2024年4月より東京、5月より大阪にてDaiwa House Special 地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』が上演されることが明かされた。
演劇ユニット「地球ゴージャス」は、1994年に岸谷五朗と寺脇康文により結成。「地球の人々の気持ちを豊かに、ゴージャスにする」ことを目指し、一糸乱れぬ群舞や圧倒的なコーラスワーク、激しいアクション、時にコミカルに、時にシリアスに、そして何より熱気にあふれた“地球ゴージャス流”エンターテインメントを提供し続けてきた。
岸谷・寺脇が“まだまだこれからも、大それた「夢」への追求は続く”と語る結成30周年を迎える2024年。2018年の『ZEROTOPIA』から実に6年振りの新作が上演される。
物語の舞台は“謎の白い部屋”。時空を超え、様々な場所から集まる人々が“逃げ出したい”という強い感情からその部屋を訪れる…。
主演を務めるのは中川大志。その脇を中川大志、風間俊介、鈴木福、三浦涼介、佐奈宏紀、保坂知寿が固める。今作は、風間・保坂を除く主要キャストが、地球ゴージャス初参加という新鮮な顔ぶれとなった。
上演決定にともない、地球ゴージャスの二人、そして中川、風間、鈴木よりコメントが届いている。
Daiwa House Special 地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』は】2024年4月28日(日)から5月26日(日)まで東京・明治座にて、5月31日(金)から6月9日(日)まで大阪・SkyシアターMBSにて上演される。
コメント紹介
岸谷五朗(作・演出・出演)
ます!コロナに壊され続けた過去の公演の為にも、この滾るエネルギーは特別なものを感じております。
「今この時に、この時代に」何をテーマに構築し世にぶつけていくべきか!地球ゴージャスらしく、演劇の持ちうる最大の魅力を利用して、皆様に心揺さぶるエンターテインメントをお届けしたいと思っています。
オリジナル作品の大切さ重要さ「昨今の世の中だからこその必要性」をヒシヒシと感じ、舞台公演が打てる幸せを噛み締め、お客様と共に素晴らしき舞台の完成を願って、入念な打ち合わせ、そして、最高の役者達との厳しい稽古に突入いたします。ご期待ください。
是非、劇場にお越しくださいませ!
寺脇康文(演出補・出演)
おりゃー!地球ゴージャスだぜー!コロナの馬鹿野郎にやられた、5年間の悔しさを、最高のメンバーと共に、爆発させるぜー!最高の時間を共有しようぜー!もう一度言う!地球ゴージャスだぜー!…忘れてなかったら、観に来てね。
中川大志
地球ゴージャスを初めて観たのは2016年の『The Love Bugs』でした。エンターテインメントとしての華やかさとパワフルさに、胸を鷲掴みにされるような、ど真ん中をドカンと殴られたような衝撃を受けたのを覚えています。
今回30周年という節目の公演でお声がけをいただいて…。想像もしていなかったですし、僕自身舞台の経験が少ない中で、簡単にはお返事ができませんでした。でも、岸谷さんが昨年の『歌妖曲』を観てくださって、嬉しい言葉をたくさん掛けていただいたので。今はもうやるしかないです(笑)。
今回の物語は、時空を超えて、いろんな時代を生きてきた人々が登場します。時代ならではの苦悩や境遇があっても、変わらないものがある。人に自分の本当の姿をさらけ出すのは怖いことですが、そこから初めて自分自身で分かっていなかったことに気づくことがある。人とのつながりを感じられる作品だと思うので、自分に務まるのかまだまだ不安な部分もありますが、このメンバーで作品を創っていくことが今からとても楽しみです。
風間俊介
地球ゴージャスは2004年の『クラウディア』の初演と翌年の再演に二年連続出させていただいて、「次は10年後だね!」って岸谷さんと寺脇さんに言われて、そうしたら本当に10年後に『クザリアーナの翼』に出させていただき、10年周期の男っていう異名がつきました(笑)そしてまた本当に10年後の今作にお声がけいただいた。お二人の冗談の中に散りばめられている本当の約束にぐっときました。
ゴージャスの作品は、争いの悲劇を描くという代名詞がありつつ、ひとりひとりの個性豊かなキャラクターが集まってきて、ひとつのことを共有する、これも代名詞だと思うんです。
ここ数年の作品は観てる側だったので、今回もうひとつの新たな代名詞に関われると思うとワクワクする。ゴージャスの最高な稽古場で肉付けされ、生まれたものが本番で僕たち演者からエネルギーとして発散される。今回もきっと、エンターテインメントの凄さを感じてもらえる作品になると思います。そして、ファンのみなさま10年周期の男が帰ってまいりました!是非是非、地球ゴージャス×風間俊介、見ていただけたら幸せです。
鈴木福
地球ゴージャスは、岸谷さん寺脇さんという素敵なお二人が創られている、面白い世界観と素敵な歌、ダンスで繰り広げられていくステージが、名前の通り本当にゴージャスな印象です。今回が初参加になりますが、出演できることはもちろん、岸谷さん寺脇さん、そして共演者の皆さんとご一緒できること、そして明治座であることも楽しみで、ワクワクが重なりました!
どういった舞台が創られるのか、どのように脚本の世界観が広がっていくのか楽しみですし、重要な役どころをいただいているので、しっかりと演じたいですし、気合が入る感じです。稽古はこれからですが、精いっぱいがんばって素敵な舞台を届けられるようにがんばります。ぜひ皆さん見に来てください。
Daiwa House Special 地球ゴージャス三十周年記念公演『儚き光のラプソディ』公演情報
上映スケジュール
【東京公演】2024年4月28日(日)~5月26日(日) 明治座
【大阪公演】2024年5月31日(金)~6月9日(日) SkyシアターMBS
キャスト・スタッフ
【出演】中川大志 風間俊介 鈴木福 三浦涼介 佐奈宏紀 保坂知寿
岸谷五朗 寺脇康文ほか
あらすじ
「ここはどこだ」
ひとり、またひとりと謎の白い部屋に集まる人たち
共通することはただ一つ、
それぞれの「逃げたい」という強い感情が溢れそうになった瞬間に
目の前に現れたという「扉」。
その扉を開くと、この部屋が現れたという。
「ここはどこだ」
集まったのは7人の男女。
孤児院で育ったという青年‥ 謎のジョッキー‥ 軍服を身に纏った男‥
ホテル支配人に、ひまわり畑から来たという二人の男 そして老婆‥
生きていた場所も時代も様々である。
部屋の中で繰り広げられる会話により、互いの関係が微妙に、でも確実に変化する。
何故この人と 何故この部屋で 何故この時に
私たちは出逢ったのか