2.5次元俳優として活躍する丘山晴己と鳥越裕貴のユニット「WINWIN」が、2020年11月29日(日)にサンリオピューロランドにて「WINWIN ファーストライブ -ビタミン投入祭- チキュウノミナサマハッピー細胞パーティー」を開催した。最高なハッピーと元気を届けてくれた2人のファーストライブ(1部)の模様をレポートする。なお、本ライブは有観客で行われたほか、イープラス「Streaming+」にて両部とも配信された(アーカイブあり)。
WINWINは、「元気のない地球・日本にビタミンを注入するためにやってきたハッピービタミン・アイドル」として2019年秋に結成。333年に一度、地球から姿を見ることができる星・・・WINWIN星から負のエネルギーに飲み込まれてゆく地球を救うべく送り込まれた2人のスーパーエージェント。ゴールデンサンシャイン(丘山晴己ことはるちゃん)とルビー・ザ・ファイヤー(鳥越裕貴こと鳥ちゃん)は、各地でハッピーを振りまいてきた。
そしてついにこぎ着けた記念すべきファーストライブ。イベント開始前には(WINWINのキャラクターで黒子が操作する)ウィンピーたちが登場。新型コロナウイルス感染症対策として、会場では鑑賞中もマスク着用・大きな声での発生は控えるようにアナウンスされていたが、ウィンピーたちのにぎやかな前説で会場はライブを楽しむ空気でいっぱいになった。
「はっじまーるよー!」の掛け声と共に「チキュウノミナサマオジャマシマス VITAMIN REMIX」のリズムに乗って現れたはるちゃんと鳥ちゃん。ギラギラの大きなサングラスと、おなじみとなった黄色と赤のド派手な衣裳を照明が妖しく照らし出す。
そのまま、デビューシングルとなった「WINWINマーチ ~チキュウノミナサマオジャマシマス〜」も披露。「チョッパッペー!」という耳に残る不思議な歌詞で、サンリオピューロランドを一気にWINWIN色に染めた。
「すごいよはじまっちゃったよ~!」と興奮気味のはるちゃんに、「今初めて本気でやってぜーぜーだよ・・・」と本音を漏らす鳥ちゃん。「WINWINマーチ」では、リリースイベント時には客席からも声を出し盛り上がっていたが、この日はコール&レスポンスができない。しかし、「ビタミンちゃん(WINWINファンの総称)たちのパワー、声を出さなくてもすごいよ!」と、盛り上がる気持ちはしっかりステージに届いていたようだ。
何よりも予測不能なフリーダムさが持ち味のWINWIN。ここで、はるちゃんが「鳥ちゃん、一つ告白します!すっごい暑い!!」と訴えた。WINWIN星特製の衣裳はかわいいが、サウナスーツのよう・・・という切実な訴えの中、突然、黒子が幕とかごを持ってステージ上に現れた。
なんと、幕の裏で2人は新衣裳にステージ上で着替えするというのだ。「ほんとに?今、令和だよ?」という鳥ちゃんだったが、早速、舞台上で生着替えを開始。ちなみに、リハーサル時に着替えもやってみるか?とWINWIN星政府(スタッフ)から問われたものの、従わなかったという2人。やってみると結構時間がかかったため、「大人の言うことは聞かないといけないね・・・」とちょっぴり反省していた。
初お披露目となった新衣裳は、鳥ちゃん曰く「夏のサマーなソニックにもいけるよ!」という涼し気なデザイン。はるちゃんは膝がメッシュでスケスケ(はるちゃん曰く無重力)、鳥ちゃんは生足全開なハイアップなパンツスタイルに変身した。
話は、11月23日(月・祝)にリリースされたデジタルEP「チキュウノミナサマ配信デス」の話題へ。会場に集ったファンに感想を聞きながら、鳥ちゃんは「後輩に、ふざけているんですか?って聞かれたんだけど、違います。楽しんでいるんですよ!」とWINWINポリシーを説く。また、デイリーランキングで上位にランクインしたことも喜んでいた。
早速、収録曲を歌うのかと思いきや、なんとここで新曲「DANCE IN THE GALAXXXY!!!」を初披露!ノリのいいビートからワルツ調になったり、「Come on Say WowWow!! Come on Say WINWIN!!」と客席を煽ったりと、声を出してWINWINと一緒に盛り上がれる日が待ち遠しい音楽がまた1つ増えた。そして、お待ちかねのデジタルEP収録曲「December」では、何故か間奏中にテーブルが持ち込まれ、鳥ちゃんがテーブルクロス引きに挑戦することに。果たして結果は・・・。
「新曲、素敵じゃないですか?」とゴキゲンなはるちゃん。「音楽聞きながらお片付けしてたら、踊ってますよ!」というはるちゃんに、鳥ちゃんは「それは散らかしてますね」とツッコむことを忘れない。ちなみに「DANCE IN THE GALAXXXY!!!」はできたてほやほやだったそう。
脱線トークが止まらない2人だったが、ここでゲストを呼び込むことに。「かわいすぎて!僕らほったらかしにされる」「かわいすぎて何を話していいか分からない」と呼び込まれたポムポムプリンとポチャッコ。WINWINに合わせたコーディネートだと気づいた2人は「僕たちに合わせてくれたの?」と大はしゃぎ。デジタルEP収録曲の1つ、「ビタミナイズでチョッパッペー」を1コーラス一緒に歌うこととなったが、ポムポムプリンとポチャッコが完璧すぎて、大興奮の2人だった。
去り際までかわいいポムポムプリンとポチャッコを見送ったのち、2人に突然、黒子から小さなマイクが手渡された(たぶんラムネ入りのおもちゃ)。それを握りしめ、デジタルEPにも収録曲されているバラード曲「大宇宙の小さな奇跡」を、舞台に寝っ転がったり、ウエストポーチから金テープを撒いたりしながら熱唱する。さらに、故郷への哀愁を歌った新曲「月影哀歌」を、小芝居を交えながら歌い上げた。
気づけば、残りは1曲。「やだ、寂しい~」とはるちゃん。「はるちゃんがボケたくなる時、目線で分かるようになってきたよ(笑)」という鳥ちゃんの制止を振り切り、しばし自由なトークを繰り広げたのち、これまた新曲「ウィンピーのピー!たべたらハッピー!」へ。タイトルと歌詞と曲調がまったく合っていないかっこ良さに、2人の肩に乗っていたウィンピーもついに踊りだした。
アンコールでは、会場で販売されていた様々なグッズを身に着け、テレビショッピングのようなトークを繰り広げた2人。その合間には「ライブとかイベント、続けたいね」「WINWINに来たら、ぴゃー!って叫んで声を枯らしてなんぼだからね」と、コロナ禍を脱した未来への希望も垣間見せた。
壮大な夢を語りながら、「最初はふざけてる!って思うかもしれないけど、こんなにぶっ飛んだグループいないでしょ。僕ら来年も羽ばたきますので応援してね」と、デジタルEPでついに音源化された「ピタミナイズでチョッパッペー」でビタミンちゃんたちの細胞の隅々までWINWINを投入。2人は名残惜しそうにゆっくりと舞台を去り、姿が見えなくなるギリギリの瞬間までファーストライブを楽しみ尽くしていた。
「WINWIN ファーストライブ -ビタミン投入祭- チキュウノミナサマハッピー細胞パーティー」は、12月6日(日)までアーカイブ配信中。
(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 1号)
配信リリース情報
1st Digital EP「チキュウノミナサマ配信デス」
【収録曲】
1.ビタミナイズでチョッパッペー
2.December
3.大宇宙の小さな奇跡
※各サブスクリプション/ダウンロードストアにて配信
【ライブ情報】
WINWIN ファーストライブ
-ビタミン投入祭- チキュウノミナサマハッピー細胞パーティー
2020年11月29日(日)
14:00公演/16:30公演(全2公演)
【出演】
WINWIN(丘山晴己、鳥越裕貴)
キャラクター:ポチャッコ ポムポムプリン
【配信チケット】2,000円(税込)※1週間のアーカイブ付
【視聴可能期間】各公演開始~12月6日(日)23:59まで
【購入ページ】https://eplus.jp/sf/detail/3326520002
【発売期間】12月6日(日)17:50まで
【WINWIN公式サイト】http://winwin333.jp
【WINWIN Twitter】@winwin_staff333
【WINWIN Instagram】winwin_staff333
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