ミュージカル『Red Hot and COLE』開幕！屋良朝幸「最高の振り付けで踊る嬉しさ」

2019年3月1日2024年7月23日

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2019年3月1日（金）に東京・博品館劇場にてミュージカル『Red Hot and COLE』が開幕した。初日前にはフォトコールと囲み会見が行われ、主演の屋良朝幸と彩吹真央、鈴木壮麻が登壇し意気込みを語った。

本作はブロードウェイで活躍し、アメリカのポピュラー音楽史に多大なる足跡を残したソングライターと、その名曲をたっぷり紹介するシリーズ「ブロードウェイ・ショウケース」の第3弾。

主人公となるのは「ビギン・ザ・ビギン」「エニシング・ゴーズ」などで知られる作詞作曲家コール・ポーター（1891年～1964年）。名家に生まれ、10代でフランスやスイスを豪遊したポーターは、洗練されウィットに富んだ楽曲を得意とし、今もなおその楽曲は様々な歌手によって歌い継がれている。

出演はポーター役の屋良、彩吹、鈴木のほか矢田悠祐、吉沢梨絵、彩乃かなみ、木内健人、真瀬はるからが名を連ねている。

フォトコールでは「Night and Day」「I’m a Gigolo」「Ridin’High & Red, Hot and Blue（Medley）」の3曲が披露された。曲中に見事な歌声と、新たな挑戦となるコンテンポラリーダンスを披露した屋良は「ポーターの作る音楽は僕にとっては難しいメロディで、歌い上げるのに苦戦しました。ですが試行錯誤していくうちに、そのメロディや歌詞を通して彼の性格を自分の中に落とし込んでいくことができました。最高の振り付けで踊れることも嬉しいですし、本番が楽しみです」と笑顔を見せた。

屋良の演じるコールについて彩吹は「私の中のコール・ポーターは屋良っちしかいない」と称賛。「ポーターの魅力を舞台上で言うシーンがあるのですが、そこでは屋良っちを通してポーターに捧げているという気持ちです」と屋良の役作りの深さを話した。

『Red Hot and COLE』では、ポーターが愛したパーティーを舞台に、彼と愛妻リンダの不思議な関係や、その数奇な人生が描かれるが、屋良以外のキャストは一人何役もこなし、歌と踊りで全編を彩る。これについて鈴木は「主軸に屋良君を置いて、我々が何役も演じつつ彼の生きた時代を具現化していくのですが、主役として芯がぶれない屋良君がいてくれることで、とてもやりがいを感じています」と説明。屋良も「僕はポーターの一点張りですが（笑）皆さんから出てくるキャラクターが全部違いますし、演技の引き出しがすごいです。そこも見どころですね」と付け加えた。

注目シーンの一つとなるダンスの振り付けを担当したのは加賀谷一肇。彩吹は屋良のダンスについて「振り付けをそばで見ていた時に、屋良っちがすごくスイッチが入ったな、と感じて。その踊りを喜びながら踊っているのが伝わってきました」と太鼓判。鈴木も「一小節一小節に魂を込めながら振り付けして、踊って･･･。その姿は周りから見ていて、わくわくする瞬間でした」と頷いた。