市川海老蔵が妖艶な乙姫に変身!? 『ABKAI 2015』製作発表で役どころ発表

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市川海老蔵が、若い世代にも歌舞伎に触れる機会を作るために企画した公演『ABKAI』。第三回目となる『ABKAI 2015』が2015年6月4日(木)~6月21日(日)に東京・Bunkamuraシアターコクーンにて開催される。公演に先立って、3月30日(月)、海老蔵のほか、演出を務める宮本亜門、脚本の宮沢章夫が出席した製作発表が行われた。

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本公演は、現代の人たちが忘れかけている日本の昔話や神話をわかりやすく伝えていきたいという海老蔵の思いから、自ら企画した自主公演。第三回となる今回は「浦島太郎」を元にした新作歌舞伎『竜宮物語』と「桃太郎」を描いた新作歌舞伎『桃太郎鬼ヶ島外伝』が上演される。海老蔵は、今回の演目に関して、第一回公演の『疾風如白狗怒濤之花咲翁物語。』~はなさかじいさん~から伏線が張られており、今回の二作を含めて「一番最初から決まっていたんです。必然です」と説明。そして、「多くの方に観ていただきたいというのが根底にあるけれど、若い人や子どもたちに日本昔話ってこういうふうにも楽しめるっていう一つの指針になってもらえれば本望です」と本公演への思いを語った。

『ABKAI 2015』

さらにこの日、本公演での海老蔵の役どころが宮本より発表された。宮本によると、海老蔵は、『竜宮物語』では乙姫を、『桃太郎鬼ヶ島外伝』では鬼を演じるという。『疾風如白狗怒濤之花咲翁物語。』~はなさかじいさん~では、“しろ”という名の犬を演じた海老蔵は「不服だった」と漏らしたが、今回の役どころは気に入ったようで、乙姫については「けっこうキレイになっちゃうと思いますよ。女、久しぶりだな~」と笑顔を見せる。さらに「妖艶な女になっちゃうぞ」と上機嫌に話すと、宮沢が「杉本彩のような“魔力のある乙姫”を目指す」と語り、会場をわかせた。そして鬼役に関しても「普段の古典歌舞伎では、勧善懲悪で勝つ側をやらせていただくんで、今回は負けたいな。普通にやったら鬼になる。鬼が一番やりたかった」と意欲を見せる海老蔵だった。

市川海老蔵 第三回自主公演『ABKAI 2015』は、2015年6月4日(木)~6月21日(日)に東京・Bunkamuraシアターコクーンで上演される。

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