世田谷パブリックシアターによる、若い才能の発掘と育成のための事業「シアタートラムネクスト・ジェネレーション」の第12回に、「悪い芝居」が選出された。本企画では、1年に一度、公募により選ばれた団体にシアタートラムでの上演機会を提供、劇場としてサポートを行う。
これまで「快快」「FUKAIPRODUCE羽衣」「てがみ座」「スズキ拓朗」「開幕ペナントレース」「泥棒対策ライト」「to R mansion」などが、本企画の対象に選ばれてきた。
「悪い芝居」は2004年12月に旗揚げ。作・演出の山崎彬を中心に京都を拠点としてきたが、現在は活動拠点を東京に移し創作活動を行っている。ぼんやりとした鬱憤から始まる発想を、刺激的な言葉と狂信めいた身体と幻惑かつ耳鳴りじみた心地よい音楽に乗せて勢いよく噴出し、劇世界と現実世界の距離を自在に操作する、観客の想像力を信じ切った作風が特徴。「現在でしか、自分たちでしか、この場所でしか表現できないこと」を芯に据え、中毒性の高い作品を発表し続けている。団体名の由来は「悪いけど、芝居させてください。」の略。
シアタートラムネクスト・ジェネレーションvol.12は、2019年12月に東京・シアタートラムにて上演される。
【劇場HP】http://setagaya-pt.jp/