2020年4月3日~4月26日(※中止)
目次
倉本聰が描く日本の家族史!ドラマ『やすらぎの刻~道』の元になった名戯曲
大正十二年、北海道・富良野の小さな開拓小屋で結ばれた、根来公平・しのの夫婦。公平手作りの柾ぶきの小さな「屋根」が、二人を温かく包み込む。二人は公平が兄とも慕う従兄の猟師・鐵平の朴訥な愛情に支えられながら、北国の厳しい開拓時代をたくましく生きる。たくさんの子宝に恵まれた根来一家の一番の倖せは、見晴らしのいい屋根に登って家族揃って歌を唄うこと。
昭和の大戦争の悲劇。戦後の貧困から立ち直り、奇跡の復興を遂げた日本は、その勢いを高度成長につなげ経済大国に昇り詰める。しかし繁栄の陰で犠牲にされたのは、美しい故郷の環境や、家族の絆。
――そしてついに訪れた平成バブルの大崩壊。
どんな時も家族に寄り添い、優しく見守り続ける根来家の「屋根」がそのとき見たのは、家族の倖せの為に働き続ける年老いた公平としのの、丸くなった背中と、泥に汚れたシミだらけの手――。
詳細情報
公演期間 | 富良野公演:2020年4月3日~4月11日 東京公演:2020年4月17日~4月26日 |
劇場 | 富良野公演:富良野演劇工場 東京公演:EXシアター六本木 |
キャスト | 森上千絵 納谷真大 久保隆徳 加藤久雅 水津聡 戸塚祥太 佐藤祐基 ほか |
スタッフ | 作・演出:倉本聰 音楽:倉田信雄・太鼓芸能集団 鼓童 ほか |
公式サイト | https://www.yane2020.jp/ |