大人気ロックバンド、グリーン・デイの大ヒットアルバム「アメリカン・イディオット」を舞台化した同名ミュージカルが、ロンドンで上演されることがわかった。また、人気オーディション番組『Xファクター』英国版シーズン8で準々優勝まで勝ち残り、その後アルバムデビューして人気シンガーとなったアメリア・リリーが本作に出演することも発表された。
日本でも2013年8月に初上陸し、公演が行われた『アメリカン・イディオット』の主な登場人物は、現実の厳しさにもがきながら成長していくジョニーとタニー、ウィルという三人の青年たち。抑圧された田舎の生活から逃れるため、大都会へ移ったジョニーとタニーだが、都会での生活を諦めたタニーは軍へ入隊。愛する人と出会ったジョニーは新しい世界へ踏み入れ、ウィルは妊娠した恋人のために田舎に残ることに。それぞれの道へ進んだ三人の紆余曲折の青春が、グリーンデイのロックナンバーに乗せて綴られる作品だ。
米BROADWAY.COMによると、アメリアが演じるのは名もなき魅力的な女性ワッツァーネーム役。旅の途中だったジョニーと出会い一緒に薬物に手を出してしまった彼女は、二人の関係がお互いをダメにすると悟り、彼の元を去るという役どころだ。アメリアは、2012年にリリースされたデビューシングル「You Bring Me Joy」でUKシングルチャート2位となるヒットを記録し、シンガーとして好調なスタートを切っている。
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グリーン・デイのリーダー、ビリー・ジョー・アームストロングと演出家マイケル・メイヤーが脚本を手掛けるロンドン版『アメリカン・イディオット』は、アーツ劇場にて2015年7月17日(金)よりプレビュー公演が始まり、7月22日(水)から始まる本公演は9月27日(日)まで限定上演される予定。