2023年11月3日(金・祝)東京・本多劇場にてM&Oplaysプロデュース『リムジン』が開幕。舞台写真とともに、出演の向井理、水川あさみ、そして作・演出の倉持裕よりコメントが到着した。
本作は、主人公の男が自己保身のためについた一つの嘘が、次の嘘を呼び、逃げ場のないところまで追い詰められていく恐怖を、ブラックな笑いを交えて描いた倉持裕の新作サスペンス。
2020年のコロナ禍で稽古前に全公演の中止が発表されたが、今回、キャストを変更することなく、3年ぶりに満を持しての上演となった。
出演は主演の向井理、ヒロインの水川あさみのほか、小松和重、青木さやか、宍戸美和公、田村健太郎、田口トモロヲら。人気と実力を兼ね備えた俳優達が緊迫感溢れる人間ドラマに挑む。
◆倉持裕(作・演出)
近年の僕の作品の中では、かなりシンプルでオーソドックスな芝居になりました。普段なら技巧を凝らすことに注ぐエネルギーを温存した分、人物像や心理をじっくり描くことが出来ました。
そういう創作態度になったのは、コロナ禍の3年間に、少し立ち止まって演劇のことを考えたからじゃないかと思います。そして、だからこそ、この芝居を3年前ではなくて、今上演することが出来て良かったと思っています。
◆向井理
遂に三年越しの幕が上がりました。当時楽しみにして下さっていた方々にようやくお届けできる喜びを感じています。
どこにでもあるような人間の生活の中で、何かが生まれ、失われていく。その説明のできない空気感を、劇場で体感していただければ幸いです。
旅は始まったばかり。無事に終着点まで辿り着けるよう、楽しみながらがんばります。
◆水川あさみ
充実した稽古でした。日々稽古を重ねて段々と役の神経が繋がっていく感覚は、何事にも代え難いものです。倉持さんの描く世界観をキャストとカンパニーの皆さんと共有し、私自身体現出来るようにがんばります。
M&Oplaysプロデュース『リムジン』は11月3日(金)から11月26日(日)まで東京・本多劇場にて上演。その後、富山、愛知、熊本、福岡、広島、大阪を巡演予定。
(撮影/宮川舞子)
M&Oplaysプロデュース『リムジン』公演情報
上演スケジュール
【東京公演】11月3日(金)~11月26日(日) 本多劇場
【富山公演】11月29日(水) 富山県民会館ホール
【名古屋公演】12月2日(土)、12月3日(日) 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
【熊本公演】12月7日(木) 市民会館シアーズホーム夢ホール
【福岡公演】12月9日(土)・12月10日(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
【広島公演】12月14日(木) JMSアステールプラザ 大ホール
【大阪公演】12月16日(土)・12月17日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
キャスト・スタッフ
【出演】
向井理、水川あさみ、小松和重、青木さやか、宍戸美和公、田村健太郎、田口トモロヲ
【作・演出】倉持裕
チケット情報
【料金】前売・当日共 8,000円(全席指定・税込)
U-25チケット 5,500円
※ご観劇時25歳以下対象・当日指定席券引換・要身分証明書・チケットぴあにて前売販売のみ取扱い