2015年1月9日(金)から、Bunkamuraシアターコクーンにて『プルートゥ PLUTO』の上演が決定した。漫画『PLUTO』は、浦沢直樹とストーリー共同制作者の長崎尚志が、手塚治虫の鉄腕アトム「地上最大のロボット」のリメイクを切望し、手塚眞の監修のもと、新たな命と使命を吹き込まれ誕生した作品。2003年から2009年まで連載され、第9回手塚治虫文化賞マンガ大賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第41回星雲賞コミック部門を受賞している。
『プルートゥ PLUTO』のように、漫画原作の舞台が徐々に増えていますね!いろいろ観たいです。
本作は、世界初の舞台化であり、漫画以外のメディアでの展開自体が初という点でも注目だ。演出ならびに振付は、オリヴィエ賞を2度受賞し、現代舞台芸術を牽引するシディ・ラルビ・シェルカウイが手がける。今までも、セリフを多用した舞台創造は手掛けているが、日本人の俳優だけでストレートプレイを演出するのは初の試みだ。
舞台は人間とロボットが共存する時代。世界最強といわれるロボットが次々と破壊される事件が起こる。高性能刑事ロボットであるゲジヒトは、犯人の標的が、自身を含めた7体の大量破壊兵器となり得るロボット達だと確信する。日本に渡り、限りなく人間に近い存在であるロボットのアトムと共に謎を追うことに。内戦で家族を失った世界最高峰の頭脳を持つ科学者アブラーや、人間を殺害した唯一のロボットのブラウ1589との接触により核心に迫っていく。葛藤を抱えながらも事件の解決に向けて尽力するアトムとゲジヒト。同じ頃、アトムの妹で悲しみを察知する能力を持つウランが廃墟の壁に花畑の絵を描く不思議な男と出会う。そこにアトムが駆け付けると、男に異変が起こり…
出演は、1年間の文化交流使を終え帰国後第一弾の出演作となる森山未來、そして永作博美、柄本明、吉見一豊、松重豊、寺脇康文 他。
『プルートゥ PLUTO』は、2015年1月9日(金)~2月1日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、2015年2月6日(金)~11日(水・祝)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。チケットのお問合わせは、Bunkamura(03-3477-3244。10:00~19:00)まで。
プルートゥ イラスト(c)浦沢直樹・スタジオ ナッツ 長崎尚志 手塚プロダクション / 小学館