ライブ用耳栓って何!?「Loop Experience」輸入販売店に使い方を聞いてみた!【前編】

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モダニティ前編サムネ

皆さんこんにちは。エンタステージ編集部・4号です!現在エンタステージでは観劇環境をより良く整え、舞台をさらに楽しめるお役立ち情報を探る調査企画を始動しました。観劇時のお困りごとを解決する策や、観劇をもっと楽しめるアイテムをご紹介していきます。

第二弾となる今回はライブ用耳栓「Loop Experience」について特集します!SNSでの投稿をきっかけに注目が集まったこちらの商品。“ライブ用耳栓”と呼ばれる特殊なアイテムで「大きな音を削ってくれる」「耳をふさいでいても音響は綺麗に聞こえる」という不思議な感覚を味わえるとの報告を掴んでいます。

観劇の際に「前方の席が当たって嬉しかったけど、スピーカー前で耳への負担が強く頭痛がした・・・」という経験がある方や、「ミュージカルなど、歌や演奏を楽しめる舞台を見てみたいけど、音が大きいと怖いな・・・」と不安に思っている方は少なくないのではないでしょうか。特に座席は自分で選ぶことができない場合が多いため、運に任せるしかありません。

そんな場面にこそ、この商品は役立つのでは!?と思い立ち、エンタステージは「Loop Experience」の輸入販売を行っているMODERNITY社に直接取材を行い、ライブ用耳栓とは?「Loop Experience」の特徴は?そして気になる観劇でのお役立ちポイントを調査することにしました!音の不安に負けず「楽しむ工夫」を一緒に学んでいきましょう!

<後編はこちら>https://enterstage.jp/wp/interview/2023/07/125214.html
https://enterstage.jp/wp/interview/2023/07/125214.html

今回調査を行ったのはこちらの面々。

エンタステージ、編集部、4号、イラスト
エンタ4号
大きな音が苦手。文化祭で動けなくなったことがある
エンタステージ、編集部、1号、イラスト
エンタ1号
ライブ用耳栓って何?塞いじゃっていいの??

今回も事前の聞き取りを行ってみたところ、編集部内ではライブ用耳栓の使用経験がある者はおらず、そもそもその存在を知らなかったことが判明。そんな疑問だらけの一同を迎えてくださったのは欧米の高級ライフスタイルブランドを多数取扱うMODERNITY社のマーケティングマネージャー・西村さん。

モダニティ、アイコン
MODERNITY
西村さん
よろしくお願いします
エンタステージ、編集部、4号、イラスト
エンタ4号
おはようございます!
エンタステージ、編集部、1号、イラスト
エンタ1号
よろしくお願いします!

早速、気になるあれやこれやをたくさんお伺いしてきました!

モダニティ、看板、写真

モダニティ、ショールーム、写真

目次

ライブ用耳栓「Loop Experience」とは?

──今回は「Loop Experience」が音楽シーンで活躍するアイテムとの話題を聞きつけ、ミュージカルをはじめとした舞台でも活用できるのでは?と考えやってきました!そこで、まず初めに“ライブ用耳栓”とは何かを教えてください。

西村:“ライブ用耳栓”は音楽ライブやコンサートで発生する大きな音を和らげるために使う耳栓です。聴覚過敏など音に対して困りごとを抱えていても「音楽を楽しみたい!」という方に使用していただくことが多いです。

エンタステージ、編集部、4号、イラスト
エンタ4号
なるほど!
エンタステージ、編集部、1号、イラスト
エンタ1号
音のボリューム調整で使うんですね

──ではMODERNITY社で輸入販売をされている「Loop Experience」はどういった商品なのでしょうか?

西村:順番にご説明させていただくと、現在世界展開をしている「Loop」というベルギー発のブランドで販売している製品の一つが「Loop Experience」になります。世界150ヶ国以上で250万個もの実売がされている大ヒット商品です。日本語で直訳すると「耳栓」になるので“ライブ用耳栓”と呼ばれていますが、「Loop」の製品をご利用されている方は“イヤープラグ”という言い方をされています。

エンタステージ、編集部、4号、イラスト
エンタ4号
イヤープラグ! 急にオシャレな響きに・・・!

西村:日本で多く販売されている従来型のスポンジの耳栓とはだいぶ異なりまして、ファッショナブルでスタイリッシュなデザインにしたことで、お出かけされた際に着用してもファッションを邪魔しないお洒落な雰囲気を出すことができます。おかげ様で口コミやSNSの投稿、あるいはこういった取材などから徐々に拡散されていき、日本も含め各国のAmazon・楽天の耳栓カテゴリーで売り上げランキング1位を取らせていただきました。

エンタステージ、編集部、1号、イラスト
エンタ1号
すごいですね!
エンタステージ、編集部、4号、イラスト
エンタ4号
耳栓ランキングなんてあるんだ
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MODERNITY
西村さん
非常に多くのユーザーさんに支持していただいているんだなと実感しましたね

西村:各国のビジネス賞やデザイン賞なども受賞していて、現地ではかなり注目されている企業です。日本では約2年ほど前に販売を開始し、今では北米やその他中国をはじめとしたアジアの国々にも進出をしています。

エンタステージ、編集部、4号、イラスト
エンタ4号
デザイン賞まで!?
エンタステージ、編集部、1号、イラスト
エンタ1号
世界規模の製品だったのか・・・

西村:「Loop」のブランドフィロソフィーの1つに「サステナビリティ」があるため、パッケージは全て紙で作成しています。シュリンク包装(※)も行ってないノンプラスチックを採用しているので環境にも優しい商品です。
※容器に合わせぴったりと収縮させて貼り付ける包装方法(ペットボトルのラベルなど)

エンタステージ、編集部、1号、イラスト
エンタ1号
こだわりがすごいですね!
エンタステージ、編集部、4号、イラスト
エンタ4号
なんて眩しい商品なんだ
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MODERNITY
西村さん
ヨーロッパの方が日本よりも環境問題に対する意識が高いんです
Loop experience、写真

Loop Experience

「Loop Experience」と「Loop Quiet」2種類のイヤープラグの違いは?

──「Loop」にはいくつか種類があるとのことですが、その違いをお聞きしても宜しいでしょうか?

西村:「Loop」のイヤープラグには「Experience(エクスペリエンス)」と「Quiet(クワイエット)」という2種類があります(※)。一番人気は「Quiet」というシリーズです。「Quiet」という言葉通り「静か」という意味を持ち、ベッドやお布団の中に入る時に付けていただくことで周囲の生活音や騒音を取り除き、快適な睡眠を得られるよう設計されています。
※取材時点(現在は新たにLoop Engageという会話に特化した種類が発売中)

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エンタ1号
ふむふむ。「Quiet」は睡眠用の商品なんですね

西村:「Experience」は音楽ライブやカラオケなど、周りで騒音が起こるような場面で活用していただける商品です。不快に感じる音をカットしつつも、演奏はきちんと聞こえる程度まで音量を残してくれるという特徴があります。

エンタステージ、編集部、4号、イラスト
エンタ4号
主に音楽シーンで使用するのが「Experience」ということですね

西村:これらの商品はシリコン素材を採用しており、従来のスポンジ素材と違い、使い捨てではなく繰り返し洗って使用できます(Loop Quietは100パーセントシリコン素材)。ゴミを増やさないというサステナビリティの精神がここにも反映されているんです。

エンタステージ、編集部、4号、イラスト
エンタ4号
洗っていいんですか!?
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MODERNITY
西村さん
はい!軽く洗っていただいて、日陰に干せば毎日清潔に使えます

西村:「Loop」自体に “Live Life At Your Volume”=“自分の音量で生きていく”というコンセプトがあり、人が生活していく上でそれぞれに適切な音量があると本国の創業者の方が語っています。健康的という意味だけではなく、かつアクティブに過ごせることを支援していく。そんな想いを気に入ってくださった方を筆頭に「Loop」を購入していただき、気分によって異なるカラーを使用したい!と複数のカラーを買われる方もいらっしゃいます。

エンタステージ、編集部、4号、イラスト
エンタ4号
なんと素敵なコンセプト!
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エンタ1号
人によって感覚は違いますからね
Loop quiet、写真

Loop quiet

コロナ禍で需要増大!日常に溶け込むイヤープラグの活用法

──イヤープラグを推奨場面以外で活用されていて驚いたことはありますか?

西村:従来型のニーズはもちろんありますが、日常使いとしてのニーズが生まれたのは大きいかなと思います。時代的にも新型コロナウイルスの世界的な流行があったので、リモートワークで使用される方が非常に多くいました。ご自宅や近所のカフェなどに行かれた際に耳栓を付けるだけで作業効率が上がる!と口コミで広がっていき、リモートワーカーには必須!とまで書いていただきました。

エンタステージ、編集部、4号、イラスト
エンタ4号
確かに!リモートワークにめちゃくちゃ使えそう

西村:反対にアフターコロナでは、ライブやコンサートが本格的に増え始めるので、本来の需要が増していくのかなと思っています。また、新幹線や飛行機などで使用する方もいらっしゃるようで、旅行用やビジネス出張用としての需要も高まっている印象ですね。

最初は「何これ?」というリアクションがかなり強く、我々自身もどれだけこの日本のマーケットで”イヤープラグ”という商品が受け入れられるのか未知数なところはありましたが、予想以上にポジティブな反響をいただき嬉しいサプライズでした。日本は電車やバスも多いですし、マンションやアパートの壁も薄い。赤ちゃんの夜泣きや上階の足音など、皆さんが抱えている日常生活での音の悩みを直接的に解決できる商品なので、手に取っていただけたのかなと考えています。

耳へのダメージは戻らない!?ライブ用耳栓で難聴リスクを軽減!

──イヤープラグをつけることで、騒音による頭痛などの健康障害も緩和できるのでしょうか?

西村:選択肢の一つとして予防のために使っていただけるものと認識しています。音楽フェスなどをはじめとして、大音量の空間で日頃から生活されている方は将来難聴になるリスクが非常に高く、騒音に慣れてしまっていることで気が付かないうちに耳が悪くなってしまう。今では世界11億人がヘッドホン難聴リスクに陥っているらしく、特に10代から30代の方々に多い傾向だそうです。スマートフォンやSNS、高音性ヘッドホンやイヤホンの普及で、どこでも質の高い音楽や動画を楽しめることが日常になっていることが大きな原因ですね。

エンタステージ、編集部、1号、イラスト
エンタ1号
街中でもイヤホンを付けたまま歩いている方が多いですよね
エンタステージ、編集部、4号、イラスト
エンタ4号
便利になった反面、過剰使用の傾向が強まっているのか・・・

西村:年齢を重ねた時に難聴にならないよう、なるべく若いうちから耳もケアしておく必要があります。聴力は悪くなってしまうと回復が困難なので、イヤープラグを使用することで少しでもリスク緩和に貢献出来たら嬉しいです。

後編に続く!

今回は“ライブ用耳栓”とは何か、「Loop Experience」とはどんな商品か?ということを中心にお伝えして参りました。皆様いかがだったでしょうか?音と健康の関係性や海外製品の意識の高さを学んだ編集部でしたが、次回の後編ではライブ用耳栓を「観劇で使用するおすすめポイント」についてお聞きしていきたいと思います!後編もお楽しみに!

ライブ用耳栓「Loop Experience」はどこに売ってる?気になるお値段は?

詳細




モダニティ前編サムネ

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この記事を書いた人

ひょんなことから演劇にハマり、いろんな方の芝居・演出を見たくてただだた客席に座り続けて〇年。年間250本ペースで観劇を続けていた結果、気がついたら「エンタステージ」に拾われていた成り上がり系編集部員です。舞台を作るすべての方にリスペクトを持って、いつまでも究極の観客であり続けたい。

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