ミュージカルShuffle!~まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』~」小宮璃央インタビュー!大人になっても「忘れられない」を作りたい


2022年11月に東京・天王洲 銀河劇場にて上演されるミュージカル「Shuffle!~まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』~」。時代を超えて読み継がれてきた名作「若草物語」と「三銃士」、2つの物語の登場人物たちが物語の垣根を越えて“シャッフル”されるオリジナルミュージカルで、小宮璃央が主演を務める。

小宮と言えば、スーパー戦隊『魔進戦隊キラメイジャー』の熱田充瑠/キラメイレッド役として、子どもから大人まで多くの方のヒーローとなった若手のホープ。そんな小宮の新たな挑戦に向けて、今考えていることなどを聞いた。

――小宮さんにとって舞台2作目、そしてミュージカルへの挑戦となりますが、ご出演が決まった時のお気持ちは?

とにかくびっくりして、「あの、僕でいいんですか・・・?」みたいな感覚になっちゃいました。これまでも歌やダンスなどに取り組んではいたものの、まだまだな自分に声をかけていただけるなんて・・・と驚いてしまって。そんな衝撃と喜びが自分の中で入り混じっていました。

――もともと、舞台へのご興味はありましたか?

とにかくお芝居がしたくてこの世界に飛び込んだので、映像のお芝居も、舞台でやる生のお芝居も全部やってみたい!と思っていました。こんなに早く、主演として舞台に立たせていただけるとは思ってもいなかったんですが、機会をいただけたからにはがんばりたいですし、今は楽しみで仕方がないです。

――小宮さんがお芝居に興味を持ったのは、何がきっかけだったんでしょう?

家族がよくドラマを見ていたんです。『プロポーズ大作戦』とか、『流星の絆』とか。僕も一緒になって、最初はただ純粋に 視聴者として楽しんでいたんですが、いつからか自分も「こうやって人前に立ってみたいな」「お芝居をしてみたいな」と思うようになりました。

それから僕も小学校4年生ぐらいの頃に、舞台を観に連れていってもらったことがあったんです。今でも目の前で繰り広げられていた光景を鮮明に覚えているぐらい、すごく楽しくて。思い出として強く残ってます。

その後、少し子役をやらせていただいたりもして、小学校の卒業文集で将来の夢に「俳優」って書いていましたね。何か特別な出来事があったわけではないんですが、日常にあった一つ一つの経験の中で、「お芝居という表現をしてみたい」という気持ちは募っていきました。

――お芝居という表現のどういう部分に、子どもの頃の小宮さんは惹かれたのでしょう?

一番は、自分じゃない自分になれるところだと思います。お芝居って、脚本家さんが書いてくださった本から、書かれている言葉以上のものを読み取っていくもので、それを具現化してお客様にお届けするのが「俳優」の役割ですよね。でも、それをどう受け取って、どう伝えるのかは、人によって表現方法が違う。自分の考えを誰かに伝えられるって、すごく楽しいことだなって思うんです。あと、小さい頃からデスクワークには向いていないなと思っていました(笑)。

――(笑)。本作は、2つの童話を「シャッフル」するという、とても面白いアイデアが盛り込まれていますが、小宮さんは台本をご覧になっていかがでしたか?

まさに「シャッフル!」ですよね。僕が演じるのは、「三銃士」のダルタニアンなんですが、「若草物語」のエイミーと“シャッフル”してしまうんです。正直、最初に読んだ時は「ここは身体も心もダルタニアン、こっちでは身体はダルタニアンだけど心はエイミー・・・今、どっちだっけ?!」って頭がこんがらがりました(笑)。

――私も拝見しながら、頭で考えるよりも演じた方がすんなり入ってきそうだなと思いました(笑)。

そうなんですよね!何回も「どっちだ~?」ってなりながらも徐々に飲み込んで、実際にやったらどうなるんだろう?と想像が膨らんでいきました。

――ちなみに、「三銃士」も「若草物語」も童話としてよく知られている物語ですが、小宮さんご自身は童話などに親しみありますか?

めちゃくちゃ好きでした。小さい頃、よく読み聞かせをしてもらっていたんです。ディズニーの物語や、日本の昔話もすごく好きでした。「浦島太郎」とか「桃太郎」とか、「花咲かじいさん」「さるかに合戦」とか・・・。「100万回生きたねこ」も、よく覚えている一冊です。いろんな物語に触れてはきましたが、それが混ざると、新しくて、こんなにおもしろい物語が誕生するんだなとワクワクしました。

――現時点で、外見と中身が異なるという「矛盾」を含めて役作りをどのように考えていますか?

稽古は、きっとあっという間ですよね。まずは、エイミーを演じる西葉さんとコミュニケーションを取りながら、僕の思っているダルタニアン、西葉さんが作るエイミー、その逆についてもよく話し合いながら、お互いの理想に近づけていけたらいいなと思っています。

――確かに、シャッフルするおふたりの間でどれだけ「共有」できるかが、本作の鍵になりそうですね。

僕が作るダルタニアンと、西葉さんがどう演じたらそこがイコールの存在になるのか、分かるのは僕ら自身ですから。西葉さんには僕の思うダルタニアン像を、僕は西葉さんの思うエイミー像を、それぞれの中にもしっかり作っていきたいと思っています。

――西葉さんとはすでにご共演経験があるので、その辺りはバッチリなのでは。

そうですね。西葉さんとは、スーパー戦隊シリーズ(『魔進戦隊キラメイジャー』)で共演させていただいていておりまして。しかも、僕を忌み嫌いつつも、最終的には彼女になるという役だったので、コミュニケーションはバッチリだと思います(笑)。西葉さんとは、出会ってから2、3年経つのかな?なので、新しい挑戦の中でも基盤があるので安心です。西葉さんは舞台にもたくさん出ていらっしゃいますし、とてもお芝居の上手い方なので、お力を借りできたらと思っています!

――西葉さん以外は初めてご一緒する方ばかりだと思いますが、新しい現場に飛び込んで行く時、小宮さんはどういうことを心がけていらっしゃいますか?

僕・・・もともと人見知りしがちで、仲良くなるまでにすごく時間がかかるタイプなんですよ。なので、いつもはちょっと受け身で待ってしまうところがあるんですが、今回は積極的にいたいと思っています。期間が短いけれど、共演者の皆さんとは毎日のように一緒にいることになると思うので。率先して話しかけて、まずはしっかり「三銃士」として絆を深めていきたいです。その上で、「若草物語」チームともしっかりコミュニケーションを取って、いいカンパニーを作れたらと思います。

――本作は、ネルケプランニングさんがスタートさせる「WELCOME KIDS PROJECT」として、子どもから大人まで世代を問わず楽しめる作品になると聞いています。小宮さんご自身は、スーパー戦隊シリーズを通してお子さんに作品を届けることをご経験済ですが、この作品はどのように届けたいですか?

今までは映像を通して、子どもたちに夢を与えたいと思い演じてきたんですけど、今回は舞台、生ということで。直接自分の目で見て、肌で感じてほしいです。諦めなければ、何事にも立ち向かえるんだぞ!って、この物語を通して小さいお友達にも伝えられたらいいです。

――小宮さんのご活躍を見て、きっと同じように夢を持つお子さんも多くいらっしゃるのではと思います。繋がっていく感じがすごく素敵ですね。

そうだったらいいなあ。ヒーローは子どもたちの「夢」ですから。それを壊さないように。まったく違う役をやっている僕を見て、あの時のヒーローだ!って分かってもらえるかなあ(笑)?分かってくれたら嬉しいし、いつか思い出してもらえたらいいなと思っちゃいますね。

――では、どう表現するんだろうと楽しみにしてらっしゃるシーンは?

何と言っても、タイトルにもあるように「シャッフル」ですよね。僕は、中身として女の子を演じつつ、挑戦をしたいと思っているんですが、女の子のお芝居って・・・?ワクワクとドキドキでいっぱいです。僕は形から入るタイプなので・・・本番まで女性用のパンツとか履いて過ごしてみようかなあ(笑)。小さいお子さんもちゃんと伝わるように、考えていきたいですね。そして90分の舞台なので、スピード感と分かりやすさも意識したいです。

――歌についてはいかがでしょう?

歌うことはすごく好きなんですけど、人前で歌うことは人生振り返ってもほとんどないに等しいんです。カラオケに行ったり歌うこと自体はめっちゃ好きですし、スーパー戦隊をやらせていただいている時にキャラクターソングを歌ったことはありました。でも、お芝居の「表現」としての歌は未知の領域です。もしかしたら、最初で最後になるかもしれません(笑)。でも、がんばりたい気持ちは充分です。先輩方を頼りにしつつ、でも座長なので、引っ張っていけるように。スキルを磨いて、新しい道を切り開きたいと思います!

――小宮さんが役者としてどんな道を切り開くのか、とても楽しみです。

スーパー戦隊でデビューさせていただいた時も、右も左も分からない状態だったんです。ほんとに勉強することばかりで、何も知りませんでした。でも、歴史あるスーパー戦隊の中で、真っ白なスケッチブックにいろんなことを描いてもらって、基盤を作っていただきました。このミュージカルの中でも、積極的に吸収して、一つ一つを自分のものにできるようにしたいなと思っています。

――最後に、公演を楽しみにされている皆さんへ、メッセージをください。

改めまして、ダルタニアン役を務めさせていただく小宮璃央です!ミュージカル「Shuffle!」は、おもしろくて、最高に盛り上がれる作品になると思います。シャッフルで中身が入れ替わるという非日常を、ぜひ楽しんでいただけたらなと。僕が小さい頃に観た舞台を鮮明に覚えているように、誰かの中に、大人になっても「忘れられない」と記憶に残るような作品を作りたいです。よろしくお願いします!

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 1号)

小宮璃央、西葉瑞希ら出演のミュージカル「Shuffle!~まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』~」ビジュアル公開

ミュージカル「Shuffle!~まぜこぜ図書館『若草三銃士物語』~」公演情報

上演スケジュール・チケット

2022年11月11日(金)~11月20日(日) 天王洲 銀河劇場

スタッフ・キャスト

【脚本・作詞】浅井さやか(One on One)
【演出】児玉明子

【出演】
ダルタニアン:小宮璃央
エイミー:西葉瑞希

メグ:七木奏音
ジョー:生田輝
ベス:髙橋果鈴

アトス:泰江和明
ポルトス:岩城直弥
アラミス:坪倉康晴

ミレディ:石井美絵子
ロシュフォール:秋沢健太朗

リシュリュー枢機卿:郷本直也

マーチ夫人/司書1:北村岳子
トレヴィル隊長/司書2:平川和宏

五十嵐遼 金澤慎治 亀井照三 木村和磨 黒条奏斗 古賀雄大 茶谷優太 望月凜

配信情報

【配信サイト】Streaming+
購入ページ:https://eplus.jp/st-shuffle2022/
※ライブ配信+1週間のアーカイブ視聴が可能

対象公演

11月11日(金)19:00公演(初日)
11月20日(日)13:00公演/19:00公演(千秋楽)

アーカイブ配信期間

<11月11日(金)公演>
11月11日(金)~11月18日(金)23:59
<11月20日(日)2公演>
11月20日(日)~11月27日(日)23:59

販売価格

各公演:2,880円(税込)
※イベント割適用価格(通常価格:3,600円から20%OFF)

販売期間

<11月11日(金)公演>
11月2日(水)18:00~11月18日(金)18:00
<11月20日(日)2公演>
11月2日(水)18:00~11月27日(日)18:00

あらすじ

とある小さな図書館。雨。雷。
ふとしたハプニングで、名作童話の紙芝居がバラバラに!
「三銃士」と「若草物語」、二つの物語がまぜこぜになって、
登場人物たちは、物語の垣根を越えて入れ替わってしまった――!!
最後の1枚まで
最後の一言まで
物語を紡いでいく
物語を全うする
それが紙芝居の登場人物たちの・・・
使命!
Story must go on!
さて、物語は・・・どうなってしまうのだろう?
誰もが触れたことのある名作を題材とした、
華やかでにぎやかで、ちょっとダークな?!オリジナルミュージカル。

公式サイト

【公式サイト】https://www.nelke.co.jp/stage/shuffle2022/
【公式Twitter】@sf_mazekoze

(C) ネルケプランニング/S-SIZE





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