7月26日 (金) 東京・新宿村LIVEにてGEKIIKE 本公演第10回『光芒のマスカレード -月光仮面異聞-』が開幕した。本作は、昭和30年代に当時の子どもを熱狂させ、今日のヒーローの元祖とも言われるテレビヒーロー番組『月光仮面』(川内康範 )を初の舞台として蘇らせた作品。
キャストには鷲尾修斗、伊阪達也、秋沢健太朗、成松慶彦、山沖勇輝、原野正章、山口侑佑、松本唯(TEAM-ODAC)、堀田怜央、久野木貴士、武内恭彦、松村凌太郎、山根理輝、大林ちえり、櫻木優羽夏、毛利光汰、二宮禎祥、有沢優兎、そして樋口夢祈が名を連ねている。
【あらすじ】
時は大正時代。
華やかりし帝都ではあったが、煌びやかな光の裏には必ず暗い影もある。様々な悪事を働く者たちに人々の生活は脅かされていた。
力なき人々のため、疾風のように現れ悪者を退治し疾風のように去っていく謎の人物があった。その名を月光仮面。決して悪人を殺さず改心させるその姿に人々は喝さいを送っていた。
しかし、悪人に対し甘いと考える者がいた。人々を明るく照らす月光仮面に対し、その黒い姿と思想から人々は深い闇をたたえる新月に倣い、新月仮面と呼んだ。
二つの正義が行きつく先は・・・?
本作ではヒーローとして月光仮面(鷲尾)と、舞台オリジナルキャラクターである”新月仮面”(伊阪)が登場。二人とも正義の味方であることには間違いないが、悪に対しては異なる観念で立ち向かっており、相対するこの二人が互いのヒーロー像を引き立たせていく。
作品のスパイスとなるのが、正義を掲げる謎のグループ「救世党」。政治家である神代(成松)とも接触を図る彼らは、その名の通りこの世を救う存在なのか、東雲(樋口)を筆頭に、不思議な能力を持った紅蓮(秋沢)らの動きにご注目。
歌、ダンス、そしてパフォーマンスで我々の目と耳を楽しませてくれるのは、桐生(山沖)らによる月ノ輪サーカス。華麗なアクロバット技や、カラフルなお手玉が宙を舞うジャグリングなど、次から次へと観客を楽しませてくれる。
今もなお正義の味方の代名詞として存在し続けている月光仮面。このヒーローは、令和時代を生きる我々に、どんな正義の形を見せてくれるのか。ぜひ劇場でその姿を見届けて欲しい。
GEKIIKE 本公演第10回『光芒のマスカレード -月光仮面異聞-』は8月12日(月・祝)まで東京・新宿村LIVEにて上演。
【公式サイト】http://g-g.tokyo/
(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)