M&Oplaysプロデュース『虹とマーブル』が、2015年8月22日(土)より東京・世田谷パブリックシアターを皮切りに上演される。『虹とマーブル』は、M&Oplaysと倉持裕の8作目となるコラボ公演。自身が主宰を務める劇団ペンギンプルペイルパイルズの公演のかたわら様々な作品を手がける倉持にとっても、過去作品とは一線を画した新たなタイプへの挑戦であり、今までにはない新作となる。
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物語の舞台は、1950年代の戦後から高度成長時代にいたる日本。社会の底辺から成りあがっていく男を中心に、その時を生きる人々の山あり谷ありの人生をスピーディーな展開で描く人間ドラマだ。主演には2013年のNODA・MAP第18回公演『MIWA』以来の舞台出演となる小出恵介が抜擢。相手役のヒロインは舞台初出演となる黒島結菜。さらに、若手実力派の木村了、個性派の小松和重、倉持作品には欠かせない女優・ともさかりえなど、魅力的な俳優陣が集結する。
倉持作品への初挑戦を前に、小出は「 (倉持作品を)幾度も拝見させていただいている中で、とても楽しみにする気持ちと身の引き締まる思いです。黒島さんをはじめたくさんの俳優さんとともに、素敵な舞台にするべく頑張って行きたい」と喜びと緊張を語った。黒島は「初めての舞台でわからないことが多いですが、周りの方々に教えてもらいながら、良いものができるよう一生懸命がむしゃらに頑張りたい」と初舞台への意気込みを見せた。
日本がもっとも変化した狂乱の時代をダイナミックに描き、人間の根本的な「生き抜く力」を問う力強い人間賛歌。猛スピードで時代を駆け抜ける男と女の半生に、今を生きる人々は一体何を思うのか。M&Oplaysプロデュース『虹とマーブル』は、2015年8月22日(土)から東京・世田谷パブリックシアターで公演開始。その後、島根、広島、福岡、大阪、愛知、静岡と6都市を行脚する。
(左上から順に)小出恵介、黒島結菜、(左下から順に)木村了、ともさかりえ、小松和重