
GQ2015『GABBY』は、2015年6月10日(水)より東京・EX THEATER ROPPONGIで上演される。