ジャニーズWEST濱田崇裕、土佐兄弟の有輝とポーズを振付「盗み聞きは嫌！嫌！」舞台『盗聴』取材会レポート

2022年10月31日2024年7月26日

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ジャニーズWEST濱田崇裕、土佐兄弟の有輝とポーズを振付「盗み聞きは嫌！嫌！」舞台『盗聴』取材会レポート

2022年10月31日（月）に東京・東京グローブ座にて舞台『盗聴』が開幕した。初日前日にはフォトコールと取材会が行われ、主演の濱田崇裕（ジャニーズWEST）ほか、武田玲奈、有輝（土佐兄弟）、脚本演出の西田征史が登壇し、舞台への意気込みを語った。

『盗聴』は、タイトルのとおり「盗聴」をテーマにしたサスペンスコメディで、TVドラマ『石子と羽男』やアニメ『TIGER&BUNNY』シリーズなど人気作の脚本を手掛ける西田によるオリジナル作品。本作では西田が演出も手掛ける。取材会では、冒頭より約30分ほどのシーンが披露された。

【有限会社盗聴撲滅隊】である榎木田歩（濱田）は社員である間宮健吉（有輝）と共に依頼人（兒玉宣勝・阿久澤奈々）宅の盗聴器を発見した。依頼後に車で帰っている途中、屋上で女性が飛び降りようとしているとの情報が聞こえてくる。榎木田と間宮は急いで屋上に向かうと、そこには彼氏（浦田大地）に振られ自殺を試みようとする佐野睦美（武田）がいた。佐野の自殺を食い止めるため榎木田は盗聴撲滅隊で働くことを勧める。

3か月後、盗聴撲滅隊にて明るく働く佐野の姿があった。佐野が帰宅後に会社に盗聴器の発見調査を依頼する熊切華怜（上野なつひ）が現れる。美しい熊切を見つめる榎木田の姿に恋に発展するのでは間宮は憶測する。

場面は少し進み、盗聴撲滅隊の3人は熊切のマンションの防犯カメラを管理人の二条孝之（渋谷謙人）に見せてもらいにいく。しかし防犯カメラに3人の姿が映っていたものの、住人である熊切の姿は映っていないのであった･･･。

披露されたシーンはコメディ要素が強い部分が多かった。特に榎木田と間宮、盗聴撲滅隊3人の会話などクスリと笑ってしまうようなシーンが続く。会話の内容だけでも見応えがあるのだが、依頼が解決すると行う「盗聴撲滅隊」のポーズや3人がアカペラで歌う「翼をください」など話の流れから想像できないチャーミングなシーンも多く3人の息がぴったりな様子も伝わってきた。

脚本・演出の西田は、人の表に見える顔と裏の顔があることに興味があり、「盗聴」というテーマで今作を書き上げたそうだ。しかし書き始めると当初の予定とは違う方向に進み、ビジュアル撮影時には佐野が榎木田に好意を寄せている設定で撮影したが、その設定は制作過程で消えてしまい「撮影時とキャラクターが変わってます」と苦笑しながら会見の中で明かした。

明るく太陽のような榎木田は濱田のキャラクターにも合いぴったりだったが、それも脚本執筆中に濱田を頭においていたのでシンクロしたとのこと。濱田も「榎木田は演じやすいですし、自分にはまっていると言われると、とても嬉しいです！」笑顔を見せた。

また作中に登場する「盗聴撲滅隊」のポーズは実は濱田と有輝の二人が考えた振付なのだそう。台本上に「ポーズする」と一文はあったものの、それを二人で話し合って考えたそうだ。ジャニーズWESTのメンバーである濱田による振付には少し難しいところがあったり、最後の決めポーズなど「さすがアイドル！」といえるきらめきがあるので必見である。

今作が舞台初出演となり、わからないことも多かったという有輝だが、座長の濱田の優しさにとても救われたそうだ。「別の仕事で参加できなかった稽古の日もLineで“今日この場面を稽古したから。焦らなくてもこの動画見ておいてね”と動画付きで連絡をくれたり、本当に良い座長なんです」と濱田の優しいエピソードを披露。濱田も有輝を「顔合わせの時から話しかけやすくて！」と相思相愛の様子だった。

武田も濱田の明るさには救われてるそうで「自分は人見知りなので、自分から輪の中に入れない部分があるのですが“一緒にやろうや！”と声をかけてくれて、皆のリーダーって感じでとても嬉しいです」と感謝の気持ちを述べた。

濱田の印象について、西田は「すごく真っ白で色んな色に染まれる人。その日の感情によって印象が変わる、自分の気持ちに素直で、自然体で明るい人」と表現。フォトコールで披露された場面以降に濱田演じる榎木田の色んな部分も見えるようで、濱田も「取材会に参加したマスコミの皆さんにも本当に最後まで見てもらいたいです。チケットないですよね？」と残念がった。