『映画刀剣乱舞-黎明-』初日舞台挨拶レポート!鈴木拡樹、抹茶ラテマキアートで「皆さんと乾杯したい」

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『映画刀剣乱舞-黎明-』初日舞台挨拶レポート!鈴木拡樹、抹茶ラテマキアートで「皆さんと乾杯したい」

『映画刀剣乱舞-黎明-』が、2023年3月31日(金)に全国公開を迎えた。これを記念し、初日舞台挨拶を開催。主演の三日月宗近役の鈴木拡樹をはじめ、山姥切国広役の荒牧慶彦、へし切長谷部役の和田雅成、山姥切長義役の梅津瑞樹、髭切役の佐藤たかみち、膝丸役の山本涼介、骨喰藤四郎役の定本楓馬、堀川国広役の小西詠斗、一期一振役の本田礼生、小烏丸役の玉城裕規ら、10振りの刀剣男士を演じたキャストが集結し、監督の耶雲哉治と共に登壇した。

大ヒットを記録した前作『映画刀剣乱舞-継承-』から4年。待望の公開を迎え、上映後の興奮が映画館の中に渦巻く中、登場したキャストたちの顔にも晴れやかな笑顔が浮かぶ。なお、この初日舞台挨拶は開催館であるTOHOシネマズ日比谷より、全国の映画館234館にライブ中継が行われた。

『映画刀剣乱舞-黎明-』初日舞台挨拶レポート!鈴木拡樹、抹茶ラテマキアートで「皆さんと乾杯したい」

初日を迎えた心境について、三日月宗近役の鈴木は「観てくださった皆さんと“抹茶ラテマキアート”で乾杯したい気分でございます。じゃあ、エア乾杯!」と、観た方には分かる映画ネタを交えて挨拶。山姥切国広役の荒牧は「映画はこれが2作目になりますが、この“黎明”という作品もたくさん愛していただけると嬉しいです」と口火を切った。

『映画刀剣乱舞-黎明-』は、「刀剣乱舞」のメディアミックス作品の中で初めて2012年の“現代”に出陣する物語となっており、現代での“仮の主”と行動を共にする。中でも、へし切長谷部の仮の主が「福岡在住のギャル大学生」であることが一際話題になっていた。

へし切長谷部役の和田は「まさかのギャルと共に出陣するとは思わなかったんですけど(高速バスで)14時間かけて東京に来たらお尻がちっちゃくなりました。・・・どういうことですか?」とセルフツッコミを入れながら自らをいじった。

山姥切長義役の梅津は「刀剣乱舞というコンテンツをさらに好きになっていただける映画になったのではないかと思います。賢明な皆様はご存知だと思いますが、今ゲームにログインすると映画に登場する10振りがもらえますからね!この機会を忘れずに」と、ゲームの公開記念プレゼントについてもしっかり宣伝(原作である刀剣乱舞ONLINEで4月25日メンテナンス開始前まで実施)。

『映画刀剣乱舞-黎明-』初日舞台挨拶レポート!鈴木拡樹、抹茶ラテマキアートで「皆さんと乾杯したい」

また、小烏丸役の玉城は「公開初日の喜びが僕のメイクに表れています。よく見てください。まあまあ攻めております!」とアピール。隣にいた堀川国広役の小西が、玉城の顔をまじまじと見つめ「ピンクが入っていますね?」と尋ねると、「赤です!」とさらに主張するなど、和やかかつ喜びに満ちた挨拶が続いた。

完成した作品を観た感想について、鈴木は「作っていた我々もすごく楽しめました。VFXがすごくて!」と語り、「1000カット以上という、ハリウッド作品に並ぶぐらいのすごいカット数が使われているそうです。でも、どこで使っているのか分からないぐらいナチュラル。そこが作り手としての美学だったみたいですよ」と、監督の手腕を称えた。

また「三日月宗近という役を演じて間もない頃から、現代への出陣は夢見ていたことだったので、非常に楽しかったです。現代に来たら行ってみたいところとか、やってみたいことがたくさんありましたので、夢が叶ってすごく嬉しかったですね」とニコニコ。

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アクションシーンも、三日月宗近、山姥切国広、山姥切長義の三つ巴の戦いなども盛り込まれ、迫力の仕上がりとなっている。これについて、荒牧は、監督から「なるべく近距離の殺陣にしてほしい」という要望があったことを明かし、「我々、長くて絡まるものがたくさんついている三振りなので、なかなか大変でした(笑)」と振り返った。

すると、梅津が「本当にこの距離でやったんですよ!」とぐっと距離を詰め、荒牧も「映像だと違和感ないと思うんですけど、実際だと違和感ありまくりなんですよ(笑)。さらにカメラマンさんも近くて!」と実演してみせ、会場を笑わせた。これに対し、耶雲監督は「こうしてほしい、と伝えるとパッとやってくれるので、本当に(皆さんは)布のプロ」と絶賛していた。

続いて、和田は公開初日がへし切長谷部の国宝指定日であることに触れ、「前作の公開日は1月18日でへし切長谷部の刀帳番号だったんですよ。持ってますね!」と言いながら、「今回のへし切長谷部は前回とは違う本丸の刀剣男士であることをかなり意識していました。前回の殺陣は、騎士(ナイト)のような重心の高いイメージでやったんですが、今回は(重心を)下に落とした一撃の重さを意識しました」と、前作との違いを語った。

そして、「継承」では顕現したばかりの刀剣男士として描かれていた骨喰藤四郎を演じた定本は、「前回は右も左も分からない分からない感じだったんですが、今回は骨喰藤四郎の芯の強さ、意思の強さを表現できたらと思いました」とコメント。

質問は、映画初登場となった小西、玉城、本田へ。「映画なので、より人間味のあるお芝居をしようと思った」という小西は、「あの・・・時間遡行軍との戦いを、深夜の真っ暗な森の中で撮影したんですけど、闇の中に赤い目がピカーン!と光っていて、恐怖を覚えました」と、実に人間味のある撮影エピソードを明かした。

本田は「最初に撮ったシーンの前日が雨だったからか、地面がすごくぬかるんでいて。でも、僕が演じているのは一期一振なので、どんな時も“ロイヤルに”って意識していました」というエピソードの一方で、「移動の道中、拡樹さんとまっきーさんと席が近くて、3人でお話できた時はめっちゃテンション上がってガチガチに緊張していました!」とファン目線でいたことを告白。

そして、玉城が演じる小烏丸は、髪の長さをワイヤーアクションがあることを加味しながらもなるべく長くする努力があったそう。しかし、それ故に問題が・・・。「撮影は山の中で行われていたので、トイレが仮設トイレだったんですね。入る時は問題なかったんですが・・・。問題は出る時ですよ。中で5分くらいもがいてたからね!」と、予想外の苦労話(?)が飛び出すと、すかさず和田から「何の話?!」とツッコミが入っていた。

髭切役の佐藤と膝丸役の山本は、本作で初めて刀剣男士を演じた。山本は「僕たちは舞台も経験していなかったので、一からの役作りだったんですが、いろいろと調べて、たかみち(佐藤)とは撮影に入る前に二人で2時間くらい散歩しながら、役の相談をしたり、人生について話したりして仲を深めて、兄弟感が出るようにしました」と工夫を明かした。

佐藤は、刀を使ったアクションを本作で初めて経験することになったそうで、「でも(映画に登場する髭切・膝丸は)“極”なんですよね・・・。これがまずいぞ!と思って、木刀を買って家の近くの公演で夜中に1日100本振っていたんです」と準備をしていたという。しかし「風の噂で、本田礼生さんが1日に1,000本振ってるという話を聞いて、これじゃだめだ!と思って本数を1,000本に増やしました」と、先輩の背中の大きさを感じたエピソードを披露した。

さらに、舞台挨拶では出演者たちの「注目ポイント」がフリップトークで語られた。以下、その内容をピックアップ。

『映画刀剣乱舞-黎明-』初日舞台挨拶レポート!鈴木拡樹、抹茶ラテマキアートで「皆さんと乾杯したい」

◆鈴木拡樹「神通力」
本作では、三日月宗近が現代で発生する支障をう振り払おうと「神通力」を使って奮闘する、という原作ゲームにはない設定がオリジナルで盛り込まれています。この撮影を、暗い部屋の中で何パターンかやったんですが、そのうちのどれが使われているのか完成するまで僕自身も分からない状態でした。採用されたのは「はぁい!」でした(鈴木、実演。さらにカメラに向かっての実演を求められたところ、神通力ではなくへし切長谷部を真似した「圧し切る!」を披露)。

◆荒牧慶彦「子鬼(本人談)の絵」
刀剣男士もかっこいい見どころがたくさんありますが、子鬼がかわいいんですよ!さて、何色の子鬼が出ていたでしょう?もう一回観ないと分からないポイントってなんだろう?と考えまして。多分、一回で把握できている方はいないと思うので、何回も観て何色いたか確かめてみてください。

『映画刀剣乱舞-黎明-』初日舞台挨拶レポート!鈴木拡樹、抹茶ラテマキアートで「皆さんと乾杯したい」

◆和田雅成「4Dバス」
4Dも体験してほしいと思って!高速バスの揺れや、戦いの臨場感が味わえます。桜の匂いとかも感じていただけるんですよね。揺れに強い方はぜひ、酔っちゃうよという人も、酔い止めを飲みながらぜひ一緒にがんばりましょう(笑)。
(耶雲監督「ちゃんとバスのエンジンの振動や路面の揺れも再現しておきましたので、アクションファンの方はもちろん、バスファンの方の要望にも応えられるようになっています!」)

◆梅津瑞樹「山姥切長義の手」
ロボットの関節の動きとかを見るのが好きなんですけど、山姥切長義の手の鎧の部分の動きがすごいんですよ!パラパラパラって気持ちよく動かせるんです。これです。動かしやすそうだなって観ていただければと思います。

◆佐藤たかみち「マント」
髭切の極の衣裳はひらひらしてるじゃないですか。すごくかっこいいんですが、正直、最初は(動くのに)邪魔だな・・・ってちょっとだけ思っちゃったんです。最初は動きに支障が出ないようと考えながら戦ってイたんですけど、ある時、画面で観た時に「絡ませていった方がダイナミックでかっこいいな」ということに気づいて。途中から思いっきりばっさばっさ絡ませていっています(鈴木より、「刀剣男士の世界でいらっしゃい」とコメント)。

◆山本涼介「兄者の回数」
荒牧くんの回答と少し似ているんですが、「膝丸は“兄者”と何回言ってるでしょうか?」。
本当に、毎シーン言っていると思うので。ぜひ数えてみてください。

◆定本楓馬「刀の造形」
刀剣男士は刀ということで、本当にあの細かいところまで作りこまれています。骨喰藤四郎にはあの龍の彫り物があるんですが、そちらも本当に細かく作られているので、寄るシーンではそういう細かいところも見ていただけたら楽しいんじゃないかと思いました。

◆小西詠斗「時間遡行軍の質感」
撮影していて気づいたんですけど、時間遡行軍がぬめぇっとしているんです。なんか、濡らしてましたよね?(耶雲監督「ぬめっとさせてます」)だから不気味で、怖いなって・・・。そのぬめっと感を何度も観て確認していただけると嬉しいです。

◆本田礼生「殺陣」
本当に、一手一手に思いを込めて、細部までこだわってますので皆さんにもぜひ注目していただきたいです。

◆玉城裕規「息切れ」
足場の悪い中、一連の殺陣をやった後に台詞を言ったりしているんですよ。でも、完成を観て乱れていないのがすごいなって思って。僕も一連の立ち回りのあとに振りかぶってカメラ目線で台詞を言うシーンがあるんです。カット割るかなと思ったんですが、割らずにそのままいってくださいって言われて。でも、それを息切れせずに言えたんですよ。だから、自分まだまだイケるなって(笑)。そうやって攻めた部分が良さになっていたりするので、役者陣が息切れすることなく、しっかりその役として生きている姿を何回も観ていただきたいなと思います。

最後に、鈴木が「これからたくさんの方に観ていただけることを思うと、すごく楽しみですし、高揚しております。本作は、今までで一番、刀剣男士が人に近い距離で存在しています。そういう意味でも、皆さんにも刀剣男士を身近に感じていただける機会だと思っています。ぜひこの作品を周りの方にも勧めていただいて、たくさんの方に楽しんでいただきたいと思っております」とコメント。

耶雲監督も「とにかく面白く作ろう!という思いで、強い思いを込めて撮影しました。公開初日を迎えた今、作品は観ていただいた皆さんのものになったと思います。今、皆さんの中にあるその思いを、いろんな人に伝えていっていただきたいです。思いの力が日本中に広がることによって、黎明という名前どおり、新しい明日を明るくできるかなと思っております。この作品にはその力があると思っておりますので、皆さん、今後ともよろしくお願いいたします」とファンにメッセージを送った。

最後は、鈴木の「『映画刀剣乱舞-黎明-』、はじめよう」の発声によりキャノン砲から金テープが発射され、公開初日を賑々しく祝った。

『映画刀剣乱舞-黎明-』は本日より全国ロードショースタート。4週連続で内容が変化する入場者プレゼントも実施。

【第1週】3月31日(金)~4月7日(金)
特典:特製メタルステッカー(10種ランダム)

【第2週】4月8日(土)~4月14日(金)
特典:特製クリアしおり(10種ランダム)

【第3週】4月15日(土)~4月21日(金)
特典:オリジナルクリアファイル(2種ランダム)

【第4週】4月22日(土)~
特典:特製A5サイズカード(2種1セット)

目次

映画刀剣乱舞-黎明-』作品情報

【出演】
鈴木拡樹 荒牧慶彦
和田雅成 梅津瑞樹 佐藤たかみち 山本涼介 定本楓馬 小西詠斗 本田礼生 玉城裕規
秋田汐梨 中山咲月 柳美稀 飛永翼 / 津田寛治 堀内正美 竹財輝之助 / 柄本明

【原案】「刀剣乱舞ONLINE」より(DMM GAMES/NITRO PLUS)
【監督】耶雲哉治
【脚本】小橋秀之 鋼屋ジン
【音楽】遠藤浩二
主題歌:「DESTINY」BLUE ENCOUNT(Ki/oon Music)

【公式サイト】https://touken-the-movie.jp/
【公式Twitter】@toukenthemovie

(C) 2023 「映画刀剣乱舞」製作委員会/NITRO PLUS・EXNOA LLC




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