2019年3月に、NODA・MAP『贋作 桜の森の満開の下』がWOWOWで放送されることが決定した。本作は、野田秀樹が敬愛する小説家・坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を下敷きにし、国造りの物語を入れ込んだ壮大な作品として、1989年に初演。伝説的舞台として語り継がれ、これまで1992年版、2001年版、そして2017年に「八月納涼歌舞伎」で『野田版 桜の森の満開の下』として歌舞伎化されている。
今回放送されるのは、2018年9月から10月にかけて上演されたもの。東京、フランス・パリ(「ジャポニスム 2018:響きあう魂」公式企画として)、大阪、福岡、再び東京で上演され、11月25日(日)に大千秋楽を迎えたばかり。
初演で野田本人が演じた耳男役に妻夫木聡、ヒロイン夜長姫役に2001年版でも同役を演じた深津絵里を迎えた。そして、オオアマ役には宝塚退団以降初めての男役となった天海祐希。マナコ役に古田新太、鬼役に秋山菜津子、大倉孝二、藤井隆、池田成志。ヒダの王家には銀粉蝶、村岡希美、そしてNODA・MAP初参加となった門脇麦。
なお、今回の放送は4Kで収録されたものとなる。放送日時などの詳細は、後日発表とのこと。