ゲネプロで総立ち!『ラ・カージュ・オ・フォール』市村正親と鹿賀丈史の名コンビ復活


ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』の初日を前日に控えた2月5日(木)、会場である東京・日生劇場にて本作の公開ゲネプロが行われた。本作は1983年にブロードウェイで開幕しトニー賞6部門を受賞、その後2005年、2010年にもトニー賞を受賞するなど数々の栄冠に輝いた大ヒットミュージカルだ。

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日本では1985年に初演。1993年から市村正親がアルバンを務め、当たり役のひとつとして上演を重ねてきた。2008年からはジョルジュ役に市村の劇団四季時代からの盟友・鹿賀丈史を迎え『ラ・カージュ~』史上最高のコンビとして、2008年、2012年公演とも、初日から千秋楽まで連日のスタンディングオベーションという大成功を収めた。そして、日本初演30周年となる2015年。この記念の年に、市村と鹿賀の最高のカップルが帰ってくる。

『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』

舞台は南仏サントロペのゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」。オーナーのジョルジュ(鹿賀)と、看板スターの“ザザ”ことアルバン(市村)は20年間同棲し、事実上の夫婦として生活してきた。ジョルジュには過去の過ちから生まれた最愛の息子ジャン・ミッシェル(相葉裕樹)がいる。アルバンが母親代わりとなり、手塩にかけて育てて来た。しかし、そのジャンが突然結婚宣言をしたことからひと騒動がまきおこる。相手は保守的で知られる政治家ダンドン議員の娘アンヌ。彼女の両親がジョルジュに会いに来るというので、ジョルジュはジャンの母親を呼んでその場をとりつくろおうとする。ところが、ジャンの母親が急に来られなくなったことから事態はややこしいことに――。

『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』

さて、ゲネプロの様子だが、市村と鹿賀の最高のカップルは今回も健在。鹿賀のダンディさと市村の妖艶さ、豪華絢爛なミュージカルシーンは迫力満点。ゲネプロだというのに、ラストには取材陣からスタンディングオベーションが起こるほど!また、市村はアドリブで客席に降りて観客を沸かせるなど、本公演の出来に自信と余裕を感じさせる一幕も。

『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』

初日を目前にした鹿賀・市村の両名からコメントが寄せられたので以下でご紹介しよう。

鹿賀:今回で3回目の出演になりますが、今まで以上に面白さと感動が深まっていると思います。30周年という記念すべき公演に参加できて、感慨深い気持ちでいっぱいです。お客様と一緒に素敵な時間を共有したいと思います。

市村:昨年、胃がんの手術をして、こうやって復帰できた喜びに感謝しております。「今」というこの時を、『ラ・カージュ~』のテーマソングと同じように、しっかりと「生きて愛して」いきたいと思います。

『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』

出演は、鹿賀丈史、市村正親、相葉裕樹、愛原実花、香寿たつき、真島茂樹、新納慎也、今井清隆、森公美子ほか。

笑いあり涙あり、心にしみいる傑作ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』は2月6日(金)から2月28日(土)まで東京・日生劇場にて、3月6日(金)から8日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。

『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』

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