舞台版『菊次郎とさき』が新エピソードで帰ってくる!製作発表

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ビートたけしの幼い日々の家族の物語を舞台化した『菊次郎とさき~北野家の逆転!?金メダル狂騒曲!~』の製作発表が11月18日(火)に東京・EXシアター六本木で行われ、陣内孝則、室井滋、梨本謙次郎、濱田マリら出演者が登壇し、作品への意気込みを語った。本作は、破天荒で飲んだくれの父・菊次郎と異常なまでに教育熱心な母・さき、そしてこの二人に育てられたビートたけしの家族の絆を描いた物語。これまでに、第3シーズンまで連続ドラマ化され、2012年には待望の舞台化がなされた大人気シリーズだ。

『菊次郎とさき』のように、実在の人物、実際に起きた出来事をベースにした舞台はこちらも。『タイタニック』事件、ご存じですか?

今回の上演では、ビートたけし自身が提案したという新たなエピソードを織り込んだオリジナルストーリーで展開される。2001年に初めてドラマ化されて以来、菊次郎を演じ続けた陣内は、「中年以降は、この役をやったから生活が安定してきた」と役への思いを冗談めかして語って笑いをとると、「ますますパワーアップして、楽しい舞台にしたいです」と意気込んだ。陣内とともに、長年、夫婦役をこなしてきた室井は、「今は稽古を待ち望んで楽しみにしている日々」と話す。そして、「もし私が惚けたら、(陣内を)本当の連れ合いだと思うと思います」と陣内と舞台さながらの仲の良さをアピールした。

ビートたけし役は、下地幸多と楢原漣琉のWキャスト。オーディションで選ばれたという二人は、揃って初舞台となる。陣内と室井の印象を聞かれると、下地は「今日は『菊次郎とさき』のドラマを見てきました。陣内さんは、ドラマと似た衣装なので、お酒好きでおこりんぼなイメージ」とコメント。一方の、楢原は「どちらも面白くて楽しい人」と答えたが、陣内から「もっとない?」と突っ込まれ、考え抜いた末に「陣内さんはかっこよくて、室井さんは優しそうな人」と答えて、会場からは笑いが起こった。出演者たちの仲の良さや現場の暖かい雰囲気が伝わるような一幕だった。

今回の公演は、2015年1月3日(土)からの東京・シアター1010での公演を皮切りに、全国14か所を回る。これまでに上演していない地方での公演も多く、室井は「地方公演は初めて経験します。ささやかな劇場にもおじゃましますが、素朴なパワーがぶつけられるのではと思っています」と期待を込めた。

また、会見の中、日本を代表する俳優である高倉健の訃報が報じられたことを受けて、陣内は「男としてのあり方であり、理想的な俳優道を突き進んだ方で、大変なショックを受けています」と心情を吐露。「俳優の手本であり、神様です。81まで、あんなにかくしゃくとして主演されていたなんて、とんでもないことだと思います」と哀悼の意を表した。

舞台『菊次郎とさき~北野家の逆転!?金メダル狂騒曲!~』は、2015年1月3~5日(土~月)までシアター1010ほか、全国14か所で上演。

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(左から)下地幸多、楢原蓮琉、陣内孝則、室井滋、濱田マリ、梨本謙次郎

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