屋良朝幸主演のWBB『スパイラルスパイ』は前作の劇中劇を実際に上演！稽古場レポート

2023年7月9日2024年7月26日

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2023年7月10日（月）に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて開幕する、WBB vol.23『スパイラルスパイ』。本作は、佐野瑞樹・佐野大樹による兄弟演劇ユニット「WBB」の最新作で、屋良朝幸が主演を務める。開幕間近の稽古場の模様をご紹介する。

本作は、前作vol.22『スパイのスパイス』にて今江大地が演じた主人公・斑鳩が劇中で書き上げた新作『スパイラルスパイ』を実際に上演するという、WBB初の2作連動作品となっている。作・演出は、『スパイのスパイス』と同じく劇団ホチキスの米山和仁が務めるほか、アクション演出としてHAYATEを迎え、本格的なパルクールやアクションにも挑戦する。

主人公であり、スパイのエージェントたちを支えるシステムエンジニア・三神輝（みかみあきら）役の屋良は、WBB vol.12『ミクロワールド・ファンタジア』では振付を担当したが、WBBへの出演は今回が初。また、前作に引き続き、現役高校生スパイ・朱莉佳太郎（あかりけいたろう）をジャニーズJr.の平塚翔馬、伝説のスパイ・阿良池一（あらいけはじめ）を佐野瑞樹が演じる。このほか、横田龍儀、福島海太、宮本弘佑、松本仁、OH-SEが参加。

三神輝は、スパイ映画が大好きなシステムエンジニア。スパイ活動をデジタル面でサポートする、いわゆる“裏方”の仕事をしていた。あるミッションで、ベテランスパイの阿良池一に、高校生スパイの朱莉佳太郎をサポートして欲しいと頼まれる。

三神は、組織のシステムに侵入し、自分をエージェントとして登録。朱莉と同じミッションに、自分を送り込む。そのミッションとは、ある高校で起こるハッキング事件だった。その高校の名は、帝高校。国の要人や大企業の社長の子息らが通う特別な高校だった。

帝高校の教員として侵入した三神は、学校内の落ちこぼれ達を集めた「ゼロクラス」の担任をする事に。三神は、自分の身分を隠しながら朱莉のサポートをするのだが･･･。

稽古場では、芝居稽古の大詰め。さらに、実際に本番と同じセットを稽古場に組み、連日アクション稽古も行っていた。コメディ作品ということもあり、笑いの絶えない和やかな雰囲気。主演の屋良も「集中するときはめちゃくちゃ集中して、緩い時はすごく緩くて、という対比がある意味心地いいし、皆で作り上げている感があります」と楽しそうだ。

見どころは、やはりアクション。HAYATEによる「ここまで本気なアクションをつけるか？！」と言いたくなるぐらいのアクションをつけており、見応え抜群だ。

前作に続いて、同じ役を演じることになる平塚は、「前回はなかった朱莉佳太郎の動いてミッションをやっている姿があるので、アクションやパルクールを含め、そこを注目してみていただけたら！」とアピール。また、観客と近い距離で芝居をする部分があるかもしれないとのこと。「ファンサもあるので、キュンキュンしてもらえたら嬉しいです！」と語っていた。