なにわ男子の道枝駿佑と茅島みずき、再共演で「印象変わった」『ロミオとジュリエット』開幕


『Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-』が、2021年3月29日(月)に東京・グローブ座にて開幕する。初日前日にはフォトコールが行われ、会見には主人公・ロミオ役の道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、ヒロイン・ジュリエット役の茅島みずき、演出の森新太郎が登壇した。

なにわ男子の道枝駿佑と茅島みずき、再共演で「印象変わった」『ロミオとジュリエット』開幕

関西ジャニーズJr.のユニット“なにわ男子”の道枝と、「ポカリスエット」のCM(2019年度)で注目を集めた茅島、18歳と16歳という共に10代の2人が、恋に落ち、引き離され、悲しい結末を迎えるまでをどう演じるのか、注目の集まる本作。

なにわ男子の道枝駿佑と茅島みずき、再共演で「印象変わった」『ロミオとジュリエット』開幕

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フォトコールでは、バルコニーのシーンを含む数シーンが公開された。ロミオとジュリエットが10代であるのは、シェイクスピアの戯曲のもともとの設定にとても近い。そんな2人を、マキューシオ役の宮崎秋人、ベンヴォーリオ役の森田甘路、ティボルト役の小柳心、パリス役の坂本慶介、キャピュレット役の栗原英雄、キャピュレット夫人役の大田緑ロランス、乳母役の平田敦子、大公/薬屋役の花王おさむ、ロレンス神父役の斉藤暁らが包み込み、瑞々しい故に、哀しみの影が色濃く映る『ロミオとジュリエット』が誕生している。

初日を前に、道枝は「まだ実感が湧かないんですが、とうとうこの日が来たんだなと、身にしみて感じています」と心境を語った。道枝にとって、本作は初の単独主演作。稽古が始まってからはあっという間だったそう。「演出の森さんにたくさん稽古をしていただいたので、声も最初の頃よりしっかり出るようになってきました。緊張しないで、本番もがんばっていきたいと思います」と意気込んだ。

一方、茅島は本作が初舞台。心境を問われると「今もすごく緊張していますし、未だに森さんから指導されることがたくさんあるんですが、自分なりに素敵なものにできたらいいなと思います」と答えた。

道枝と茅島は、昨年放送されたTVドラマ『メンズ校』(テレビ東京)でも共演した仲。久しぶりに会って、道枝は茅島の印象が少し変わったという。「(茅島に)久しぶりに会ったのが、この作品の本読みの時だったんですけど、ドラマで共演した時よりだいぶ大人っぽくなったなと思いました。雰囲気がガラッと変わっていたけれど、ちょっと抜けていらっしゃるのは変わっていない印象です」と道枝。

なにわ男子の道枝駿佑と茅島みずき、再共演で「印象変わった」『ロミオとジュリエット』開幕

すると、茅島から「道枝くんの方が天然だと思います・・・(笑)」とツッコミが。ドラマ撮影の際は、あまりじっくりと話す機会がなかったそうだが、今回再び共演してみて、その“天然ぶり”を実感したようだ。

これに「他愛もない会話の中で、こっちが『ん?』と思うことが多々あった」と森も参戦。厳しい演出で知られる森だが、「今回、2人が10代ということでどう接しようか考えていたんですが、稽古が始まったらいつもどおりでした。でも、ビシビシやってるのに『はいっ、分かりました!』って妙なテンションで返事が返ってくるんですよ」と、道枝に調子を狂わされていた様子。道枝本人は、森の心境にまったく気づいていなかったようで、ハッとした表情で「僕は天然じゃないです、ポンコツなだけです」と申告していた。

なにわ男子の道枝駿佑と茅島みずき、再共演で「印象変わった」『ロミオとジュリエット』開幕

森の演出について、道枝は「不安で、本読みの稽古の時から慣れることがなかったので、ある意味、毎日新鮮な気持ちで臨めているのかなと。厳しくて、心折れそうになった時もあったんですけど、ちゃんと叱ってくださるのはありがたかったです」と振り返った。ちなみに、心が折れそうになった時は“深呼吸”をして、気持ちを整え直していたという。

役作りの上で、森からは「(体型が)ガリガリすぎるから筋トレをしておいて」と言われたそうだが、これについては、先輩であり、森の演出作品『エレファント・マン』で第28回読売演劇大賞贈賞杉村春子賞を受賞した小瀧望からアドバイスを受けていたそう。

小瀧から「筋トレをして、しっかり食べること。1日5食くらい食べるといい」と言われ、気合を入れてたくさん食べるようにした道枝だったが「胃がびっくりしてしまって・・・。慌てず、胃を広げながらやっていこうと思いました」とマイペースに取り組んできたことを明かした(そして、2、3キロの増量に成功)。このほか、藤原竜也が演じた「ロミオ」を観て、「参考にできる部分はしよう」とイメージトレーニングも欠かさなかったようだ。

なにわ男子の道枝駿佑と茅島みずき、再共演で「印象変わった」『ロミオとジュリエット』開幕

茅島は「舞台の何もかもが分からない状態からの始まりでしたし、古典作品ということで、言葉の意味とか分からないとことが多すぎて・・・。でも、森さんは1を聞いたら10返してくださったので、一つずつ分かりやすく教えていただきました」とコメント。台詞については、道枝もかなり苦労したようで、2人で励まし合っていたという。

道枝がロミオ役をやることについて、なにわ男子のメンバーもかなり気にしてくれていたそうで「大橋(和也)くんは『観に行くよ』って電話をくれました。一番心配してくれたのは、西畑(大吾)くんです。『俺も3、4回メンタルブレイクしてるから大丈夫。できるよ』って言ってくれました。みんな気にしてくれていたので、いい意味で、期待を裏切れるようにしたいですね」と語った。

最後に、道枝は「健康第一で、体調崩すことなく、千秋楽まで共演者の皆さんとスタッフさんたちと一緒に、作品を盛り上げられるように。そして、本番をやりながら、どんどん良くなっていけたらいいなと思います」と未来を見据えた。

なにわ男子の道枝駿佑と茅島みずき、再共演で「印象変わった」『ロミオとジュリエット』開幕

『Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-』は、3月29日(月)から4月18日(日)まで東京・東京グローブ座、4月21日(水)から4月25日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。

『Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-』公演情報

上演スケジュール

【東京公演】3月29日(月)~4月18日(日) 東京グローブ座
【大阪公演】4月21日(水)~4月25日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

スタッフ・キャスト

【原作】ウィリアム・シェイクスピア
【翻訳】松岡和子
【演出】森新太郎

【出演】
道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、茅島みずき
宮崎秋人、森田甘路、小柳心、坂本慶介
栗原英雄、太田緑ロランス、高橋克明、鈴木崇乃
冨永 竜、久留飛雄己、天野勝仁、和田慶史朗
平田敦子、花王おさむ、斉藤暁

【公式サイト】https://www.romeoandjuliet2021.jp

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 1号)

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