【中止】『HIROSHIMA 太田川七つの流れ』

2020年7月10日～7月12日

ロベール・ルパージュによる生と死と再生の一大叙事詩

原爆投下から間もない、1945年 終戦後の広島。米軍から派遣されたカメラマン兵士ルークは、家屋の被害状況調査を行っている。たまたま訪れた家には、原爆被害にあった日本人女性ノゾミがいた。傷ついた自分の顔を撮って欲しいと願うノゾミに戸惑うルーク。幾度かの訪問で心を通わすようになった二人は、男子を授かることになった。

20年後の1965年、ニューヨーク。2人の息子ジェフリーはミュージシャンをめざし渡米、安アパートメントへの入居を決める。そこで運命の出会いが。父ルークの実子、つまり自分の異母兄となるもうひとりのジェフリーがいたのだ。そして二人のジェフリーとその友人たち、それぞれの物語が動き出す…。1970年大阪、1985年アムステルダム、1945年のチェコ＜強制収容所＞、文明と時空が渦を巻きながら、すべての物語は1999年のHIROSHIMAに漂着する。

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