ミュージカル『薄桜鬼』の新作が、2020年4月に上演されることが決定した。タイトルは、ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計(そうまかずえ)篇。2018年から「志譚」を手掛けてきた西田大輔が、原作となっているゲーム「薄桜鬼」の「薄桜鬼 真改」を原作に、薄ミュを新章へと突入させる。
発表にあたり、原作のオトメイト「薄桜鬼」総合プロデューサーの藤澤経清と西田より、コメントが届いた。
◆藤澤経清(原作 オトメイト「薄桜鬼」総合プロデューサー)
ミュージカル『薄桜鬼』は2012年の「斎藤一 篇」から始まり、その後は6人の攻略対象やLIVEなどを重ねながら12公演が行われてきました。僕にとって『薄桜鬼』とミュージカルの融合である「薄ミュ」は、自分では想像できなかったとても素敵な作品で、とても思い出深いものです。そんな中で今回連絡をいただいたのは、2015年にリメイクした「薄桜鬼 真改」の新キャラ相馬主計でした。「薄ミュ」で旧来の攻略キャラ6人が公演されてきたところに今回の真改のキャラを選んでいただき、ついに「薄桜鬼 真改」のキャラもミュージカルになるのか、と嬉しい気持ちが込み上がりました。
相馬主計は「薄桜鬼 真改」で新キャラを追加する時に、真っ先に決まったキャラです。新選組への入隊はほかのキャラより遅いのですが、史実では土方歳三と共に箱館まで行き、新選組最後の局長として戦の最後を迎えたと言われています。新選組と主人公を最後まで見届ける役割を持った相馬主計の物語を、ぜひミュージカルで楽しんでいただければと思います。
◆西田大輔(演出・脚本)
「元号が変わった――明治という時代が始まった」。
薄桜鬼の世界の中で、千鶴が語った言葉のように、「令和」という時代が始まりました。
長く守り続け、愛されてきたものを一度置く、という行為は、とても勇気がいるものだと思います。
ですがその代わりに、新しいものを創る時は、それに負けないエネルギーを産むような気がするのです。
長く、舞台のジャンルでも愛されてきた「薄桜鬼」だからこそ、一度。
もう一度、このゲームから始まった世界を、考え直し、一から真摯に創ってみたいと、心から思っています。
「令和」から「真改」を携え、舞台の「薄桜鬼」が、生まれ変わる。
その言葉を胸に、全力で向かいたいと思っています。
始まりは、相馬主計に託します。
「真改」の意味を携えた、新選組・最期の局長です。
新しい物語の始まりにふさわしい男だと、思っています。
ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇は、東京・大阪での上演を予定。出演者などの詳細は、続報を待とう。
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