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朗読劇『ノンセクシュアル』で、相葉裕樹×鯨井康介×相馬圭祐が挑む“愛のカタチ”

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2020年6月に、横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホールで上演を予定していた舞台『ノンセクシュアル』。本作は、新型コロナウイルスの影響で上演を2021年秋以降に延期し、代わりに朗読劇(リーディング動画配信)を行うことを決定した。

『ノンセクシュアル』は、1998年に発表された森奈津子の同名小説を原案に、「愛」「狂気」などの様々な感情や事象が複雑に絡み合い、日常に潜む恐怖をスリリングに、時にコミカルに描き出す作品。今回の舞台化に伴い、主人公を女性から男性に、職業も小説家からバンドマンに、物語の舞台も上演予定だった公演会場にちなんで横浜のライブハウスや山下公園などを盛り込むなど大胆に変更した。

本作で相葉裕樹、鯨井康介、相馬圭祐の3名は「藤木瑛司」「村山蒼佑」「秋野侑李」というキャラクターをそれぞれ回代わりで2役演じる(共演のさかいかな、松村龍之介は同一役)。同じストーリー、キャラクターでありながら、演じるキャストによって「愛と執着の違い」がどのように描かれるのか楽しみなところだ。

相葉・鯨井・相馬の3名に、本作出演に至る経緯や良きライバルとして互いに認め合う“親友”との共演についての想いなど、たっぷり語ってもらった。

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「セクシュアルな部分がクローズアップされがちだけど、しっかりと芝居を“魅せる”作品にしたいよね」

――この3人での共演は、ちょうど1年前の2019年2月に新国立劇場 小劇場で上演されたキノドラマ(舞台)&キネマ(映画)『怜々蒐集譚(れいれいしゅうしゅうたん)』以来になりますね。相葉さんは舞台版では声のみの登場でしたが、今回は3人揃っての舞台出演となります。

相葉:そうですね。いや~、もう1年も前になるんだ(しみじみ)。

鯨井:あの作品で僕は相馬くんと初めて共演したんですけど、そこで意気投合して「また違う作品でも共演したいね」っていう話になりまして。公演終了後にプロデューサーに相談したところ、快く「やりましょう!」「実はこういう作品があって・・・」とトントン拍子に話が進み、この作品が動き出しました。

相馬:僕も鯨井さんも、それぞれ相葉さんとは「いつかやりたいね」っていう話をしていたんですよ。舞台『怜々蒐集譚』での共演が縁で鯨井くんと「また共演したいね」って話になった時に「そういえば相葉裕樹ってヤツがいてね」って盛り上がって(笑)。

相葉:そうなんだ!じゃあ僕が二人をつないだようなもんだね。ある意味、僕のおかげだね(ニコニコの相葉さん)。

鯨井:ばっち(相葉)を誘ったのは一番最後なんだけど(笑)。最初に僕と相馬くんで「何かやりたいね」って話をしていて、最後に「じゃあ相葉も誘うか」ってなったから。まぁ、芝居好きな役者たちの「一緒にお芝居をしたい」っていう純粋な気持ちから始まった企画ってことですね。

相葉:僕自身、久しぶりのストレートプレイなんですよ。ちょうど「会話劇でひとつのお芝居を成立させたい」と思っていたタイミングに今回のオファーをいただき「ありがたいな」と思うのと同時に、仲のいい大好きな2人とできるので、本当に嬉しかった!

鯨井:「やりましょう!」って決まったのも、『怜々蒐集譚』の舞台が終わってすぐのタイミングだったもんね。そういう意味では、やりたい事があれば周囲に言っていくのはもちろん、行動力のあるプロデューサーを捕まえるのも大事だなと思いました。

相葉:言うのはタダだから(笑)。今後もどんどん口に出して言ってこう!

鯨井:「2億円欲しい」とか、どんどん言ってこう(笑)。

――(笑)。ところで本作はR15指定作品となりますが、それらも踏まえて改めて作品の世界観や印象についてもうかがえますか?

相葉:もうね、セクシーな相馬圭祐にピッタリの作品じゃないかなと思いました。

鯨井:タイトルも『相馬セクシュアル』でいいんじゃないかって思いました。

相馬:何だよそれ(笑)!でも面白い世界観ですよね。性をテーマに扱いつつも、サスペンスの要素もありつつ、ある意味ホラーでもある・・・。

相葉:難しい題材だけど、すごく考えさせられる作品だと思う。見てくださるお客様が“何”を受け取るのかは分からないけど、最終的に「誰も見たことのないお芝居」を作れたらいいなと思っています。R15的な表現に関しては、「あ、けっこうやるな」「そうか、そうか」みたいな描写もありますね(笑)。

相馬:性的な表現はけっこう多いなっていう感じだよね。

鯨井:「ドキッ!」とする内容ではあるね。俺の役は“そのシーン”はないから余計にドキドキする。

――本作では主人公が女性から男性に、職業も小説家からバンドマンになり、物語の舞台も横浜の街へと変わりました。原作の小説と比べて印象はだいぶ違いますか?

鯨井:確かに、女性の言葉が男性の言葉になって、職業も変わることで受ける印象はだいぶ変わりました。でも、思った以上に会話劇としてフォーカスを当てた作品になるんだろうなと想像しています。

相葉:「バイセクシュアル(=異性・同性にかかわらず性的・肉体的な欲望を抱く)」「ノンセクシュアル(非性愛=他者に恋愛感情は抱くが性的欲求は抱かない)」「アセクシュアル(無性愛=他者に恋愛感情も性的欲求も抱かない)」「ゲイ(=同性愛者)」「ヘテロ(=異性愛者)」とそれぞれの性的指向の人たちが登場するんですけど、耳にあまり馴染みがない単語なので、自分の中で理解して、その中でどうやってキャラクターたちを作り上げるかが大変そうです。そして2役を演じるということで勉強することはたくさんありますが、気心の知れた仲間と一緒なのでコミュニケーションは取りやすいですね。

相馬:今回は、一番自分に近そうだなっていう役をやらないんですよね、僕(笑)。

――それは「あえて」なんでしょうか?

相馬:どうなんでしょう。でも新たな挑戦なので、それはそれで楽しみです。ひとつ心配があるとしたら、僕は人と仲良くなるのに時間がかかる人間なんですよ。初めて共演する人だったりすると、舞台の本番が終わるくらいのタイミングでようやく少し距離が近づく感じです(笑)。

鯨井:まぁ、今回は僕もばっちもいるし、人数も多くないから。男性キャストばかりの中で唯一の女性キャストのさかいかなさんは大変そうだけど、僕は以前同じ事務所だったこともあるので、入りやすい空気を作れれば・・・。みんな同世代(86~87年生まれ)の中で、松村龍之介くんだけ年が離れているんだよね?

相馬:どういう子なんだろう。楽しみだね。

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「Wキャスト」は勝ち負けじゃない、でも競争心がないわけじゃない

――Wキャストで同じ役を演じるとなると、少なからずほかの人の役作りについて意識する部分もあると思います。その点はどうでしょう?

鯨井:「誰々がこうやるから」とか変に意識するより、一緒に役を作り上げていく仲間として稽古で高め合える関係になるんじゃないかな。

相葉:役作りに関しては、相談しながらイメージを共有できる人たちだと思っているから、変に委縮する必要がないし。

相馬:気にならないといえば嘘になるけど、お互いに尊敬の気持ちがあるし、相葉さんも鯨井さんも絶対にステキなお芝居をするのは分かっているから、伸び伸びできそう。Wキャストって聞くと、どうしても「勝ち」「負け」臭がしてくるけど、僕らそういう感じじゃないですからね。

鯨井:そうそう。かといって競争心がないわけではないんだよね。お互いの違いや魅力が分かっているからこそ、「俺はこうやりたい」ってこちらの手の内を全部見せた上で互いに切磋琢磨していきたいです。

相馬:さかいさんや松村くんとも一緒に、ワンチームとしてまとまっていきたいね。

相葉:うん、そうだね!

――最後に、公演を楽しみにしている皆様にメッセージをお願いします。

鯨井:人との関わりが特異な状態の中で、どのようにつながっていくのか、僕ら役者も「どう感じながら演じるか」が問われる作品です。観劇いただく方にも、そこから“何か”を感じていただきたいし、考えるきっかけになってほしいです。あとは単純に、役者が挑戦している姿を楽しく見ていただけたら嬉しいですね。“いい仲間”と“いいお芝居”が出来る喜びを噛みしめながら精一杯演じさせていただきます。皆様も一緒に“いい時間”を共有しましょう。

相葉:ちょっと猟奇的なキャラクターは初挑戦なので演じがいを感じていますし、Wキャストとして、自分で言うのもなんですけどどちらのバージョンも見応えはかなりあるんじゃないかと思います。お客様には「すごい芝居見ちゃった」とか「この感情は何だろう?」とか、何でもいいので感じていただけたらいいですね。

相馬:どの人物に感情移入して観ていただいてもおもしろいと思いますし、抱く感想が重ければ重いほど役者冥利に尽きるのかなと思います。個人的なところでは、横浜は僕の地元なので大好きな役者仲間たちと愛する地元を舞台にした作品に取り組めることがとても嬉しいです。がんばります。

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――ちなみに、相馬さんにとって横浜はどんな街ですか?

鯨井:作品にちなんで“愛”にまつわるエピソードがききたいな。

相馬:学生時代のデートスポットといえば赤レンガやみなとみらいだし、コスモワールドの観覧車に乗ったり・・・。ちなみに別れ話をする時はなぜかいつも桜木町の駅でした(笑)。

相葉:生々しいな、おい(笑)!

相馬:大切な友人のプロポーズの場所もここだし、愛にあふれた街です。神奈川県民にとって“愛の聖地”ですね。

鯨井:なるほど、“セクシュアルの聖地”なんだね(笑)。

――鯨井さん、何でも“セクシュアル”を付ければいいと思ってません・・・?

一同:笑!!!

相馬:でも、本当に様々な「愛」が始まって、悲しい終わりも経験して来た場所なので、そういう意味でも『ノンセクシュアル』という舞台にピッタリですよね。気負わず、いつも通りに、真剣に、真摯に、そして最高の仲間とお芝居が出来ることに幸せを感じながら精一杯演じたいと思います。皆さんもぜひイメージしながら、お楽しみください。

◆公演情報

朗読劇『ノンセクシュアル』(リーディング動画配信)
【公演期間】6月14日(日)・6月16日(月)・6月17日(火)

<♤スペードVer.>
瑛司:相葉裕樹 蒼佑:鯨井康介 侑李:相馬圭祐

<♧クローバーVer.>
瑛司:相馬圭祐 蒼佑:相葉裕樹 侑李:鯨井康介

6月14日(日)14:00回 クローバーVer.
6月14日(日)18:00回  スペードVer.
6月16日(火)14:00回  スペードVer.
6月16日(火)21:00回  クローバー Ver.
6月17日(水)14:00   クローバーVer.
6月17日(水)21:00回 スペードVer.

<配信視聴チケット 全8種類>
1. スペードVer.視聴のみ:4,200円
2.クローバーVer.視聴のみ:4,200円
3.クローバー&スペード 2Ver.視聴のみ:8,200円
4.DVD(非売品:イメージ版、インタビュー版)付 クローバー&スペード 2Ver.視聴  :12,000円
※3・4の2Ver.割引チケットは、同日に両Ver.を見る場合に限定
5.DVD付(非売品:イメージ版)クローバーVer.視聴:6,200円(DVD送付代込)
6.DVD付(非売品:インタビュー版)クローバーVer.)視聴:6,200円(DVD送付代込)
7.DVD付(非売品:イメージ版)スペードVer.:6,200円(DVD送付代込)
8.DVD付(非売品:インタビュー版)スペードVer. :6200円(DVD送付代込)

【チケット発売先】
SPWN:https://event.spwn.jp/account
※アカウント登録(無料)後、下記へアクセスし購入
※すでにSPWNの利用IDを取得されている方は下記から直接購入可能

6月14日(日)分
https://event.spwn.jp/events/200614-nonsexual

6月16日(火)分
https://event.spwn.jp/events/200616-nonsexual

6月17日(水)分
https://event.spwn.jp/events/200617-nonsexual

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