陳内将が『月の岬』で8年ぶりのストレートプレイ主演「気持ちを掻き立てられた」

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陳内将が『月の岬』で8年ぶりのストレートプレイ主演「気持ちを掻き立てられた」

2023年2月から3月にかけて、演劇ユニット「unrato」が『月の岬』を上演することを発表した。主演は陳内将。陳内は約8年ぶりのストレートプレイ主演となる。

『月の岬』は1997年に初演された松田正隆の戯曲。長崎弁を用いて繊細な人間の機微を丁寧に描き、この年の読売演劇大賞最優秀作品賞を受賞した。プロデューサーと陳内が戯曲を読み漁り、人間が葛藤しながら生きる日々の営みの深いところに目を向けるべく、この作品を上演しようとこの戯曲をピックアップしたという。

出演は、陳内に加え、梅田彩佳、谷口あかり、石田佳央、田野聖子、岡田正、奥田一平、松平春香、山中志歩、赤名竜乃介、天野旭陽、真弓、金子琉奈が名を連ねた。演出は大河内直子が務める。

unrato#11『月の岬』は、2024年2月23日(金)から3月3日(日)まで東京芸術劇場 シアターウエストにて上演される。

スタッフ・キャスト

目次

コメント紹介

陳内将

この度、『月の岬』にて平岡信夫役を務めさせて頂きます。陳内将です。
プロデューサーと戯曲を読み漁っていた際、幾つか読み終えて、『月の岬』と出会いました。
松田正隆さんが1990年代に生みだされた今作は長崎の離島が舞台なのも加味してか、天草出身の私には不思議なほどにすんなりと馴染みました。
『月の岬』を読了した瞬間、戯曲漁りの旅も同時に終わりました。
この作品の中で生きたい。
その気持ちが強く掻き立てられたのを覚えています。
いい意味でこの戯曲は輪郭がぼやけている部分がありますので、だからこそ、丁寧で繊細な表現を日々追求しようと思います。
稽古も、本番もとても楽しみにしています。

梅田彩佳

『月の岬』に出演いたします、直子役の梅田彩佳です。
今回出演できること、とても嬉しく思っています。
個人的になのですが、ストレートプレイに出演させて頂くのはとても久しぶりです!
台本を読ませて頂き、とても繊細で大切に触らないと壊れてしまいそうな世界にとても惹かれました。
そして、とても難しそうと思いました。(ひゃーーー!!)笑
今からお稽古がとても楽しみです。
新しい自分に絶対出会えると思うので、真正面から直子にぶつかっていこうと思います。
よろしくお願いいたします。

谷口あかり

今回お話をいただいた時に、生まれ故郷である「長崎」が舞台と知ってご縁を感じずにはいれませんでした。とはいえ、東京育ちで長崎弁は話せないので、新たなチャレンジも楽しみながら作品作りに挑みたいと思います。
戯曲の中では何があったのか「事実」が明示されていないことも多く、その空白をどう埋めていくかで何十通りもの『月の岬』ができそうな気がしています。まるで私たちの日常そのもの。事実は一つ、解釈は無限。この作品を埋めていく過程も、観劇されたお客様がどう受け取られるのかも、全てを楽しみに、丁寧に向き合っていきたいと思います。

unrato#11『月の岬』公演情報

上演スケジュール

2024年2月23日(金)~3月3日(日) 東京芸術劇場 シアターウエスト

スタッフ・キャスト

【作】松田正隆
【演出】大河内直子
【音楽】三枝伸太郎

【出演】
陳内将 梅田彩佳 谷口あかり
石田佳央 田野聖子 岡田正
奥田一平 松平春香 山中志歩 赤名竜乃介 天野旭陽 真弓 金子琉奈

チケット

【一般発売】2024年1月13日(土)
【料金】一般 7,700円/サイドバルコニー席 6,600円/学生 4,000円(全席指定・税込)

あらすじ

舞台は1980年代、長崎県の離島。夏の朝、平岡家の居間。長女の佐和子(谷口あかり)、すでに嫁いだ次女の和美(松平春香)は、長男の信夫(陳内将)と直子(梅田彩佳)の結婚式に出かける支度で忙しい。信夫や和美の夫・幸一(奥田一平)が勤める高校の生徒たち、佐和子の元恋人で幼馴染の清川悟(石田佳央)、その妻・裕子(田野聖子)と娘・有里(金子琉奈)などが訪ねてくる。
ありふれた日常をおくる平岡家だが、小さな事件が起きる。人々の会話から微かな亀裂が露見し、深い歪みがそこに暮らす人々の秘密となって暴き出されていく――。

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