2021年4月2日(金)に、ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇が東京・日本青年館ホールにて開幕した。シリーズ累計100万本を超える大人気ゲーム「薄桜鬼」を原作とした薄ミュ。今回は、主演に梅津瑞樹を迎え、薄ミュ初の「相馬主計 篇」を舞台化する。
原作も新たに「志譚」から演出を務めていた西田大輔が、演出・脚本・作詞まで手掛ける新シリーズ、ミュージカル『薄桜鬼 真改』。本作は、昨年春に上演を予定していたが、コロナ禍の影響で一旦プロジェクトが中止に。約1年の桜が、舞台上で満開に咲き誇った。
白いだんだら羽織をまとった新選組の隊士たちが戦い、舞い、歌い上げる。疾走感あふれるオープニング。新たな「薄ミュ」の始まりを、この時を待ち焦がれていた観客の大きな拍手が彩った。
今作は新選組最後の局長という役目を担った男・相馬主計(梅津)が主人公。相馬は新選組に武士としての理想を求めて入隊。先輩隊士らの背中を追いかけ続け、やがて誠の御旗を託される人物となっていく。
新選組は激動の時代によって次第に追い詰められる立場。歴史的事件に加え、人間離れした力と引き換えに大きな代償を伴う変若水(おちみず)や、ヒロイン・雪村千鶴(松崎莉沙)を狙う鬼の頭領・風間千景(鈴木勝吾)による襲撃も絡み合い、幾度も大きな試練に見舞われる。
彼らの葛藤と苦難が描かれる中で、ひたむきに新選組を信じる相馬の眼差しが輝く。梅津瑞樹はその演技力をもって、相馬の弱さと強さを魅力的に表現している。
さらに千鶴の後輩、という相馬の立場は「薄ミュ」シリーズでは初めて。それ故にこれまでとは違った別の角度からの関係値が描かれており、土方歳三(久保田秀敏)を始めとするキャラクターたちの新たな一面を垣間見ることができる。初登場となる三木三郎(砂川脩弥)も欠かせない存在だ。
美しく切ない、時に懐かしいような旋律を持つ新曲の数々が、それぞれの心情を見事に映し出す。千鶴を演じる松崎莉沙の確かな歌唱力は観るものを惹きつける。
殺陣はもちろん、障子や階段、照明を効果的に使った新演出も実際目にして欲しい。これは、舞い散る花びらと己の信念を貫いた人々の生き様が胸に刻み込まれる物語である。
ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇は、4月4日(日)に東京・日本青年館ホールでの公演を終え、4月8日(木)から4月11日(日)まで兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeにて上演。上演時間は、3時間25分(休憩15分含)を予定。
なお、4月4日(日)17:00公演(東京千秋楽)と、4月11日(日)17:00公演(大千秋楽)の2公演でニコニコ生放送でのライブ・アーカイブ配信が行われる。
【配信ページ】
東京公演:https://live.nicovideo.jp/watch/lv330944969
関西公演:https://live.nicovideo.jp/watch/lv330944982
【販売価格】
通常価格:3,700円(税込)/プレミアム会員:3,100円(税込)
【販売期間】
<ライブ配信(タイムシフト付)>
東京公演:2021年3月28日(日)12:00~4月11日(日)23:59
関西公演:2021年4月4日(日)12:00~4月18日(日)23:59
【アーカイブ配信】
※詳細は後日
【タイムシフト期間(ライブ配信)】
東京公演:ライブ配信終了後~4月12日(月)23:59
関西公演:ライブ配信終了後~4月19日(月)23:59
※タイムシフト視聴回数:各配信1回
DVD&Blu-ray
【発売日】2021年8月18日(水)
【価格】Blu-ray:10,780円(税込)/DVD:9,680円(税込)
【仕様】DISC2枚組(DISC1:本編映像/DISC2:特典映像)
【封入特典】ブックレット
【特典映像】メイキング映像(稽古場、バックステージなど)
【会場限定予約特典】ブロマイド
※公演会場にて配布する「Blu-ray&DVD予約カード」に記載の「ご予約方法」より、特典付き商品掲載ページにアクセスして頂き、予約・購入した方が対象
【予約受付期間】2021年5月9日(日)23:59まで
コメント紹介
◆梅津瑞樹(相馬主計 役)
去年に引き続き、今年も本番を間近にして予期せぬ事態に見舞われましたが、どうにか公演が出来そうです。長い長い間、蕾のままでしたが、ようやく花開く時が来ました。
全編通して、殺陣あり歌あり盛り沢山なのは勿論のこと、動乱の只中でもがき、それでも突き進んでいこうとする登場人物たちの姿が見どころだと思います。そうした中、相馬は道半ばで倒れた者の想いを受け継いでいくこととなるので、一つ一つの想いが託される場面を見せ場にできればと思います。
間も無く、満開の桜の花をお目にかけます。お楽しみに。
◆松崎莉沙(雪村千鶴 役)
1年という月日を経て、無事初日を迎えることができました。遂にこの作品をお届けできるという喜びを胸に、最後の最後桜が散りきるまで、温かく心強いカンパニーの皆さんと共に全力で生きていきます。
見どころは、千鶴の目線から見た、想いを託して果てていく新選組隊士の姿とそれを受け継ぐ新選組最後の局長としての相馬君の背中。それが本当に脳裏に焼き付くので、お客様にも感じていただきたいです。それと舞台に広がる星空がとても素敵で・・・!この物語に欠かせない景色の一つ。本当に美しいです!どうぞお楽しみに。
◆久保田秀敏(土方歳三 役)
この日を迎えられたことを本当に嬉しく思いますし、待っていてくださった皆様、本当にありがとうございます。ミュージカル『薄桜鬼』の新シリーズ“真改”。我々も誠(真)を改めて挑みます。
「相馬主計 篇」と銘打っていますが、登場人物の一人ひとりに濃密なドラマがあり、その意味では全員が主役でもあります。各々の細かい心情の描写、一挙手一投足をお見逃しなく。
◆砂川脩弥(三木三郎 役)
この素晴らしい舞台の上に立てることを嬉しく思います。その分、緊張もありますが……。ずっと待っていてくださった方、初めてご覧になる方、配信で見る方等、お客様にもこの舞台に様々な想いがあると思います。とにかくいっぱい楽しんで、皆さんの思い出に残る作品になると嬉しいです。
見どころはたくさんあるのですが、ミュージカル『薄桜鬼』ならではの歌中の殺陣や、それぞれの役の生き様に注目して欲しいです。共演者の皆さんも、役に対して情熱を持っていますし、良い作品を届けたいというカンパニーの熱い想いや団結力もあります。そこも見どころの一つだと思います。
◆鈴木勝吾(風間千景 役)
一年という期間を経て、そして僕は新しいミュージカル『薄桜鬼』を体験して、皆さんにも新しい西田大輔氏がつくるミュージカル『薄桜鬼』を見届けてもらえたら幸いです。
見どころは相馬主計の生き様です。一択。あえて言えば新しい楽曲や新演出、完全新作であること。光が美しく、そこで生きる俳優がどうあるべきかを知れる作品だと思います。相馬主計が憧れた新選組もまたとてもかっこよく描かれています。とあるシーンは何回見ても泣ける。相馬主計がどう生きたのか、何に心動かされたのかを各ナンバーで皆様に届けることができたら嬉しいです。
ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇 公演情報
上演スケジュール
【東京公演】2021年4月2日(金)~4月4日(日) 日本青年館ホール
【兵庫公演】2021年4月8日(木)~4月11日(日) AiiA 2.5 Theater Kobe
スタッフ・キャスト
【原作】オトメイト(アイディアファクトリー・デザインファクトリー)
【演出・脚本・作詞】西田大輔
【殺陣】六本木康弘
【振付】MAMORU
【出演】
相馬主計:梅津瑞樹 雪村千鶴:松崎莉沙/
土方歳三:久保田秀敏 沖田総司:菊池修司 斎藤一:大海将一郎 藤堂平助:樋口裕太 原田左之助:川上将大 永倉新八:小池亮介 山南敬助:輝馬 山崎烝:椎名鯛造 三木三郎:砂川脩弥 野村利三郎:園村将司 近藤勇:井俣太良/
天霧九寿:横山真史 不知火匡:末野卓磨 雪村綱道:川本裕之/
風間千景:鈴木勝吾
<アンサンブル>
佐藤佑樹 坂本和基 来夢 榮桃太郎 藤希宙 徳留達也 工藤純一朗 伊藤智則
【公式サイト】https://www.marv.jp/special/m-hakuoki/
【公式ブログ】http://m-hakuoki.jugem.jp/
【公式Twitter】@m_hakuoki
(C) アイディアファクトリー・デザインファクトリー/ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会