おかえり“ヘタミュ”！東京公演スタートに長江崚行「またこの世界に帰ってこれました」

2021年12月23日2024年7月12日

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おかえり「ヘタミュ」！長江崚行、植田圭輔ら出演「The world is wonderful」東京公演開幕

2021年12月23日（木）に品川プリンスホテルステラボ－ルにてミュージカル『ヘタリア～The world is wonderful～』の東京公演がスタートした。ミュージカル『ヘタリア』（通称ヘタミュ）は、日丸屋秀和による人気漫画を原作に据えたミュージカルで、2015年12月に初舞台化。その後も2016年11月、2017年7月と3作が上演され、2018年3月にライブ公演ミュージカル『ヘタリア』FINAL LIVE ～A World in the Universe～が行われた。

新シリーズとなる本作では、メインキャストである長江崚行、植田圭輔、磯貝龍乎、廣瀬大介、寿里、山沖勇輝、杉江大志、ROU、山田ジェームス武、高本学らがキャスト変更なく再集結。新キャラクターとしてロマーノ役・樋口裕太が加わるなど、約3年ぶり、ファン待望の復活公演となっている。

コメント紹介

◆長江崚行（イタリア役）

またこの世界に帰ってこれました。あの頃は未成年だった僕も今じゃ23歳。20代半ばだった先輩も30代に突入し、最年長の寿里さんは大台の40代を迎えられました。体力の低下が不安材料であるカンパニーですが、いざ舞台の上に立つと、なぜかあの頃以上の熱量が生まれてしまう。不思議なカンパニーです。

おそらくそれは、僕らがヘタミュという世界を愛し続けていて、帰って来れたことに喜び舞い上がっているということ。そして大阪で見た客席の皆様の笑顔がなによりのエネルギーになっているということ。皆様の愛がまた僕らを舞台上に甦らせてくれました。パワーアップした僕らが、盛大に皆様を楽しませます。楽しみにしていてね！

【あらすじ】
その昔、世界の中で、大きくてひろーい心をもったローマ爺ちゃんと一緒に、イタリアとロマーノの兄弟は楽しく陽気に暮らしていた。

やがて時は流れ、周りの者たちが次々と力をつけ始め、そうして気がついた頃には、ローマ爺ちゃんはいなくなり兄弟も離れ離れになっていく。

「また会おうね！いつか、ローマじいちゃんのように強くなろうね！」
そう誓いを立てて･･･。

物語はイタリアとロマーノを中心に描かれていくが、この2人の兄弟のほかにも、かつて兄弟だった2人、憎み争い合った2人など、様々な2つの国の関係性が歌と芝居にのせて濃厚に描かれていく。

シリアスシーンは思わず観客の息がつまるほどの緊張感で、コメディシーンは観客だけでなくもはや舞台上の共演者さえも笑いに引きずり込むほどのテンションで。キャストの演技力によって作り出される緩急に、間延びする場面が一切ない。

テーマ曲は「1・2＆3 legged race 4you」。「three-legged race」とは二人三脚のことである。演出である吉谷晃太朗はこの曲について「二人三脚は一人で走るよりもはるかに難しいですが、ゴールした喜びはともに分かち合える。／反面お互いの心がバラバラだとすぐに転んでしまいます。／我々は無事このレースを完走できるか、それはお互いをい思う心にかかっている。そんな思いを込め作った歌詞です」と解説している。

まるで過去を思い出し、そして未来へと紡いでいくような1、2、3、4の数字の並び。ただの“race（競争）”ではなく、「あなたのために」「あなたを助けるために」という意味を持つ“4you”。

この曲のタイトルが示すように、どのシーンをとっても、たとえ対立するシーンであっても根底にはお互いを思う心が描かれており、そしてキャストがその心情を丁寧に演じることで、ヘタミュの世界が立体的に表現されていた。

公式Twitterでは、ヘタミュ新シリーズのカーテンコール曲「地球まるっとフェスティバル」の歌詞が公開中。それぞれの国ごとに「丸いお皿に何を乗せる？」「丸い地球に何を乗せる？」を歌い上げる。各国の文化やスピリット溢れる歌詞に、思わず笑みがこぼれ、そして「The world is wonderful！」と叫びたくなることだろう。

本公演は、ライブ＆動画コミュニティアプリ「ミクチャ」（https://musical-hetalia.mixch.tv/）にて生配信が行われるほか、生配信のアーカイブ視聴期間終了後に、大阪・東京の千秋楽を含む6公演すべてをアーカイブ視聴が可能なアーカイブ通しチケットも販売中。各配信チケットには、出演キャストからのメッセージが視聴できる特典映像も付属している。

配信チケットはこちら

（取材・文・撮影／エンタステージ編集部2号）