今年も開催!WOWOW「勝手に演劇大賞2020」井上芳雄、紅ゆずるのおすすめは?


WOWOW「勝手に演劇大賞」が、今年も開催されることが発表された。本企画は、演劇ファンに“今年上演された作品”の中から最も輝いていたと思う「作品」「演出家」「俳優」をWEB投票し、選ばれた方々を勝手に表彰するもので、今回で11回目となる。

投票対象は、WOWOWの放送演目に限らず、今年上演されたすべての作品(映像で視聴した作品も含む)。新型コロナウイルスで公演の延期・中止が相次ぎ、演劇界には厳しい1年となった2020年だが、それでもコロナに負けずに素晴らしい世界を見せ続けてくれた演劇界を盛り上げるため、ぜひご参加を。

なお、投票者の中から抽選で5名に、WOWOWオリジナルミュージカルコメディ『グリーン&ブラックス』のグッズが5点セットになった『グリーン&ブラックス』特製5Gセットがプレゼントされる。

さらに、開催を記念してWOWOWオリジナルミュージカルコメディ『グリーン&ブラックス』に出演する井上芳雄と、『宝塚プルミエール』のナレーターも務める元宝塚歌劇団星組トップスター、紅ゆずるが、それぞれにとって最も輝いていた作品を事前選択。

井上は9月から10月にかけて上演されたケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出のケムリ研究室『ベイジルタウンの女神』、紅は現在再演中のミュージカル『ビリー・エリオット』を挙げた。

「勝手に演劇大賞」の投票期間は、11月1日(日)から1月31日(日)まで。対象作品は、2020年に国内で上演されたすべての作品。投票方法は勝手に演劇大賞特設サイトにてご確認を。結果は2021年3月発表予定。

コメント紹介

◆井上芳雄
作品:ベイジルタウンの女神
今年は残念ながらほとんど劇場に足を運ぶことができず、この作品も配信で拝見しました。
とにかく、今の時期にゼロからこの物語が生み出されて、素晴らしいクオリティで無事に上演され、リアルタイムで自分も配信で楽しませてもらっている現実に、なんだか奇跡を見ているようでした。
オープニングから一気にベイジルタウンの世界に引き込まれ、最終的には登場人物たちの気持ちと一緒になって泣き笑いしてエンディング。お伽話のようでいて、自分たちの毎日も省みながら、希望までもらえてしまうんです。もちろん演劇は劇場で体験できるのが最高ですが、この作品は自宅のタブレットで見ても最高でした。
やっぱりケラさんはすごいなぁ!

◆紅ゆずる
作品:ミュージカル『ビリー・エリオット』
この物語は廃れた炭鉱町の腐敗的な背景の中、11歳の少年ビリー・エリオットが、偽りなく心のままに自分がやりたいクラシックバレエに情熱を注ぐというストーリー。
そんな中、ビリー・エリオットを取り巻く環境、人物が詳細に描かれていて、色々な視点から物語を観ることができる素晴らしい作品でした。ストライキの迫力とビリーの生き様を上手くリンクさせている場面は圧巻で、ビリーという一人の少年から発せられるボルテージに父親、兄、祖母、クラシックバレエの教師、炭鉱の人々が、ビリーと自分への希望を見出していくそれぞれの姿に心震えました。
夢を叶えられる人とそうでない人、夢を追うことが出来なかった人たちの人生も詳細に描かれていて、希望を持って明るく生きていこうとする気持ちというのは、人にどれだけの影響を及ぼすのかということを改めて感じることのできた作品でした。

実施概要

「勝手に演劇大賞」
【投票期間】2020年11月1日(日)~1月31日(日)
【対象作品】2020年に国内で上演されたすべての作品
※投票にはWOWOWのWEB会員登録が必要(登録無料)
【投票各賞】
「作品賞」ストレートプレイ部門/ミュージカル部門/2.5次元部門
「演出家賞」
「女優賞」
「男優賞」
「新人賞」
【結果発表】2021年3月予定

【勝手に演劇大賞特設サイト】https://www.wowow.co.jp/stage/engeki/

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