13回目の公演となる「2万人の鼓動 TOURSミュージカル『赤毛のアン』」の2015年就任記念イベントが、2015年3月17日(火)、東京・渋谷のマウントレーニアホールで行われた。登壇した主演のアン・シャーリー役の上白石萌音にとっては、初めてづくしとなった同イベントの模様をお伝えする。
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ミュージカル初主演となる上白石は、現在高校2年生。2011年第7回「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞を受賞した他、2014年には映画『舞妓はレディ』では主役を演じ、第38回日本アカデミー賞・新人俳優賞、2014年度全国映連賞・女優賞など数多くの映画賞を受賞した実績の持ち主でもある。イベントでは劇中歌の「グリーンゲイブルズのアン」を歌いながら登場したが、生歌の披露はこの日が初めて。この日の司会進行役であり、本作ではリンド夫人を演じる大和田りつこから感想を求められると、「ものすごく緊張しました」と前置きしつつも、「グリーンゲイブルズを守るというアンの決心と、『私がアンです』という自己紹介の意味も込めて歌いました」と、堂々と語った。
また、サプライズゲストとしてマリラ・カスバート役の旺なつき、マシュウ・カスバート役の越智則英、ギルバード・ブライス役の藤田玲が登場。上白石にとっては共演者との初対面となった。アンを育てる役となる旺と越智が「こんなに可愛い子を(役の上で)厳しくしつけていくことになるなんて」と言うと、藤田は「萌音さん個人的にはギルバートのような男性は好みですか?」と聞くなどメンバーは和気あいあいとした雰囲気を見せ、大和田が「10代のアンは初めてなので新鮮」と、上白石を迎える言葉を締めくくった。共演者たちの突然の登場に驚きつつも、上白石は「本当に温かい人ばかりで、今から稽古が待ち遠しい」と、早くも打ち解けた様子だった。
小さな頃から「赤毛のアン」が好きだったと明かし、「まさかアンになれる日がくるとは思ってなかったので、思いっきり楽しもうと思います」と意気込みを見せた上白石。若さ溢れる初々しい彼女が演じるアンを見る日が待ち遠しい。
2万人の鼓動 TOURSミュージカル『赤毛のアン』は、以下の日程で上演される。
8月16日(日)北海道・札幌市教育文化会館
8月17日(月)宮城・エレクトロンホール宮城
8月19日(水)埼玉・大宮ソニックシティ
8月20、21日(木、金)東京・新宿文化センター
8月24日(月)名古屋・日本特殊陶業市民会館
8月25日(火)大阪・オリックス劇場
8月26日(水)広島・上野学園ホール
8月27日(木)福岡・福岡市民会館
※上記のスケジュールは都合により予告無く変更する場合あり