江口のりこ、松岡茉優、千葉雄大、松尾諭らで『ワタシタチはモノガタリ』上演決定

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江口のりこ、松岡茉優、千葉雄大、松尾諭らで『ワタシタチはモノガタリ』上演!横山拓也によるファンタジックコメディ

2024年9月にPARCO PRODUCE2024『ワタシタチはモノガタリ』が上演されることが決定した。

目次

2024年鶴屋南北戯曲賞受賞作家・横山拓也の書き下ろし作品

本作は、2024年鶴屋南北戯曲賞受賞作家 横山拓也がPARCO劇場へ書き下ろす新作ファンタジックコメディ。同作を、雷ストレンジャーズを主宰し、翻訳・演出をつとめた「チック」で2018年、第25回読売演劇大賞優秀演出家賞、小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞した小山ゆうなが演出する。

出演は江口のりこ、松岡茉優、千葉雄大、入野自由、富山えり子、尾方宣久、橋爪未萠里、そして松尾諭。

上演決定にともない、作の横山、演出の小山、出演者よりコメントが届いている。

PARCO PRODUCE2024『ワタシタチはモノガタリ』は2024年9月8日(日)から9月30日(月)まで東京・PARCO 劇場にて上演。福岡、大阪、新潟公演も予定されている。

コメント紹介

横山拓也(作)

PARCO劇場で、はじめての新作を書かせてもらいます。今回、エンターテイメントに振り切るというチャレンジを自分に課していますが、果たして完全にフィクションで塗り固めることはできるのか。どこかで僕自身の体験や本心が顔を出すかもしれない…いや、否が応でも出てしまうものです。『ワタシタチはモノガタリ』は、物書きとして注目されはじめた一人の女性の承認欲求が猛威を振るい、事実とエンタメの間で右往左往させられる人たちの滑稽さと悲哀を描きます。自分から、なるべく遠ざけるようがんばります!

小山ゆうな(演出)

横山さんの作品を初めて演出させて頂きます。横山さんの台詞はビビットでユーモア溢れ知的で、読むだけで、人物が躍動していると感じます。そんな、素敵な台詞を江口さん、松岡さん、千葉さんという超強力な三人が発する事になると思うとワクワクします。
又、信頼する松尾さんや入野さんと再びご一緒出来る事も嬉しいですし、演劇の世界で常に作品を支えいらっしゃる富山さん、尾方さん、橋爪さんとお仕事できる事も楽しみです。
素敵な作品になるように精一杯努めたいと思います。よろしくお願いします。

江口のりこ

初めてご一緒する演出家の小山ゆうなさん、劇作家の横山拓也さんとの舞台は、どのような舞台になるのか全くイメージが湧かなくて、そのことにワクワクしている自分がいます。
共演者のみなさんと、稽古場で色んな発見をしながら楽しんで舞台を作っていきたいと思っています。

松岡茉優

ミコ役で出演させていただきます、松岡茉優です。物語のあらすじを伺ってから、ミコさんはどん
なふうに話すかな、どんなふうに動くかな、と考えることがとても楽しいです。初めてご一緒する
横山拓也さん、小山ゆうなさんの世界で、ミコさんの夢を叶えたいと思っています。江口のりこ
さん、千葉雄大さん、松尾諭さんをはじめ、尊敬する先輩方との時間を楽しめるよう、一層精進
して参ります。

千葉雄大

どんな作品でも、登場人物それぞれに、ご覧になるお客様なりの像があると思います。それを壊すのも寄り添うのもその作品の色だと思うのですが、この舞台がどんな色になるのかとてもたのしみです。イマジナリー彼氏はなかなかできない体験だと思うので、一生懸命頑張ります。

松尾諭

横山さんの書く関西弁の台詞は軽妙で聞き心地が良く、いつかああいう台詞を口にしたい、と思っていたので念願叶ったりですが、今回に関しては正直なところ、江口さんが横山さんの書く台詞を話すのを聞くのが楽しみです。小山さんの演出は二度目となります。前回は太った猫の役でしたが、今回は人間の役なのでちょっとだけ進化した姿をお見せできればと思います。

PARCO PRODUCE2024『ワタシタチはモノガタリ』

上演スケジュール

【東京公演】2024年9月8日(日)~9月30日(月) PARCO 劇場
福岡・大阪・新潟公演あり

キャスト・スタッフ

江口のりこ 松岡茉優 千葉雄大
/入野自由 富山えり子 尾方宣久 橋爪未萠里/松尾諭

【作】横山拓也
【演出】小山ゆうな

あらすじ

富子にとって初恋の相手だった徳人と、15年に及ぶ文通。
「30歳になってどっちも独身だったら結婚しよう」
二人の冗談まじりの淡い約束。
しかしその終わりは、二人が30歳を迎えた年、徳人の結婚であった。

肘森富子(江口のりこ)と徳人(松尾諭)は中学校時代の同級生で当時は文芸部に所属。中学3年の夏、徳人が大阪から東京に引っ越してしまい、それから15年間、二人は文通を続ける。二人の間には恋に似た感情があった。

しかしその気持ちは互いに伝えられることはなく手紙の行間に淡い恋心が滲んだ。二人が手紙の中で唯一交わしたのは、「30歳になってどっちも独身だったら結婚しよう」という約束とも言えない、冗談混じりのささやかな愛情表現。その言葉が書かれた手紙を見返すたび富子は心がときめいた。

しかし、徳人は30歳を迎える年に職場の女性と結婚を決める。その結婚式で15年ぶりに再会を果たした二人。富子は徳人への想いを隠しながら祝福し、「あなたに書いた手紙を全部私にください」とお願いした。

長きに渡る往復書簡を<富子>を<ミコ(松岡茉優)>に、<徳人>を<リヒト(千葉雄大)>という名に変えて、かなりの脚色を加え、富子はSNSに投稿した。手紙の中の2人と現実の2人は、ビジュアル(文章からイメージされるルックス)も、綴られた出来事や思い出にも大きな乖離があったのだが、瑞々しく純粋な恋心がにじむ手紙群は、瞬く間に評判となり、いよいよ出版、映画化の話が動き出す。

それを知り憤怒する徳人。徳人は恥をかかされることを恐れ反対する。富子はこの映画化を機に、物書きとして生きていきたいと必死に徳人を説得。仕方なく二人で、納得できる映画の脚本を書くことになる。

物語の中に生きるミコ(松岡茉優)は、その改ざんの改ざんに反発して、作者である富子と徳人に文句を言ってきた。私はもっと劇的でありたい。リヒト(千葉雄大)との恋愛は徹底的に美しくあってほしい。一方、リヒトは自分を生んでくれた富子をリスペクトしている。今回の脚本創作に際し、はじめて対面することになった自分の〝元〟である徳人に対して、大きな不満を抱いた。

富子と徳人が見出す着地点は? ミコやリヒトの思考はいったい誰のモノ?
現実と虚構が入り混じる、ファンタジックなラブ・コメディ。

公式サイト

https://stage.parco.jp/

江口のりこ、松岡茉優、千葉雄大、松尾諭らで『ワタシタチはモノガタリ』上演!横山拓也によるファンタジックコメディ

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