『Collar×Malice』劇場版アニメに新たな結末を加え舞台化【レポート・動画あり】

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大ヒット恋愛アドベンチャーゲームの舞台シリーズとして、一度は完結した舞台『Collar×Malice』(カラーマリス)が、アンコール公演として帰ってきた。劇場版アニメに新たな結末を加えた舞台『Collar×Malice -deep cover-』が、2024年8月11日(日)に東京・こくみん共済coopホール/スペース・ゼロにて開幕。その模様をレポートする。

目次

舞台『Collar×Malice -deep cover-』とは

原作は、2016年に人気女性向けゲームブランド「オトメイト」より発売され、花邑まいによる美しいキャラクターとその世界観、サスペンス調のストーリーで瞬く間に大ヒットした恋愛アドベンチャーゲーム『Collar×Malice』。

2019年5月の第1弾『岡崎契編』を皮切りに、2021年9月に『榎本峰雄編』『笹塚尊編』、2022年12月に『白石景之編』を上演。2023年5月には完結編となる、舞台『柳愛時編』で大団円を迎えた。

アンコール公演として上演される本作は、劇場版アニメのストーリーを軸にしたオリジナルストーリーとなっており、【X-Day事件】を追う裏側で起きた“もうひとつの事件”・・・壮大な「if」が描かれる。さらに“もうひとつの運命”を描く拾和エンドも同時上演される。

舞台『Collar×Malice -deep cover-』ゲネプロレポート

本作には、それぞれのルートのタイトルロールを演じた富田翔高崎翔太飯山裕太、伊崎龍次郎が集結。さらに、其原有沙、仲田博喜らが加わり、物語に厚みをもたらす。仲田が演じる、物語の鍵となる人物・拾和ミツルは、今作のオリジナルキャラクターとなっている。

冒頭で語られる連続凶悪事件、通称【X-Day事件】。危険な街となってしまった新宿で、警察官の星野市香(其原)は、ある夜何者かに襲われて、毒が内蔵された首輪をはめられてしまう。星野は独自で【X-Day事件】を追う、柳愛時(富田)、岡崎契(高崎)、榎本峰雄(飯山)、笹塚尊(伊崎)、白石景之(松田岳 ※映像出演)と共に捜査をすることとなる。

そのさなか、新宿区から流出した拳銃がらみの事件が起こる。事件の捜査指揮を執るために警視庁から派遣された監察官は、柳が警察時代に関わりがあった【拾和ミツル】だった。様々な思いが交差する中、星野たちは事件に立ち向かっていく。

今作では、オリジナルキャラクターとして初登場となる拾和ミツルが物語のカギを握る。柳と榎本は捜査中に、新たな事件現場に遭遇し爆発に巻き込まれ事件の重要参考人として拾和から追われる身となる。さらに、アドニスの中心人物として名が挙がっている若手議員、御國れい(潮見洸太)のシンポジウムで新たな拳銃事件が発生。事件と並行して柳と拾和の対立を深めていきー。徐々に解明されていく事件の真相、拾和の過去とは・・・。

ミステリアスな事件からアクションシーンまで、舞台上では熱い場面が続く。また、シリーズ第1弾となった『岡崎契編』以来の出演となる高崎のアドリブシーンなども見どころとなっている。また、白石景之役の松田岳は映像出演だが、何パターンも撮影をしていたそうで、日によって違う映像になっているかもしれない、とのこと。

“もうひとつの運命”を描く「拾和エンド」では、通常エンドとは異なる結末を迎える。どちらもお見逃しなく。

舞台『Collar×Malice -deep cover-』は、8月11日(日)から8月18日(日)まで東京・こくみん共催coopホール/スペース・ゼロにて上演。チケットはチケットぴあにて発売中。一部公演にはアフターイベントとして「ハイタッチ会」あり。

舞台『Collar×Malice』キャストコメント

柳愛時:富田翔

前作の『柳愛時編』まで5作品やらせていただいた後、本作の話をいただき、また愛時として生きられるとは思っていなかったので、すごく光栄です。一人一人が稽古場から本番直前までいい作品にしようとしている姿を見て、僕自身も刺激を受けましたし、さらにパワーアップした作品に仕上がっていると思います。毎公演全力でいいものをお届けできると思いますので、よろしくお願いいたします。

岡崎契:高崎翔太

5年前の『岡崎契編』では、膨大な台詞量の中でどのようにお客さんを楽しませようかと皆で話し合いながら作ったのですが、5年後に戻ってきて、皆さんのお芝居がパワーアップしていて、すっかり役にハマっているなと感じました。
今回の作品は各公演で主役パートを演じた役者がそろっているということで、集大成になるような作品に仕上げて参りますので、是非劇場に見に来てください!

榎本峰雄:飯山裕太

シリーズを乗り越えてきて、今まではそれぞれメインのキャラクターが抱えるものをフィーチャーした内容だったのですが、今作にはこれまでの5作品の要素がちりばめられていて、シリーズを支えてくださった方々にも恩返しができるような作品になるのではないかと思います。最後までよろしくお願いいたします。

笹塚尊:伊崎龍次郎

今作は、【X-Day事件】の裏で起こったもう一つの事件をフィーチャーしたオリジナルストーリーということで、原作ゲームを楽しんでいただいた方に対しても楽しんでいただける作品になっているかと思います。今回はこれまでのシリーズより上演時間もコンパクトにまとめられていて、見やすい作品になっていると思いますので、是非たくさん見に来てくださると嬉しいです。

星野市香:其原有沙

初めて台本をいただいた時にセリフを覚えられるか不安があったのですが、これまで舞台『Collar×Malice』を作り上げてきた皆さんのチームワーク感に支えられ、稽古を重ねるごとに舞台『Collar×Malice』の世界が好きだと感じるようになりました。多くの人に愛されている作品なので、千秋楽までこの新宿を守り切れるように頑張ります。

冴木弓弦:平井雄基

『柳愛時編』が終わった後、心にぽっかりと穴が開いていたのですが、またこうして冴木として生きられる、戻ってこられることがとても幸せです。原作を軸としたIfのオリジナルストーリーだからこそ、交錯する人々の思いや関係性、さらにステージ上の映像や照明などどこを見てもすべての人に楽しんで頂ける作品となっていると思います。

御國れい:潮見洸太

今作へ参加させていただき、素敵な先輩方と共演することができてうれしく思っております。シリーズを支えてきてくださった先輩方の背中を見ながら、僕たち若手も頑張って行こうと思っています。最後まで舞台『Collar×Malice -deep cover-』をよろしくお願いします。

拾和ミツル:仲田博喜

5年間の長い歴史の中に皆様が繋げてきたものがあって、今回僕はそんな集大成での参加となりますが、「拾和ミツル」という重要な役を与えてもらっているので、これまで作品を繋げてきたキャスト・スタッフと共に一丸となって作品を盛り上げていきたいと思います。舞台『Collar×Malice』という作品が良かったなと思っていただけるように頑張ります。

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舞台『Collar×Malice』公演情報

【公式サイト】https://collarxmalice-deepcover.scissors-blitz.com
【公式X(Twitter)】@c_m_stage

(C) IF・DF/劇場版Collar×Malice製作委員会/舞台『Collar×Malice』製作委員会

 
舞台『Collar×Malice -deep cover-』舞台写真

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