福田悠太主演！ぶっ飛び炸裂ミュージカル『悪魔の毒毒モンスターREBORN』取材会レポート

2023年1月16日2024年10月3日

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福田悠太主演！ぶっ飛び炸裂ミュージカル『悪魔の毒毒モンスターREBORN』取材会レポート

福田悠太（ふぉ〜ゆ〜）主演のオフ・ブロードウェイ・ミュージカル『悪魔の毒毒モンスターREBORN』が東京・EX THEATER ROPPONGIにて2023年1月14日に開幕。初日公演前に囲み取材会が行われ、主演の福田悠太、平野綾、林翔太、宮原浩暢（LE VELVETS）、霧矢大夢らが登壇した。

本作のオリジナルは、1984年トロマ・エンターテイメントによって制作・公開され、伝説となったアメリカのカルト・ムービー。その作品を『メンフィス』でトニー賞を受賞したジョー・ディピエトロが脚本を、ボン・ジョヴィのキーボードであるデヴィット・ブライアンが音楽を手掛け、2009年にオフ・ブロードウェイ・ミュージカルとして誕生した。

5人の役者がそれぞれ何役も演じ、ぶっ飛んだ内容のコメディミュージカルが話題を呼び、ニューヨークを飛び出しカナダ、全米へとツアー公演を行い、日本では2020年3月、東京で福田主演の舞台を上演。熱いリクエストを受け今回、東京・大阪にて再演が決定した。

演出は2020年3月公演に引き続き、池田テツヒロが担当。主演を務める福田を含め、林翔太、宮原浩暢（LE VELVETS）、霧矢大夢らが2020年公演と同じ役を続投する。今回新キャストとして、様々なミュージカルに出演し、確かな歌声で観客を魅了する平野綾がヒロイン役を務めている。

取材会では、劇中のポップな衣装を身にまとって出演者が登場。モンスタースーツ姿の福田が開口一番に「見ての通り、普通の舞台でございます！」とコメントし、会場を沸かせた。初日の意気込みを聞かれると「もう始まるんだな、という感じです。普段“ふぉ～ゆ～”という、とても面白いグループで活動させてもらっているんですけど、それがすごく多忙な時期だったんですが、それを飛び越える勢いでこの世界に飛び込みたいと思っております！」と気合十分に返した。

そんな福田が着用するのは特徴的なモンスタースーツ。重さを問われると「2トンくらいです。まぁ、でもこのために修行してきたんで。再演が決まってから2トンに耐えられる身体づくりをしてきました！」と茶目っ気たっぷりに再演に向けての意気込みを述べた。

また、歌唱力が上がったと関係者内で評判になっているらしく、それを聞いた福田は嬉しそうに「最近“ふぉ～ゆ～”がノッてきちゃっているんですけど。その一つの要因として、僕の歌が上手くなってきたっていうのがあるのかもしれませんね！　歌が上手くなってきた＝ふぉ～ゆ～としての音源的なものが発売･･･する可能性が、近づいてきているのかなって･･･今のところまだ話はありません！」と念願のCDデビューに向けての意欲をユーモアを交えて話すと、共演者の霧矢や宮原も福田が心情たっぷりに、感情のコントロールをしながら歌を極めていく姿勢に心を打たれたと述べた。

さらに他キャスト陣に「音程は？」という記者からの質問が飛び、宮原が「フラット感とかが少し高い感じが逆に心情を･･･でも歌って音程だけじゃないからね！」と答えると「すみません、こんなこと（取材会）している場合じゃなくて音程の練習をしてこないと！」と福田が立ち去ろうとするコントの様な場面も。

そして、再演でパワーアップした所を聞かれた福田は「やっぱりみんなのメンタルですかね。前回はこういう感じでやっていいのかな･･･という思いがあったんですけど。もう、一回やっちゃっているから！　再演になった時にやっちゃっていいんだ！　からスタートするので、そういう意味ではみんなのメンタルが強くなっていますね」と初演での反響を受け臆することなく作品の熱量に食らいつく様子が伺えた。

今回初出演になる平野もすぐにその熱量に答えたそうで「今回平野さんが初めて入ってくださっているんですけど、すぐに“あ、そのテンションね。オッケー”って感じで入ってくれて。本当にメンタルが強くなっていますね。だって、こんな格好で記者会見しないでしょ、普通（笑）」と語り、笑いを誘った。

出演陣のメンタル以上にパワーアップしたものが福田の纏う“モンスタースーツ”だそうで「ぶっちゃけ言っていいですか？　予算が完璧にパワーアップしていますね」と意気揚々と前回よりも軽く、通気性もよくなった、この世に１つしかない毒毒モンスタースーツへの思いを述べた。

5人しか出演しない作品だが、配役は30以上！　1人何役も演じる宮原は16役、林は12役を演じ分ける。次から次へと早替えで登場することで物語のスピード感が生まれ、飽きない作品になっている！と福田が見どころを語った。始終わきあいあいとした雰囲気で進む取材会で、福田のチャーミングなボケを繰り出す様子を皆が楽しそうに見ているのが印象的だった。