Sky presents 舞台『てにあまる』ビジュアル撮影レポート!高杉真宙らがインスタントカメラで表現した人間関係


2020年12月から東京・東京芸術劇場プレイハウスにて藤原竜也、高杉真宙、佐久間由衣、柄本明による4人芝居『てにあまる』が上演される。岸田戯曲賞受賞作家の松井周による新作舞台で、演出は出演者でもある柄本が担当する。今回は、高杉のビジュアル撮影の現場を取材することができたので、その模様をレポートする。

“どのような人間関係も、それぞれがオリジナルでしかない”という真理を描き、ある家族を通して人間という動物の抗えない欲望を見つめるサスペンスドラマとなる本作。一人で暮らす老人(柄本)と、ベンチャー企業の経営者の男(藤原)の奇妙な同居生活の中、男を支える部下(高杉)が、男と離婚したがっている別居中の妻(佐久間)を連れてくる。妻と部下の関係を疑い、壊れていく男。その様子に心が離れていく妻と部下。男と妻子の間には何があったのか。そして老人しか知らない、男の過去の真実とは何か。家族をやり直そうとする物語。あるいは、家族を終わらせようとする物語が描かれる。

撮影の時間となり、高杉が現れるといよいよビジュアル撮影がスタート。高杉の衣装は、カジュアルなジャケット・スタイルで、トップスとボトムスの揃った爽やかな色味とデザインが彼の爽やかさをより引き立てる。撮影場所はスタジオ屋内ではなく、自然光の入るテラスで行われ、さらに、カメラにはインスタントカメラを使用するというユニークなビジュアル撮影となっていた。

通常のビジュアル撮影ならばタイミングを見計らって写真の確認が入るが、インスタントカメラということもあってカメラマンもテンポ良く瞬間瞬間を切り取っていく。仕上がりがどんなものとなるのか想像できない中でも、高杉はジャケットを脱いでよりカジュアルな姿も披露しつつ、ときおりカメラマンやスタッフと雑談を交わすなどリラックスしながらテンポ良く進む撮影に臨んでいた。

異例となったインスタントカメラによるビジュアル撮影を終えた高杉は、「どんな風にできあがるか分からないということもあって、1枚1枚にその緊張感を抱かされる感じがして楽しかったですね。そういう意味では集中できたと思います」と感想を述べると、「フィルムカメラでの撮影経験もあったんですけど、その時のコンセプトに“奇跡の1枚”とあって、今日の撮影でもそういう“奇跡の1枚”があるんだろうなとは思っています(笑)」とはにかみながらも期待を寄せた。

自ら選んだという衣裳については「何着かある中で、自分がテンション上がるような服を選んでと言われて選びました。少し年齢が上の役なので、子どもっぽく見えなければいいなと思いつつ、生地の質感とかは結構かわいくて、そういうのも写真に写ると映えそうだなと思ったので」と説明。

また、共演となる藤原と佐久間の印象を「藤原さんは寡黙な方なのかなと思っていたんですけど、お会いしたら、わりと周りに話しかけてくださる方で、印象が変わった感じがしました。佐久間さんとははじめましてなんですけど、今回、お会いして、共演者の中では年齢が一番近いこともあって、もっといろいろとお話してみたいなと感じました。」と語った。

そして、ドラマでの共演経験のある柄本については「以前にドラマでご一緒してたことを覚えていてくださっていました。その時は少ししかお会いできなかったんですけど、今日、藤原さんとお話されている時にお茶目な部分が垣間見えたり、今回のビジュアル撮影でいろいろと絡ませていただきまして、今後、演出をつけてくださるというのもあって緊張していたんですけど、そういう部分が一瞬でも見られて嬉しかったです」と笑顔を見せた。

さらに、1年ぶりの出演となる舞台に対して「家族、仕事、恋愛、というそれぞれの関係性というものを4人芝居でやっていく中で、プロットを読んだ感じだとちょっと重そうな作品かなと思っています。ですが、こういうコロナ禍な状況になりつつも、久々に舞台ができるということをかみしめて、楽しく皆さんにお届けしたいです」と意気込んだ。

舞台『てにあまる』は、以下の日程で上演される。

【東京公演】2020年12月19日(土)~2021年1月9日(土) 東京芸術劇場 プレイハウス
※12月28日~1月3日は休
【鳥栖公演】2021年1月16日(土)・1月17(日) 鳥栖市民文化会館大ホール
【大阪公演】2021年1月19日(火)~1月24日(日) 新歌舞伎座
【愛知公演】2021年1月26日(火)・1月27日(水) 刈谷市総合文化センター大ホール
【三島公演】2021年1月31日(土)・1月31日(日) 三島市文化会館

【公式サイト】https://horipro-stage.jp/stage/teniamaru2020
【公式Twitter】@teniamaru

(取材・文・撮影/櫻井宏充)

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